猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

【ミルクボランティア】あなたは運命の子なの? ~凪がうちにくるまで(後編)~

もう一度、うちの子がうちにくるまで(猫)|No.2 - 2
うちの子がうちにくるまで_猫

撮影&文|Rinyan
 
今日のお話は

保護した子猫は、毎日大きくなっていきます。
早く里親を探してあげなければと、作者は思いました。
しかしそれは、難航しました。
子猫はめちゃくちゃに可愛いくて――
「我が家で飼うのが運命なのかもしれない」
しかし、ようやく癒えかけたペットロスの蓋が開くことが恐い作者でした。

こんな方に:
今、ペットロスの最中である|苦しくて仕方がない|新しい猫を迎える勇気がない|次の子を迎えた方の心境は?|経験者のお話を聞いてみたい
 

さて、息子が連れてきた子猫へのケアを始めた私たちです。

ここからは何を置いてもノミ取り作業です。
野良ちゃんの子猫は、毎回毎回ノミの数が凄いのです!

しかし、我が家の他の猫に付いてしまったら大変になりますから、この作業が終わるまでは何も出来ません。ノミ取りをしてると、子猫は不安なのか『ピィピィ』か細く鳴きました。その都度「怖くないよー」「ここは安心して大丈夫なんだよー」と優しく声を掛け、撫でながら夫婦でノミ取りを続けました。

お迎えした時間が夜12時を回った頃でしたが、その作業が終わる頃にはもう1時を過ぎていました。

 

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【その頃はひどいペットロスでした】突然の別れと突然の出会い ~凪がうちにくるまで(前編)~

もう一度、うちの子がうちにくるまで(猫)|No.2 - 1
うちの子がうちにくるまで_猫

撮影&文|Rinyan
 
今日のお話は

子猫の凪(なぎ)を迎えた頃、作者はひどいペットロスの中にいました。
作者にとって特別だった猫、わはにゃを、1歳の若さで亡くしていたからです。
リンパ腫で余命宣告をうけたわはにやは、奇跡の回復を見せますが、その喜びも束の間で、すぐに別の病気を発症してしまったのです。
家族が帰ってくる夜まで、涙に暮れる日々。
そんなとき、家族に一本の電話がありました。

こんな方に:
今、ペットロスの最中である|苦しくて仕方がない|新しい猫を迎える勇気がない|次の子を迎えた方の心境は?|経験者のお話を聞いてみたい
 

我が家は猫の多頭飼いをしています。
総勢4匹の猫達です。今日はその4匹の中でも一番若くて、最近迎えたばかりの凪(なぎ)のお話をしようと思います。

まずは4匹のご紹介です。11歳キキ♂ &ララ♀ を筆頭に、6歳フォート♂、そしてまだ子猫の凪です。本当ならばここにもう1匹、2歳半を迎える、わはにゃ♀ がいたはずなのですが、わはにゃ今年2019年の5月14日に、2歳19日でこの世を去ってしまいました。

 

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【保護|ブログ】ねこさん、四階から飛びました ~ねこさん、増えました(11話)~【保護猫の多頭飼い】

犬派の僕が猫の多頭飼いを始めた理由
犬派の僕が猫の多頭飼いを始めた理由

撮影&文|紫藤 咲
 
この作品は

ブログタイプのエッセイ作品で、面白いことが起きた時だけの不定期更新となります。
どうぞお楽しみください。

こんな方に:
猫の多頭飼いをしてみたい|多頭飼いは初めてだけれど、大丈夫だろうか?|経験者の体験談を読んでみたい

ライの大怪我

ぼくの心配事を書く前に話しておかなければならないことがある。
ライが大怪我をしてしまったときの話だ。

誰もがそうだと思うけれど、毎日なんとなく過ごしていると忘れてしまうものがある。今、この時間がどれだけしあわせで、どんなにすばらしいものであるのか――ということだ。

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【君に会えてよかった】家族になったよ Vol.1 ~猫って飼い主を選ぶんだって~

