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【TNR/地域猫/人との共存】野良猫たちの避妊・去勢手術を広めたい ~無責任な餌やりには疑問です~

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f:id:masami_takasu:20180112103152j:plain撮影&文:三毛ランジェロ (本記事は、2017年10月24日に執筆されたものです)

現在、我が家では、5匹の風邪っぴき子ニャンコを保護してます。
偶然に出会ってしまったのですが――

私は今、野良猫の避妊・去勢手術を、地域に広めていく必要性を強く感じ、そちらの活動を主に行なっているところです。

以前からずっとずっと、何とかしないと……、と思っていました。
しかし、困った餌やりさんが、とにかく多くて――

 

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「可哀想だから、ご飯をあげてる」
というだけで、それ以外の事は何も考えていない人達。

「野良猫なんて、寒さや暑さや交通事故で死んでいくのが当たり前」
「ご飯がもらえるだけましでしょ」
そんな考えが根底にある。そして――
「元々自分の猫じゃないんだから、お金出してまで避妊・去勢手術なんて するつもりは無い」

驚く程に同じような言葉を
言われ続けてきました。

 酷い人は平気で
「山に捨てた。」
「川に流した。」
「ゴミ置き場に置いてきた。」
などと、平然と口にしました。

もちろんその都度、
「それは罪になりますよ。」
と、説明はするけれど、田舎ではそんなの当たり前。

「昔から皆そうしてる」
と、逆切れされてしまう……
そんな繰り返しでした。

 

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諦めた訳では無い、
でも、まともになんて説得出来ない。
だったらどうしたら良いのか――

そんな状況の中、ある餌やりさんの所で、写真の子達に出会いました。
どの子もみんな、目の状態が、かなり酷い。

この子達以外にだって、たくさんの亡くなっていく仔猫達がいる。
でも、この子達はこの子達。
どうしても見過ごすことなんて出来なかった。

ただ、現在我が家の保護部屋は使えない状況で――
とり急ぎ、一時預かりしてくれる方を周囲で探してみました。
しかし皆、それぞれが保護猫をかかえていて、なかなか難しい状況。

Twitterで呼びかけたら、たくさんの応援や励ましの言葉を頂き、一時預かりをして下さるという方も現れました!

本当にありがたかった。
でも、そんな中、先週末、台風が接近!!
場所がないなんて言ってられない!

ひとまず、我が家へ。
保護スペースとしては、トイレしかないけど...。

ということでー
現在トイレで過ごしてもらってます。

 ※この子達は、そう簡単に保護できた訳ではありません。そのお話は別のお話として記事にしてあります。

 

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野良猫たちの避妊・去勢手術を広めることに関しては、具体的な良い方法が見つかった訳ではありません。しかし、運搬ボランティアをやったお陰で、色んな繋がりも出来たので、諦めず、少しずつでも具体化していこうと思います!

苦しんで亡くなっていくのは、何の罪もない猫達だなんて……
そんなの当たり前なわけが無い!

私は、そう思っていますから。

 

野良猫を避妊去勢して、また元に戻すことをTNRと言います。TNRの様子はこちらの記事にあります。

TNR

Trap=捕獲、Neuter=不妊去勢、Release=解放
で、それぞれの頭文字を取ってTNR。
手術済みの猫は、耳先に切れ込みを入れて目印をつけるますが、これをさくら耳と呼びます。

通常はオスが右耳、メスが左耳を耳カットです。
手術で麻酔が効いているうちにカットするので、猫は痛くはありません。術後の出血もほとんどありません。

 

――了――

文:三毛ランジェロ
 ▶ 三毛ランジェロ:猫の記事ご紹介

まとめ読み|三毛ランジェロの保護日記:コラム編②
この記事は、まとめ読みでも読むことが出来ます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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