わはにゃを送る日:リンパ腫編
愛猫わはにゃを、悪性リンパ腫と診断された作者。
『何があっても、この命を必ず守る』
その誓いが守れないことに、打ちひしがれます。
そして、様々な思いを抱えながらの闘病がはじまりました。
愛猫が苦しまないように、積極的な治療はせず、緩和治療だけを行いたいと考えた作者でしたが、セカンドオピニオンの中に、小さな希望を見つけるのでした。
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耐え難い現実
診察室を出てからも、ただただ目から涙が溢れ続け、待合室でも人目を憚らずそれは止まりませんでした。
『何があっても、この命を必ず守る』
わはにゃを迎えたときの私の誓いは、その日打ち砕かれました。
わはにゃの未来に――、それもそう遠くない未来に、苦しい死が待ち受けている現実は、耐え難いものでした。
私は、わはにゃの苦しみを取り除いてやれない。
何もしてやれないんだ――
成すすべがない悔しさと、こんな病気にさせてしまった申し訳無さで、私の心は一杯でした。
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