猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【掌編|猫と幽霊】恐怖、お化け屋敷 ~タロウの怪談(前編)~

文:奥村來未 タロウが脱走した。あれは私が、小学校にあがって初めての夏のことだった。ほんの一瞬の出来事。少し暑かったので私が居間にある小窓を開けたとき、まるでそれを狙っていたかのように、タロウの白い残像が私の横を駆け抜けて飛び出していった。…

【リンパ腫/アナフィラキーショックの恐れ】1月15日 Lアスパラギナーゼ:レスキュー翌日 ~レスキュー(2/7)~

「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです) 抗がん剤の翌日は毎度落ち着いているのですが、今日の猫さんも穏やかでいてくれています。 がしかし、今までの抗がん剤と違うのは、これまでの薬剤は、だいたい…

【断脚】ひどい怪我で来院した猫ちゃん。結局は―― ~新しい生活になれて、どうか頑張ってほしい~

足の怪我で病院にやってきた猫ちゃん しかしその怪我は想像した以上にひどくて―― 猫も犬も、体の機能が失われても、必ずそれに順応しますよね。 くよくよしないで、あるがままを受け入れてしっかりと生きる。 きっとこの子もそうだと思います。

【猫の保護/離乳食】猫のお世話って、まるで子育てみたいだよ ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命を拾うこと(10/10)~

ねこさんの食事のノルマを達成するため、頭を悩ませるぼく。 やがてそれは、ぼくを過酷な生活サイクルに追い込んで行く。 「生きることを諦めている」 ハットリくんの言葉が頭をよぎる。 ぼくがねこさんの生死を握っているんだ。

【リンパ腫/レスキュー・プロトコール】1月14日 抗がん剤 Lアスパラギナーゼ1 ~レスキュー(1/7)~

「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです) 今日はほとんど眠れないまま、病院へ行くことになりました。簡単に、病院へ行くまでのことをまとめますと―― ――日付が変わり、14日―― 1時30分・コルディM10ml。そ…

【ペットロスを乗り越えて】俺幸せだった、次の子迎えて ~ホープがうちにくるまで~【2匹目の子は保護猫】

ボスを亡くしたかあちゃん。 さみしい、さみしい、さみしい…… ついボスを探してしまう、毎日―― そんな時、ボスが夢に出て来て言ったのでした。 『俺幸せだった次の子迎えて』 ――かあちゃんは、号泣 そして運命の電話が―― 「ホープ、うちの子になる?」

【猫の保護/実話エッセイ】名前は愛情の証、力強く育つんだよ ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命を拾うこと(9/10)~

ついにその男がやって来た。 友人であり、猫飼いの水先案内人にして、霊的能力をもつ男――、ハットリ。 「なんか、こいつさあ。目がヤバイよね」 言いたい放題の、口の悪いハットリ。 そして彼は遂に、”運命の一言”をぼくに告げるのでした。

【猫の人間年齢】外猫は家猫よりも早く歳をとる ~猫の年齢を人に換算してみると~

Withcatで老猫アルバムの企画を始めてから、思ったことがあります。 「猫の時間は共通なんだな」ということです。 犬には小型犬、中型犬、大型犬で、別々の人間年齢年齢換算表があり、場合によれば超小型犬と超大型犬も別の換算表があります。しかし猫にそれ…

【腎不全|闘病記】10月8日 |親子3人のちび通夜 ~ボスを見送るときのこと~【送る日】

ボスを看取ったかあちゃんと、とうちゃんの小さなお通夜。 翌日にはボスは荼毘に。 あいかわらず、泣き虫のかあちゃん―― でも、ボスの前では強かった、かあちゃん―― しっかりボスを支えたね。 そして、良い見送りをしたね、 立派だったよ。かあちゃん。

【猫の保護/ふわふわのタオル】ゴロゴロゴロ、百円ショップに眠るお宝 ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命を拾うこと(8/10)~

ねこさんの買い物を終えたぼくは、百円ショップへ。 そこで、ぼくはアレを見つける。 家に帰ると―― 『ゴロゴロゴロゴロ……』 喉を鳴らして喜ぶねこさん。 それまで泣きもしなかったのに、前足でふみふみまで。 ありがとうアレ! 超絶ラッキー!

【腎不全|闘病記】10月8日 いとおしく、大切な時間 ~ボスの旅立ち(10/10)~【看取り|別れ】

家で、かあちゃんの帰りを待っていたボス。 『おかえり』 とボスは仕草を返します。 やがて、ボスとかあちゃんに”その時”がきます。 21年と半年も一緒にいた相棒…… 別れは悲しくて、切なくて…… でもそれは、安息でもあって……

【猫の保護/驚異の猫グッズ】これが進化した猫トイレ! いや驚いた! ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命を拾うこと(7/10)~

ねこさんの暮らしを快適にしようと、ペットショップに。 そこには、見たこともない猫用品の数々―― これ、皆が経験しますよね。 何が必要か分からず、どれも必要そうに思えて、 うちも沢山買いました。無駄なもの。 さて、新米飼い主、何を買うのか?

