猫の話をしようか

なかなか聞けない猫の話。こっそりおしえる猫の話。

冬の猫のことを知っていますか? ~知っていましたか? 猫には厳しい季節~

f:id:masami_takasu:20171201102828j:plain文:三毛ランジェロ

12月に入りました。

寒さが深まるこの時期でも、猫の出産は止まりません。
この時期に生まれた小さな命は、一体どのようになるのでしょう?

冬に保護される猫は、夏と違って親猫と一緒にいる2~3匹だけです。

それは何故か?――

5匹生まれてたとしても、2週間ぐらいのうちに、自然淘汰されるからだと思われます。自然淘汰というと聞こえが良いのですが、要するに餌が無いので餓死するか、寒さで凍死するかということです。

そして無事に保護できたとしても、猫風邪に罹っているケースが多く、下の写真のようなひどい状態になります。

 

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仔猫の目は、目ヤニで塞がれてしまいます。
そして目の開かなくなった子猫は、親について餌を求めて、寒さの中を移動します。
このように悪条件が重なると、他の動物に襲われなくても、最終的に成猫になれるのは、一度の出産につき、1~2匹程度なのです。

しかも――
それは屋外で、自然繁殖した場合の数字です。

本来ペットとして飼い慣らされた猫の場合、冬場に捨てられてしまうと、子猫は99%生き残ません。

まずは捨てないこと。捨てさせないこと。
そしてつぎに、冬の捨て猫や外で繁殖した仔猫は、いち早く保護することが大切です。

猫風邪は治らないと思われる場合がありますが、しっかりとケアをすれば治ります。複合的な要素が重なってしまい、猫風邪から派生した症状が、後遺症として残ってしまう場合が有りますが、命は救えます。

別の記事でもご紹介をしましたが、目の表面の白濁化(デスメ膜瘤)も、人間の方があきらめなければ、かなりの確率で治っていきます。長くやっても治らないので、諦める場合が多いだけなのです。

さて、それでは下記に、上で紹介した猫風邪をひいた2匹の、その後の写真をお見せしましょう。

 

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このような可愛らしい仔猫が、この冬の時期には、次々と命を失って行くのです。
どうか捨てないように。捨てさせないように。

そして――、見つけた場合は、大至急の保護を。

 

文:三毛ランジェロ

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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――出典――

※本記事は著作者の許可を得て、下記のTwitterを元にリライト及び再構成されたものです。