猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

それからのこと。これからのこと ~虹の橋の猫(エピローグ)~

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虹の橋の猫 ―エピローグ―
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イラスト&文:水玉猫
 

虹の橋へと旅立った雉白(きじしろ)もようの猫から、地上への道の途中、たくさんの思い出を引き継いだ仔猫――

今は、どうしているのでしょう。

あの子は、地上に生まれて間もなく、母猫から引き離され、捨て猫になってしまいました。

でも、すぐに、雉白もようの猫の飼い主だった人に出会うことができました。
雉白もようの猫のおかあさんだった人が、仔猫のおかあさんになってくれたのです。

仔猫は、今ではすっかり大きくなり、虹の橋に行った猫の弟として、幸せに暮らしています。

窓の外には、雨上がりの虹が架かっていました。
隣の部屋では、おかあさんが歌っています。

「ニャア」
弟猫は窓から離れ、急いで、おかあさんのところに行きました。

おかあさんは走ってきた猫を見て、笑いました。
「プーちゃんも、おにいちゃんとおんなじ、この歌が、本当に好きなのね」
おかあさんがまた歌いだすと、弟猫も尻尾で拍子をとりながら、ミーミーと歌いはじめました。

弟猫は歌いながら、いつか自分も虹の橋へ旅立つ時が来たら、この幸せな思い出を誰かに渡そうと、思うのです。

そして、虹の橋に着いたら、兄さん猫といっしょに、この歌を歌おうと思うのでした。 

 

――虹の橋の猫(エピローグ)・おしまい――

作:水玉猫
 ▶水玉猫:猫の作品
 

――あとがきへ――

――前話――

まとめ読み|虹の橋の猫 ②
この記事は、下記のまとめ読みでも読むことが出来ます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――第2章のはじまり(第8話)です――

――この物語の第1話です――

 保護猫のお話です

活動家に保護された猫、夕(ユウ)。
幸せに暮らしていた夕は、ある日リンパ腫の診断をうけてしまいました。

家族の引っ越しで置き去りにされたクララは、野良猫の茶太郎と出会います。
やがて一緒に保護された2匹ですが――

 虹の橋の記事です

良く知られた虹の橋。しかし意外に知られていないことがあります。

 出典:

本作品は、下記のオリジナル版を作者の水玉猫さんと共に改稿したものです。

――オリジナル版、虹の橋の猫はこちらです――

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