【腎不全|闘病記】10月7日|最後の挨拶 ~ボスの旅立ち(9/10)~【終末期】

深夜に起きたボスが、いつもと違う仕草を―― かあちゃんの顔を見つめて、必死に母ちゃんの手にスリスリーー 「ボスどうしたの?」 そう問い掛ける、かあちゃん。 しかし、かあちゃんには分かっていました。 それがボスの、最後の挨拶なんだなとーー

【猫の保護/点眼薬】目ヤニで目が開かない。どうやって目薬注すの? ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命を拾うこと(6/10) 

朝を迎えると、なんとねこさんの左目が、目ヤニでくっついている。 目薬がさせない…… ――なんで? どうしてこうなるの? 食事のこと、排せつのこと、 どれもまだ不慣れなのに―― 次々とぼくに襲いかかる難題。 猫初心者の闘いは、始まったばかり。

【腎不全|闘病記】10月6日|奇跡の時 ~ボスの旅立ち(8/10)~【終末期|別れのサイン】

ボスに奇跡が! 寝たきりのボスが、暖かい日差しを浴びながら、急に体を起こします。 部屋を見回すボス。 大好きだった日向ぼっこで、何か夢を見たのでしょうか? それとも、別れのサインなの? 泣き虫のかあちゃん―― 覚悟はしているつもりなのに――

【猫の保護/先住犬と折り合うか?】ミルク、排泄、ご対面、超難度続出 ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命を拾うこと(5/10)~

ねこさんを家に連れて帰った、ぼく。 まずは先住犬とのご対面、なのだが―― ――あかーん 次は、お腹のすいたねこさんにミルクを―― ――ひぃっっっ そして、次は排泄―― ・・・ 分からないことだらけ。 こうして1日が過ぎるのでした。 頑張れ新米飼い主!

【ダニ寄生】暖かくなると、痒いあいつがやってくる ~カイカイなアレ、イヤイヤ~

カイカイの元になるあいつが。 寄生虫はダニだけでなく、ノミ・マダニ・フィラリア・消化管内寄生虫など色々。 恐ろしい病気を媒介することもあるので、予防は必ずしてくださいね。

【腎不全|闘病記】10月4日|最後の点滴と、穏やかな日向ぼっこ ~ボスの旅立ち(7/10)~【終末期|1つ目のサイン】

少しずつ、しかし確実に弱っていくボス。 『ちゃんと父さんと母さんがいるときに行くから。合図くれるから』 主治医が声をかけてくれます。 動物は不思議です。 飼い主を案じて、ちゃんと”その時”を教えてくれるから―― 言葉は無くても、心は通い合っている。…

【猫の保護/結膜炎】えっ、自分で自分の目を、えぐることもあるの? ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命を拾うこと(4/10)~

ねこさんの貰い手が見つかるまでは、自分で頑張ってみようと決めた、ぼく。 しかし、知らない事ばかり。 ノミの駆除も、爪を切ることも。 ――そして結膜炎のこと。 獣医師の言葉に、思わず「まぢかよー」とぼく。 さあ、ここがスタートライン。

【腎不全|闘病記】9月23日|泣き顔は見せないよ ~ボスの旅立ち(6/10)~【覚悟】

ボスに元気に話し掛け、普段通りに接するかあちゃん。 不安な顔や泣き顔を見せないように、懸命です。 看取りの時をいつも通りに過ごすには、強い意志が必要ですね。 飼い主は愛猫の病気と闘うだけなく、自分の弱い心とも闘っているのかもしれません。

【猫版】病気別闘病記リスト ~2018年7月31日現在~

// 闘病記について(下記冒頭部は、Withdog《犬版》と共通です) 皆さんは、愛犬家の闘病記について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?きっと愛犬が健康なうちは、あまり気にも留めないものだと思います。我が家でもそうでした。 愛犬が病気になり、…

【猫の保護/餌も注射もタダじゃない】えっ、里親探しって有料なの? ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命を拾うこと(3/10)~

里親探しをお願いするために、信頼する獣医さんを訪れたぼく。 快く迎えてはくれたものの、そこで現実を知ります。 「拾ってお願いしますと丸投げなら、誰だってできる」 と獣医さん。 ――確かにそうだ。 考えてみようよ。 ひとつの命を救うこと。

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