猫の話をしようか

なかなか聞けない猫の話。こっそりおしえる猫の話。

【糖尿病】まさか――、うちの猫さんが糖尿病? ~糖尿病の猫さんと暮らすために(1/6)~

猫が糖尿病になってしまったら
f:id:masami_takasu:20171130211138j:plain撮影&文:panicia

猫さんが糖尿病になって不安な方に

私がブログを書こうと思ったきっかけの大きな理由の一つは、「シアンが糖尿病になったこと」です。ある日異変に気付き、糖尿病だと知るまでにそれはそれは動揺し、緊張し不安になったものでした。

糖尿病が発覚して1年半ほど経った今、シアンの持病を、当たり前の日常として受けいれられるようになりました。しかしここに至るまでは平坦な道のりではなく…車も持たない独身女性の私にとって、体力的にも精神的にもハードなことではありました。

しかし、猫と暮らすということはそういうことも全て含めた上でのことです。

今まで全く手のかからなかったシアンが病気になったことは、私にとって「猫と暮らす、ともに生きる」ということの”本質”......

つまり「私にとって猫とは何か」を改めて自分に問うような出来事だったのです。

「猫が病気になってしまった」という人は私と同じように、おそらくネットで「糖尿病になった猫、他の様々な病気にかかった猫のこと」をできる限り調べるはずです。

私もずいぶんとその際はネット上の、どなたかの過去の書き込みに助けられました。「猫の病気について」丁寧にまとめられているサイトも何件かあり、本当に心強く感じました。もしもインターネットのない時代だったら、私は一人で不安に押しつぶされていたかもしれません。

「うちの猫の糖尿病について書くことが、他の誰かの役に立つのではないか?」「これは文書としてどこかに残しておき、たくさん溜まったらアーカイブとして保存すべきではないか?」と思ったことが、私がこうして記事を書いている理由です。

我が家の猫、シアンは12歳で糖尿病が発覚。「異変」に気づいたきっかけ

12歳になるうちの猫シアン(ロシアンブルーの男の子)は、2014年11月に糖尿病が発覚するまで、定期検診以外で病院にかかったことのない、本当に手のかからない子でした。

彼は一言で言うと優等生。人間が好きで宅急便やさんが来ても玄関まで挨拶に行き、偏食もなく出したものは何でもよく食べ、それでお腹を壊すようなことも特になく、与えられたベッドを使い、名前を呼べば走ってやってきて、「おやつ」と言えば「お手」を出し、おまけにトイレは人間の水洗トイレで済ませてくれるという――

親バカながら、なんて賢く素直で物分かりのいい猫なのだろうと思っていました。
(私にとって初めての猫がシアンでしたので、猫はだいたいこうなんだろうと思っていたら、パンナを迎えてそれが思い違いであったと最近思い知らされました。

今更ながら、当たり前なのですが猫だって十猫十色ですね。でも「みんな違ってみんないい」だな〜とつくづく思っています。)


そんな彼の異変に気付いたのは、急に飲水量が増えたことからでした。

「あれ?やけに水を飲んでいるな?」「そういやトイレも近いような……」
朝晩1日2回、ご飯を出すのと同時にお水を器に入れて出しているのですが、ある日帰宅すると水の入っていた器がほとんど空になっていました。

今まで同じ器を使ってきたのですが、水が足りなくなるほど飲んでいるのを見たのは初めてでした。これは何か変だなと思い、ネットで調べてみると……


"猫はもともと砂漠の生き物だったので、本来あまり水を飲みません。もし急に飲水量が増えたときには、腎臓病の疑いがありますので、すぐに病院へ連れて行きましょう"

"猫の腎臓病は一度発病すると治らず、いずれ死に至ります"

頭の中が真っ白になりました。
――もし腎臓病だったら……


私はすぐに動物病院に行き、すがる想いで獣医さんにシアンの様子を話しました。
シアンは血液検査を受け、しばらく待ったのち、結果はすぐに通知されました。

「血糖値の値がとても高くなっていますね、これは糖尿病です。」

「糖尿病は一度発病すると基本的には一生涯完治する事はありません。稀にインスリン注射が必要なくなる子もいますが、この先はずっとインスリンが必要だと思っておいてください」

「ただ糖尿病は腎臓病などの他の病気と違い、すぐに病状が悪化して死に至るような病気ではありません。上手に付き合えば十分に寿命を全うできる病気でもあります。ですから、他の病気を併発させないことが一番です」

「いまのところ、腎臓病は特にありません。ただ腎臓病を併発することが怖いので、フードは腎臓病を予防するものに切り替えた方がいいでしょう」

頭がぐるぐる、目が回っていたような感じで、告知されたあの瞬間の事はあまり覚えていません。ひとまず腎臓病ではなかった事にホッとひと安心。

しかし元々腎臓病ではないかと思い込んでいたので、あらたに糖尿病という病名を聞いてまた動揺してしまいました。糖尿病ってメタボのお父さんとかがなるようなイメージを持っていたのですが(失礼…)、シアンは特に肥満な猫ではなかったので……

糖尿病?痛風とかになってしまう病気??
(後で調べたところ、猫は痛風にはならないとのことです)

先生の説明を聞いてうなずくことに精一杯でした。

 

――糖尿病の猫さんと暮らすために(1/6)つづく――

文:panicia

――次話――

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――出典――

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログ元に再構成されたものです。