このサイト『猫の話をしようか』のテーマは、”飼い主たちの共感の時” です。
沢山の猫たちが、色んな飼い方をされている中で、全ての飼い主さんが共感を持てる時は、意外に限られているのではないかと思います。
共感の時って?
我々は、大勢の飼い主さんたちが、同じ話題に共感できるのは、以下の6つの時期なのではないかと考えています。
『あなたを迎えたときのこと』
・ごく普通の人たちが、猫を飼うか迷い、結局飼おうと決心するまで。
『あなたが来てすぐのころ』
・新米飼主の苦労。しつけがなかなかうまく行かない、不安といら立ち。
『あなたは歳をとったけれど』
・楽しい時はあっという間に過ぎて、段々とできないことが増えてくる愛猫。
『あなたが旅立つまでのこと』
・愛猫の最期の闘病と、それに付添う飼い主の心の葛藤。
『あなたがいなくなってから』
・愛猫を看取ってからの飼い主の気持ちの揺れ。そして心の再生。
『もう一度、あなたを迎えよう』
・先代猫との別れを乗り越え、また猫を迎えたいと思うまで。
どうでしょう?
成猫のときはそれほどでも
子猫の頃を過ぎて成猫になってからは、病気の時を除いて、シニアに至るまでの期間が、ぽっかりと抜けていますね。どうも成猫の元気な時期には、よその子には、共感をしにくいように感じます。皆さんも同じではありませんか?
猫を我が家に迎え、しつけを終え、成猫の頃になると、猫と家族の付き合い方も距離感も、各家庭それぞれで違ってきます。
愛猫家同士でよく話題になるキャットフードも、高額なプレミアムフードを与えられる子もいれば、量販店で売られている一般的なフードを与えられる子もいます。
各家庭ごとに考え方も、経済事情が異なりますから、ちがっているのは当たり前のこと。唯一の正解はありません。
やがて交わる、飼い主たちの気持ち
飼主も愛猫も、千差万別。猫たちが元気で活力のある時期は、各家庭ごとに可愛がり方に流儀があります。我が家にとって楽しいことは、他の家でもそうとは限らないというのは当たり前のことでしょう。しかし、やがて老猫の時期を迎えると、また飼い主同士の意識とか悩みが、交錯してきます。
「うちの子と、あと何年一緒にいられるのかな?」
そんな風に考え始める時期が来ると、よそのうちの老猫が、まるで我が子のように心配になってくるのです。
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本サイトは、そんな飼い主達の共感の時をテーマにしたものです。ご覧になって、こんな風に思ってもらえるようになると嬉しいです。
「老猫って、子猫のときと同じくらい可愛いんだね」
そして、
「闘病も看護も介護も、そして看取りも、そんなに悪いもんじゃないんだね」
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どうか、本サイトをお楽しみいただけますように。