「その日」がくるまで生きようず!
文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)
順調そうに見えた猫さんですが、
本来だったらもう一度、下痢止めのお薬を与えるはずだったのに、
飼い主が様子を見てしまったために、昨晩、また下痢が復活してしまいました。
完全に下痢がストップしたと確認できてから、やめるべきでした。
●
「また便秘してしまったら」
と一歩先を考えてしまったために、今が見えていなかった。
これは飼い主の判断ミスです。
ごめんね、つらかったね。
消していたエアコンをつけると、猫さんソッコーで温風の真下へ。
●
ここが世界でいちばんあったかいニャ
きみのちいさな世界の楽園は、ソファの上なのだね。
体の芯があたたまるまで、そこにいて、おなかを休めようね。
●
というわけで、夜の食欲増進剤は飼い主判断で与えるのをやめました。
もし、今の状態でたくさん食べてくれたとしても、嘔吐してしまう可能性が高そうだったから。
これは飼い主さんたちのブログで学んだことです。
下痢をしてしまったときは、体を休ませながら、
ゆっくりと時間をかけて、水分と栄養を摂らせた方が良い、と。
●
ペリアクチンを飲んでしまうと、「食べたい」という信号が出て、
食べられなくてもごはんスペースへ何度も行ってしまって、体力を消耗してしまうからね。
今はとりあえず「食べる」ということはおいといて、ゆっくり眠らせてあげたい。
食べてくれるのは、下痢がちゃんと治って、
消化器官がしっかりと仕事をしてくれるまで回復してからでいい。
●
この飼い主の判断は、たぶん間違っていないと思う。
これまで頑張ってきた、たくさんのペットたちが教えてくれたことだから。
そうだそうだ、実はここへきて猫さんに変化が。
猫さん、自分からお水を飲むようになりました。
たくさんではないですが、お水…というかお湯をボウルに入れると、すぐに来て口にします。
「水分を摂らなきゃ」と、本能が指示しているのかもしれない。
すごいな、生き物は。
この生命力を信じよう。
●
そして夜が明け――
朝、早めにAちゃんに、いつも通りの薬を飲ませてもらい、下痢止めも入れました。
食欲増進効果が出てくるであろう時間には、私も起きているので、
今朝はペリアクチンも飲ませてもらいました。
●
私が起きた頃には、猫さんいつものストーカーに。
「食べたいー」と言ってくるのですが、ごはんスペースのお皿は少ししか減っていないので、「これ食べよう!」と、いっしょにごはんスペースへ行って、座りました。
褒めてもらえると思った猫さん、カリカリをいい音を立てて食べ始めましたが――
●
おや?
この数日、猫さんのマイブームだったシーバではなく、
これまでメインで食べていたアズミラのほうを食べている……?
その後、お皿のウエットを食べ始めましたが、
ん? それ焼きかつおじゃね?
●
そうなのです。
猫さん、今日は食欲があった頃と同じ、焼きかつおとアズミラを好んで口にしています。
ううむ、調子が上向きになってきたってことかな。
だったらうれしいなぁ。
●
猫さん、今日も様子見ですが、おなかが小さくなった気がするのは、どう捉えるべきか。
腸管の腫れが小さくなったからだと信じたいけど、
単に食べる量が少なくなったから痩せちゃっただけかもしれない。
●
今夜の食欲増進剤は、体調を見ながらどうするか考えよう。
下痢止めのお薬は……うーん、難しいとこだなぁ。
完全に下痢を止めて、体力回復に努めたいけど、
前に便秘したときの猫さんのしんどそうな様子を見ているだけに、迷うところ。
猫さんの様子をしっかり見ながら、夜までに飼い主の責任で決めなくては。
――【リンパ腫】レスキュー(3/7)・つづく――
文:miyakonokaori
――次話――
――前話――
●
この記事は、下記のまとめ読みでも読むことが出来ます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
●
――この章の1話目です――
――この連載の1話目です――
――おすすめの記事です――
――出典――
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。