撮影&文:三毛ランジェロ
前日の雨がやみました。残る2匹の捕獲をしなければなりません。
私は早朝から、活動を再開しました。
何を置いても、まずは捕獲する事です。それがなければ何も進みません。
猫風邪で目が見えなかったり、体力を落している子猫は、独力で冬を越すことはできないでしょう。捕獲が出来ないということは、その子を見殺しにすることでもあります。
それと並行して、既に捕獲(保護)した3匹の子猫のケアも行ないます。保護活動は幾ら手があっても足りないのです。
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――2017年10月20日――
■この日、最初のツイート
今日は早朝から眠い目を擦りながら、1匹だけ保護しました。この広がりの中、自由に生息する親猫に子猫達が生まれます。その子猫は目が開かない状態でますます寒くなる冬に生き抜く事は難しいでしょう。行ってみると青い目のシャムやペルシャのような親猫も見ます。きっと棄てられたのでしょう。 pic.twitter.com/JKT9ld2RKe
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年10月20日
■この日、2度目のツイート
私も助けて。
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年10月20日
そんな声が聞こえてきそうです。
もう1匹の残っている子猫の写真です。今はこれより酷い目で開いていないだろうと言われました。
今朝から昼まで頑張っても見ることが出来ませんでした。4匹までの捕獲ができましたがこの子はちょっと困難かもしれません。でも頑張って見ます。 pic.twitter.com/q8QcQtFBqa
■この日、3度目のツイート
「私たち4匹になったよぉ。」
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年10月20日
現在の状況です。
先に来た3匹はトイレも失敗しなく餌も良く食べるようになりました。まだ小さいので1日5回に分けています。新しい子は目を拭きましたがまだちゃんと開きません。残りの目が見えていない1匹はまだ保護出来ない状態で台風が近づいてるのが心配です。 pic.twitter.com/Ph7YBgGKQn
■この日、4度目のツイート
今まで頑張っていたのですが5匹目は保護する事が出来ませんでした。真っ暗なのも有りますがこれ以上探いるとお巡りさんから声をかけられると困るのでしぶしぶ帰って来ました。戻ってみると4匹目の子の目がまた開きません。何か終わりの無い悪夢を見ているようです。でも明日には夢から覚めたいです。 pic.twitter.com/lRpQOODpqZ
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年10月20日
【読者のコメント】(概要)
事態の進行に合わせて救われた仔猫の状態に対する安堵、まだ救われない仔猫への心配の声が多数寄せられます。
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事態が進行していくと、もうコメントにも返信ができない状態です。
生命力の強い子猫の回復が心の支えです。酷い状態で保護した子猫が、初期のケアを済ませると見違えるように可愛い子に変わります。喜びとともに、猫を捨てるひとたちの罪深さを感じる瞬間です。
これからの4匹目の回復を思うと、深いため息が。
しかし、ここで立ち止まるわけにはいきません。まだ5匹目の子が残っています。
――つづく――
文:三毛ランジェロ
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この連載の1話目です――