家族になったよ(猫版) Vol.1
家族になったよ_猫

ご参加募集中です 
『家族になったよ』

新しく我が家に迎えた愛猫を、皆さんにご紹介するアルバムページです。
幼猫で迎えたニャンコだけでなく、歳をとってから迎えたニャンコも、保護猫で生年月日不明でもOKです。お迎えになった日(うちの子記念日)を教えてください。

ご応募方法は、本記事の下の方にあります。
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ぼくはやがて白になる ~ペットとの別れ、失くしていくもの、失くさないもの~

大切なあなたとの別れに想う
飼い主との別れに猫が思うこと

作|紫藤 咲
 

だれか大切なひとを失うと、ひとつ、またひとつ、白色に近づいていくんだって。
そんな話をしてくれたのはおばあちゃんだった気がする。
とても昔のことだから、ぼくの記憶が正しいのかはわからない。
だけどね、その話のことはよく覚えてるんだ。

 

まずね。声が思い出せなくなっていくんだって。
不思議だね。
亡くなる直前まで残るのは聴覚なのに、忘れてしまうのは声の記憶だっていうんだから。
ぼくの声を聞くと、いつも「どうしたの?」って聞いてくれたよね。
「いつも一緒にいるから」って、ぼくを抱きしめてくれたよね。
ぼくはきっと最期の最期。
この世から旅立つ一秒前まで、ずっとあなたの声を聞いていたいなって思うから。
胸に刻むから。
だからお願い。
ぼくの声、どうか忘れないでほしいなって思ってる。

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【まとめ】犬派の僕が猫と暮らす理由 ⑧ ~ひとつの命を感じること(2/2)~

ひとつの命を感じること(2/2):38話~43話
犬派の僕が猫と暮らす理由

Review
カテゴリー:エッセイ
作者:紫藤 咲

ある日、ぼくはねこさんを拾った。
今までねこを飼ったことがない、ねこ素人のぼくが始めるねこさんとの暮らしは山あり、谷ありで……
生きることを諦めたねこさんと、ぼくの物語。
ねこを飼ったことがない人にも、ある人にも興味を持っていただければと思いつつ。
――紫藤 咲――

まとめ読み⑧は、第4クール目 ~ひとつの命を感じること~ の後半。
あの弱り切って瀕死の状態だったねこさんが、奇跡の回復を遂げた。
待望の仮退院を迎え、そして本当に退院。
目の前には、遊んでほしくて、元気に暴れまわるねこさん。
――ねこは、拾ってくれる人をちゃんと自分で選んで出てるという。
それが本当ならば――、ねこさんがぼくを選んでくれたというのならば――
ぼくも精いっぱいがんばろう。至らない飼い主であるけれど。
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【保護|ブログ】来るべくして来た子たち ~ねこさん、増えました(10話)~【保護猫の多頭飼い】

犬派の僕が猫の多頭飼いを始めた理由
犬派の僕が猫の多頭飼いを始めた理由

撮影&文|紫藤 咲
 
この作品は

ブログタイプのエッセイ作品で、面白いことが起きた時だけの不定期更新となります。
どうぞお楽しみください。

こんな方に:
猫の多頭飼いをしてみたい|多頭飼いは初めてだけれど、大丈夫だろうか?|経験者の体験談を読んでみたい

ゼロ距離での接触

ちびーずとの初対面を終えてみて、これはイケるんじゃないかと確信したぼく。
ついにライとちびーずをケージ越しではなくて、ゼロ距離での接触を試みることにした。

一週間。
まだ早急では?
というフォロワーさんの声もあった。
それでも決行したのは、二匹がケージの前から離れなかったからだ。

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【保護猫|多頭飼い】いちごとの別れ ~猫宅のお話をしましょう(その18)~

猫宅・44の物語 18話
今回のお話は:いちごとの別れ

猫宅の話_扉

撮影&文|女神 
 

今回はいちごのお話をしようと思います。

いちごは、前話でお星さまになったムーが産んだ子供です。
猫宅の出産ラッシュの中で生まれて、すぐに猫風邪にかかってしまい、目がなかなか開きませんでした。ようやく開いたときの目が、いちごの様に赤かったので、この名前を付けました。

 

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