猫の話をしようか

なかなか聞けない猫の話。こっそりおしえる猫の話。

【保護活動】【多頭飼い】1匹も2匹も一緒やん ~我が家の猫のお話をします(その2)キムチ~

我が家の猫のお話をします 2代目の猫はキムチ
f:id:masami_takasu:20181107195200j:plain撮影&文:鬼嫁.com

今日は私にとって、2匹目の猫のお話をしようと思います。

1匹目の子、和(かず)がうちに来た頃、私はマンションで一人暮らしをしていました。当時は水商売をしていましたので、和を一人置いて夕方に出かけ、夜中に帰って来る毎日です。

アフター(お客様とお店の後お食事や飲みに行く事)のお誘いは、和が来てからは全て断り、お店が終わればダッシュで帰宅する様にしていました。

家に着くと、和が必ず玄関まで迎えに来てくれて、私は毎日が幸せでした!

 

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和のおかげで、猫恐怖症からすっかり猫好きになってしまった私ですが、このときはまだ2匹目を飼うことなど、全く考えていませんでした。なにしろ猫をきちんと飼ったのが初めてなもので、和だけで気持ち的には精一杯。
十分に満足でしたし、それ以上のことを望んでもいませんでした。

では何故2匹目なのかというと、それもまた、私に和をくれた友人が切っ掛けでした。和がうちにきて1年後のある日、その友人が声を掛けてきました。

「キムチいらん?」
「キムチて食べるやつ?」
「ちゃう、和の弟」

友人宅では、和と同じ親猫がまた出産をしていました。そしてその子たちは生後三ヶ月で、それぞれが貰われて行ったはずでした。
「キムチ」はその中の1匹です。

なぜその名前かというと、同じ時に生まれた子猫のうち2匹は、もらわれた方がナムルとちくわと命名されており、韓国好きの友人と私が、残る1匹にもキムチとあだ名を付けていたのです。

「何で?キムチ貰われて行ったんちゃうん?」
と訊ねる私。
「実は相手の事情でキャンセルになってん」
と困り顔の友人。「誰も引き取り手無いしアンタどない? 1匹も2匹も一緒やん😁」

私は子猫たちを出産直後から見ていて、まるで自分が産んだかの様な気持ちでいたものですから、行き場所が無くなったキムチが、気の毒で仕方がありません。
和を飼ってみて、アメショにはメロメロ。しかもキムチは、和の弟……
「まぁいっか」
こうして私は、キムチを引き取る事にしたのでした。

※上の写真は和とキムチ。奥がキムチです。
※下の写真はナムルとキムチ。右がキムチです。

 

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キムチはアメショの割にはブチャイクなんですが、それがまたとてつもなく可愛い子でした。和とも本当の兄弟だけに、仲良しです。

私にとっては、はじめての多頭飼いとなるわけですが、苦労はあまりありませんでした。敢えて言えばトイレの砂の掃除くらいだったでしょうか。2匹だとすぐトイレが汚れるという程度のことです。
私は最愛の2匹に囲まれて、毎日が更に幸せになりました。

下の写真は、アイロン台が大好きだったキムチです。占領されるとアイロンがけができず困りました。

さて、キムチが来てからの私の生活ですが、夕方出勤、夜中帰宅と言うサイクルは同じです。変わったのは、2匹でいたら和もキムチも寂しくないだろうと安心し、お客様とアフターに行くようになったり、休みの日に一日中遊びに行ったりする回数が増えたこと。今となっては、2匹に寂しい思いをさせてしまったと後悔しています。

 

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和は10歳で病気になりました。前話にも書きましたが、悪性の骨肉腫です。

キムチはキムチなりに、和の異変に気付いていたようです。
よく和の側に寄り添ってましたし、和が手術後退院して帰って来た時は、よほど嬉しかったと見えて、和を舐めてあげていました。

和が亡くなった日もそうです。
キムチは和のそばを離れず、和を舐め続けていました。
「お兄ちゃん起きて!」
って言っていたのかもしれません。

和がお骨になって帰って来てからは、キムチは和を探してる様子で、よく鳴くようになりました。
そして、それからのキムチは――
以前に比べて私にべったり甘える様になりました。

抱っこ嫌いだった子が抱っこしても嫌がらなくなったんです。
しかしそれは甘えたになったのではなく、和が居なくなって落ち込んでる私を、励ます為に私に甘えて来てくれたのでは無いかと思います。

「和を病気にさせて、辛い思いをさせ救ってあげられなかった」
私は罪悪感から、キムチのことを和の分も大事にしなきゃと思いました。そして1匹になってしまったキムチに寂しい思いをさせないように早く家に帰り、休みの日は家に居ることを心がけました。
もしかしたら、少々過保護になってたかもしれません😅

 

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キムチは親孝行な子で、病気一つせず19歳まで生きてくれました。
亡くなった日は、たまたま私が体調不良で仕事を休んで一緒に寝ていた時です。
うめき声が聞こえてたのでキムチを見ると、もう様子がおかしくなっていました。

もう逝くなと直感した私はキムチを抱き上げました。
「キムちゃん、ありがとうねママ、キムちゃん大好きだよ!キムちゃんずーっと大好きだからね!」
私は精一杯声をかけ続けました。
キムチはその間に、ゆっくり息を引き取りました。

キムチが亡くなったのは10月13日。
私はキムチが居なくなった部屋に一人で居る事が辛く、テレビなどで猫を見ると、いたたまれない気持ちになりました。
きっと私は、そのままペットロスになると思っていました。

ある日たまらず、”里親”のキーワードで検索をしたら、家の近所に『猫の幼稚園』と言う保護施設があるのを見つけました。
直ぐに行ってみると、可愛い猫達がいっぱいです。

私は、そこで私は3代目と出会う事になるのですが、このお話は、次の回に書くことにします。

私と和(右)とキムチ(左)
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――我が家の猫のお話をします(その2)つづく――

作:鬼嫁.com
 

――次話――

――前話――

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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