ここは『ハナちゃんの動物病院』(猫版)です。
今日のお話は、貧血と、輸血のお話です。
前から風邪で来院していた猫ちゃん。なかなか具合がよくなりません。ママが調べたら、何と貧血なんだって。重度の場合は、輸血が必要らしいです。
実は輸血って大変なんです。人間と違って、血液センターがあるわけじゃないから。さて、ママはどうするのかな?
猫風邪をこじらせて、調子の悪い猫ちゃん。
風邪の治療をしてもなかなかすっきりしません。
久しぶりに来院すると、貧血がかなり進んでいました。
●
猫ちゃんの血液の濃さ、ヘマトクリットの正常が32~45%のところ、なんと、この猫ちゃんは、9.9%です。
●
舌の色も真っ白で、だるそうです。
エイズ陽性なのも心配です。
さっそく入院治療・輸血となりました。
●
家では何もできないので、病院でやれるだけやって欲しいとの飼い主さんのご希望を受け、頑張ってみます。
で、血液を提供してくれたのが、こやつ
年末から飼い主さんの放棄で、
病院であずかって治療をしてきた猫です。
今回、役に立ってもらいました
●
よかったですね!
身近にドナーがいて。
猫ちゃんの血液バンクはあるんでしょうか?
手術なので使いますよね‼︎
コメントありがとうございます。
結局、病院の預かり猫ちゃんの血液だけでは不十分で2日後に飼い主さんの親戚の猫ちゃん2匹からも輸血しました。
少しでも元気になればいいです。
● ● ●
さて、看板犬のハナとコポー。
ファンヒーターの前は奪い合いです。
仲良く一緒に寝転んでいられれば一番良いけれど――
ハナが早い者勝ちでくつろいでいても、
すぐに妹のコポーに譲ってしまいます。
●
ソファーの上でちょっと寒そうなハナです。
●
それから――
あやつ――
フクと命名しました。
怪我もなおりホッとしていたら、尿石症が発覚。
本当に困ったものです。
●
ハナちゃんママからアドバイス
どこの病院にも、輸血用の犬や猫ちゃんがいるらしいです。
なかなか犬・猫用の血液が手に入らないからです。
ひどい貧血には輸血が必要になるので、早めに病気を見付けることが大切です。
●
【Withcatより】ここでご紹介したものは、病気を疑ってみる初歩的な知識です。もしもご家庭のワンちゃん、ネコちゃんに該当する症状があったら、すぐに動物病院を受診なさってください。
▶ハナちゃんママ:犬 の診察記のご紹介
▶ハナちゃんママ:猫 の診察記のご紹介
●
――次話です――
――前話です――
●
この記事は、まとめ読みでも読むことが出来ます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
●
――ハナちゃんの動物病院(猫)・初回の記事です――
――関連記事です――
――おすすめの記事です――
――出典――
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。