311、あの日、私と愛犬は(その3)
自宅火災の体験から考えるペットの避難
最近日本全国で、地震や台風による風水害など、自然災害が頻発しています。
本記事は、実際に被災地で何が起きたのかを知ることで、いざというときの心の準備するためのものです。非常時の心得は、平常時でないと行えないものです。災害時にペットを守るために、ぜひ読んでみてください。
突然の自然災害が心配|避難勧告、避難指示が出た場合にどうするか?|いざという時に、私はペットを守れるだろうか?|事前に出来る準備は無いのか?|体験した方の話が聞きたい
311、あの日我が家では
東日本大震災から8年がたちました。 2011年3月11日、あの日我が家では――
あの頃、我が家は決して平穏とはいえない災いが続いてました。
2009年は火災、2010年には母が脳腫瘍で倒れ、手術前の造影検査中の脳梗塞、退院後も年明けに後遺症による発作で再度入院と、災難続きです。
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母が倒れてから、私は仕事のシフトを早番に代えてもらい、帰宅した午後は、父と一緒に毎日母の面会に行っていました。 ”あの時”も、いつもと同じように洗濯物を取り込んで、母の着替えの用意を済ませていました。
「病院に行ってくるね」
私が自分の部屋で、alexにおやつをあげていたときのことです。
激しい揺れが襲ってきました。