撮影&文:三毛ランジェロ
仔猫たちはの体が回復してきました。
そうなると活動は次の段階に移っていきます。
新しい飼い主さんをみつけて、その方にそこに譲渡するのです。猫にとってみれば、家族ができるということ。捨て猫が、保護猫になって、飼い猫になるわけです。
ただ新しい飼い主さんに、引き渡せばいいというものではありません。人慣れさせることと、ある程度までのしつけが必要です。
飼いやすい状態にしてあげることが、猫にとっての幸せに繋がるのです。
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■2017年10月27日
「この箱狭いよ~」
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年10月27日
なかなか5匹が箱に収まっている写真が取れません。それだけこの子達が大きくなってきたから?寒さも増して(トイレの)洗面台の下が我が家で一番暖かい部屋になってます。他の場所も開かないのでお引っ越しができません。まだ目が可哀相な子もいるので何とかしなくてはなりません pic.twitter.com/3CI4dMVX8g
■2017年10月28日
■この日、1度目のツイート
「病院やだ~」
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年10月28日
この子達の不安な顔色を見ながら病院行って来ました。ぼぼ毎日、時には日に2-3回足を運ぶので2つの病院と仲良くさせて頂いています。今日はエイズと白血病の検査で皆大丈夫でした。コクシも駆除できて、1匹だけ瓜実条虫がいたぐらい、あとは目の状態を治すだけになりました。 pic.twitter.com/Pz2MnVY2TX
【読者のコメント】(概要)
仔猫たちを検査のために動物病院に連れて行ったのですが、検査結果は良好。ここからリツイートがまた多くなってきました。
■この日、2度目のツイート
「いっただきま~す。」
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年10月28日
食事もカリカリだけにして、仲良くちゃんと食べれるようになりました。小さい時は病気の伝染を考えて紙皿を使って捨てています。もうすぐ里親募集を始められる子もいるので、最後の躾の仕上げをしていきます。また愛着が湧いて皆うちの子にしたくなる前に募集をしないとね。 pic.twitter.com/uwHOKIagdO
【読者のコメント】(概要)
このツイートで初めて”里親”について触れています。リツイートの数が多いのは、読者の方々が、里親を見つけることにも、協力をしてくれるという意思表示なのかもしれません。
■2017年10月29日
■この日、1度目のツイート
今日はお引っ越ししました。
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年10月29日
お部屋がやっと開いたので、寒いトイレから保護部屋へ移動しました。本来は応接室のはずですが人より犬猫のお客様が多く優先度が高い為に、ずっと保護部屋になっています。今はこの子達5匹だけですが相部屋になる事も多々あり、犬猫など組み合わせにいつも困ります。 pic.twitter.com/eEFcGw9zC8
【読者のコメント】(概要)
里親募集についての質問が始まります。保護活動が次の段階にはいりつつあるということです。
【回答】
これから状態を見て、里親募集をかけます。おそらく、ペットのおうちかネコジルシになります。ツイッターでもその時にツイートします。
三毛ランジェロ
■この日、2度目のツイート
今日、ある方から素晴らしいハロウィンプレゼントを頂きました。
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年10月29日
なぜか一番反応したのは長女ステラちゃん。何としても箱に入りたくてしょうが無く、最後にはご満足。
その隙に中身は、お引っ越しをしたばかりの可愛い5匹の元へ「ごちそうさま。おいしかったよ」
ステラは箱の中身を知りません。 pic.twitter.com/xJO6S2qdV7
【読者のコメント】(概要)
5匹に届いたプレゼント。幸せな瞬間です。
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ここまでで僅かに12日。
動物の生命力の強さには驚かされます。
生命力と同時に感心するのが、可哀そうな過去のことは、すっかり忘れてしまったような仕草――
こっやって仔猫たちは、逞しく自分の幸せをつかみ取っていくのです。
ただ、本当に幸せにしてあげられるかは、これからの活動に掛かっています。ここからが保護活動の、本当の正念場と言えます。
多くの保護活動が行き詰ってしまうことが多いのは、この先にある壁を乗り越えられるかどうかということです。
さて、どうなっていくのか。
――つづく――
文:三毛ランジェロ
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この連載の1話目です――
猫を拾う記事です
”猫を拾う”をテーマとしたエッセイ、まとめ読み
突然車の前に飛び出してきた猫
猫未経験なのに、子猫を拾ってしまった