撮影&文:三毛ランジェロ
保護活動が進むと、里親募集がはじまります。
しかし、マッチしそうな希望者はそう簡単にはあつまりません。お見合いをして、トライアルをして、段々と距離を縮めていくしかありません。
今回の記事は、のんびりした内容に見えるかもしれません。
しかし、これこそが保護活動の重要な時間。一番長くかかる時間でもあります。
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――2017年11月8日――
恐怖の時間。
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年11月8日
おかげさまでみんな膝乗り猫になりました。
ベッタベタで部屋を出る時は大変。
こんなに懐くと離れるのがつらくなります。そんなこの子達が一瞬で消え去る時間が有ります。それは掃除機です。壁とケージの隙間に入ってじっとしてる姿を見ると益々愛着が湧いてしまいます。困ったねぇ。 pic.twitter.com/bU14QzbLK1
【読者のコメント】(概要)
子猫たちを膝乗り猫にしたツイートをしたところ、読まれた方々から、大きな反響がありました。膝乗り猫になるまでのことは、別の記事にまとめたいと思います。
――2017年11月9日――
■この日、1度目のツイート
結果にコミットする?
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年11月9日
「20日間のBefore After」
保護から膝乗りまで皆様の応援で何とかやってこれました。まだ里親が現れない現実がありますが、一連のツイートと目薬、膝乗り方法合わせてこれから保護しようと言う方の参考にして頂ければ幸いです。また1匹でも多くの命が繋がる事、お祈りしてます。 pic.twitter.com/HSjeKSrgGR
【読者のコメント】(概要)
里親募集を始めたにもかかわらず、なかなか希望者が現れません。それに対して、励ましの声。会えば分かるのにねなどと
【回答】
ありがとうございます。そうなんです。会って頂ければ可愛さは良くわかると思うのですが、写真だと、月齢が小さい子の可愛さに負けちゃうんですよね。
三毛ランジェロ
■この日、2度目のツイート
長毛の子とキジトラの子はお見合いが入りました。あとの子は、お問い合わせ有りません。
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年11月9日
――2017年11月10日――
「元気でね。」
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年11月10日
今日、新しい家族の元へ2匹の子が旅立って行きました。
トライアルとは言え、もう会えないかもしれない。いや、もう戻って来ては行けない。頑張って幸せになってね。と送り出しました。4匹になった部屋へ戻ると、いつものようにトイちゃんがかけ寄って来てくれました。子猫は強いなぁ。 pic.twitter.com/bVkquPwPsk
【読者のコメント】(概要)
2匹が新しい家族のもとに旅立った喜びとの声。一番うれしいときかもしれません。
――2017年11月17日――
■この日、1度目のツイート
今日は、寒いです。子猫の部屋にはパネルヒーターが有るのですが、窓が結露してしまう温度なので、ファンヒーターをつけました。勿論ヒーターが脱走すると困るのでケージの中に入っています。今日は色々あって1時間単位で行動します。皆様もお風邪をひかれぬよう、お気を付け下さい。 pic.twitter.com/TWuz1hA0Ne
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年11月17日
■この日、2度目のツイート
こんにちは!はじめましてカルアでーす。
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年11月17日
ではなく帰って来ちゃいました~。
トライアルから、戻って来たカルアちゃんすぐに皆と遊び始めて、疲れると膝の上に乗っかる可愛い子です。嬉しいやら悲しいやら複雑ですが、良かった良かった。 pic.twitter.com/Qd52NnUTY0
【読者のコメント】(概要)
トライアルから帰ってきてしまったカルーアに励ましのメッセージが。
■この日、3度目のツイート
「ラムネちゃんに成りました。」
— 三毛ランジェロ (@g5zg4BLTjs8Yech) 2017年11月17日
カルアは帰って来ましたが、こちらはハッピーになりました。先住の猫ちゃんとも相性バッチリです。
良かったァ。
お幸せに・・・ pic.twitter.com/D33FPVZEe2
【読者のコメント】(概要)
カルーアは帰って来たけれど、パールは無事里親さんに迎えられ、ラムネに改名。皆さんからの喜びの声。私も嬉しい。
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子猫たちを膝乗り猫にしたツイートをしたところ、大きな反響がありました。膝乗り猫になるまでのことは、別の記事にまとめたいと思います。ただ芸を仕込むわけではありません。可愛くして出してあげた方が、その子が新しい家に馴染んでくれるのです。これも保護の一環です。
飼い主さんの家庭とマッチしなければ、その子は幸せになれません。トライアルが上手く行かず、帰ってくるのは子猫にとって不幸な事ではなく、幸せへの一歩です。
しかし、保護活動の中では、大きなハードルでもあるのです。
――つづく――
文:三毛ランジェロ
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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猫を拾う記事です
”猫を拾う”をテーマとしたエッセイ、まとめ読み
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猫未経験なのに、子猫を拾ってしまった