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【猫との距離を縮めたい】ひざ乗り猫に挑戦してみましょう ~芸ではなく、信頼関係をつくるトレーニング~

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f:id:masami_takasu:20171212143314j:plain撮影&文:三毛ランジェロ

今日は、ひざ乗り猫のお話です。

愛猫との距離を、もう少し縮めたいという飼い主さんは、ぜひこの”ひざ乗り猫”に、挑戦してみてください。

生後3ヶ月ぐらいまでに慣らすと簡単ですよ。
もちろん、成猫でも成功した例は沢山あります。

STEP0(準備)

ひざ乗り猫にさせるには、まずは環境が重要です。
おやつで釣って、ひざ乗りを覚えさせるのですが、いつも餌が置いてある環境にいる猫は、その安心感や満腹感から思うように動いてくれません。

一定の時間に餌をやり、余った分は引き上げることがまず重要です。
ひざ乗り猫の話とはべつですが、これは長生きのコツとも言われています。

STEP1(まずはやってみましょう)

次に、チュールのようなおやつを用意して、餌と餌の間の時間に手から直接食べるようにしてみてください。指につけて食べれなくても、チューブから出たものを舐めるとか、指で摘んだ状態から食べる物でも構いません。

1日に3回、1回3gを最大に10分以上の時間をあけます。

ご注意
子猫の場合には、1回の量を制限して、ゲリ気味になったら一時止めて下さい。1日に何回か、これを繰り返していると、人の手に近づくことが怖くなくなってきます。
また、上げた後にしばらく人が姿を消すようにすれば、次に人が近づいてきても頑張って居留まるようになります。

STEP2(いよいよトレーニング)

手から食べるようになったら、今度はなるべく部屋の真ん中とか障害物がない所で、飼い主さんは床に座って、猫がおやつを食べに来るのを待ちましょう。

追いかけると逃げるので、いつも場所を決めて、慣らしている時間帯にチュールなどを持って座ってください。正座でなくても足を伸ばしても構いません。

 

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STEP3(いよいよひざ乗りの段階へ)

猫が自分の近くに寄ってきて、おやつ食べるようになったら、だんだんそれを、膝の上に手をかけないと食べれない場所に、持ち上げるようにしてください。

もしも猫に触れるようでしたら、膝に乗っけて食べさせてください。この段階で急速に距離が縮まります。成猫の場合には根競べになります。あきらめたら負けです。

ここで、ついでにお手も

毎日、特定の時間にもらえるとわかると、猫の方から近寄ってくる場合があります。
中には手で催促してくる子もいますので、そのような子には催促したら「お手」といって自分の手に手を当ててあげてご褒美を上げると「お手」ができるようになる場合があります。

STEP4(さて仕上げです)

こうして膝の上に乗れるようになったら、もう一息です。
今度は、おやつ無しでも出来るようにします。

最初は、おやつをいつも持っていて、適度に上に持ち上げるようにしてください。
それに慣れてきたら、次はブラッシングや、耳の内側を撫でたりして、猫にとって膝の上が心地良くなるようにしてあげてください。

どうでしたか?

生後3ヶ月ぐらいの子猫であれば早いと3日くらいで、ひざ乗り猫になります。
生後3ヶ月を過ぎた子猫は、少し時間がかかります。
成猫だと何ヶ月もかかることがあります。

冬の方が人肌が暖かいので、猫にとっては落ち着けるようです。
暖かい膝掛けを用意しても良いでしょう。
根気良く頑張って下さいね。

成猫でも成功した例は多くありますので、あきらめずに挑戦してみてください。

 

――了――

文:三毛ランジェロ
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まとめ読み|三毛ランジェロの保護日記:コラム編 ①
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週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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