「その日」がくるまで生きようず!
文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)
今日は朝になって、猫さんが激しくおなかをゆらして嘔吐しました。
泡とかではなく、食べたものを吐いた、という感じ。
本猫も動揺したのか、しばらく落ち着きがなかったのですが、
飼い主がそのわりに動じていなかった(こんな日もあらぁなと、どっしり構えていたので)からか、いつものふかふかマットへ来て、くつろぎはじめました。
それでも不安なのか、私が手を差し出すと、自分の手をちょこんとのせてきました。
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おかーさん、
あたち今日はちょっとしんどい…
うんうん、無理しないで寝ていようね。
今日はシリンジのサプリは延期にするからね。
お薬も落ち着いてから……だから、ゆっくり眠りなさいな
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というわけで、胃が落ち着くまで薬は待って、午後イチに与えました。
シリンジでのサプリは夕方に回し、投薬後のサプリはキラキラ水素とイペットSを1錠のみ。
あとペットチニックとDフラクションを入れたモンプチプチディッシュも少し。
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それからは、戻した分を取り返さんとばかりにカリカリやウエットを食べていました。
が、夕方になって、おトイレに――
つい、2時間ほど前にもおしっこをしたばかりなので、
「あ、この時間に行くのはヤバいかも」
と、直感しました。
猫さんが猛然と砂かけを終えたあとのおトイレを見ると、案の定……
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Aちゃんによると、昨夜も最後にちょっと軟便が混ざる感じだったとのこと。
これまでもそうなると下痢になってたので、
このときに下痢止めを飲ませておくべきだったかな。
すぐに下痢止めのお薬を飲ませ、またふかふかマットで休ませました。
ぐったりという感じでもなく、本猫は平気な顔をしています。
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おなかのピーは、もう慣れたかもしれニャい…
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飼い主はねー、朝に吐いたときは動揺しなかったけど、下痢になったら慌てちゃったよ。
副作用にしては遅いので、たぶん免疫力の低下だね。
血液のほうも、顔の白さやふらつきを見ると、あんまり増えたようには思えない。
となると、明日はいよいよ輸血…かぁ。
輸血になったら一日入院になります、と言われてたっけ。
猫さんは病院のシーツではおトイレしないので、心配だな、いろいろと。
そういえば、輸血といえばこの前、癒し系I先生らしいやりとりがあったんでご紹介~。
先週、輸血になるかもと言われてビビリまくった飼い主は、いつものようにI先生に質問しまくりました。
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私 「猫って…血液型、あるんですよね」(←ビビりまくり)
先 「ありますよ。A・B・ABの三種類ですぅ」(←癒し系)
私 「(三種類もあるのかとビビりつつ)輸血になったら、調べるんですか」
先 「ええ。でも猫の輸血はあまり血液型って関係ないんですよ」(←癒し系)
私 「そうなんですか。あの…血をくれる猫ちゃんはいるんですか」(←不安でビクビク)
先 「病院で飼っている猫と、僕の家の猫、あわせて3頭いますので大丈夫ですよ」(←癒し系)
私 「え、先生の家の猫ちゃんまで!? あの…大丈夫なんでしょうか…」
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わたし的には、大切な血をくれる猫ちゃんたちのことは、とてもとてもありがたいけれど、たった3頭の中にうちの猫さんの型に合う子がいるのかな、ほんとに大丈夫なのかなという、不安いっぱいの「大丈夫ですか?」だったわけですが、
I先生、いつもの癒し系の笑顔とおっとりした口調で、
「大丈夫ですよー。うちの子、太ってますから、たっぷり採れますッ」
ありゃ、そっちにとっちゃったか!?
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なんだろう…I先生と話していると深刻なことでさえ、ふわっと聞けるんですよね。
っていうか、先生はこんなにおおらかにしているのだから、
たぶん私は深刻に考えすぎてるんだろうなーと思えて、フッと楽になれるのです。
ともすれば、妙なところで完璧主義になってしまう、典型的なB型の飼い主にとって、
こうやってガス抜きしてくれる存在は、実にありがたいのです。
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と言いつつ、一度「ま、いっか」と思ったら、
とことんどうでもよくなるという、これまた典型的B型の飼い主なので、
適度に緩めるというのを心掛けていますが…。
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そうだよね。
おかーさん、このブログも
「過去の記事はあとから埋めます」って言ったのに、
「ま、いっか」って放置してるもんね。
いたたたたたたたた
そこは突かないでほしかったーーーーー
それはね、そのうち!
そのうち埋めますから!!
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とにかく、明日の病院まで体力を温存しておこうね。
願わくば少しでも血液が増えていて、輸血になりませんように…。
――【リンパ腫】4クール目(12/12)・つづく――
文:miyakonokaori
――次話(次回より二回目のレスキューです)――
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。