猫の話をしようか

なかなか聞けない猫の話。こっそりおしえる猫の話。

【リンパ腫】2月19日 朝 抗がん剤 ロムスチン(レスキュー) ~レスキュー2回目(9/26)~

「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20181213085648j:plain文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)

まだまだ雪が残る都内ですが、タクシーをなんとか無事につかまえ、猫さんを病院へ。
今日はAちゃんもいっしょです。

待合室でキャリーの中の猫さんを撫でていたAちゃんが、一言ポツリ言いました。
「痩せちゃったね…」

へー、お気楽Aちゃんでさえ、
スリムになったのわかっちゃった?
f:id:masami_takasu:20181213085846j:plain
まあ…うん…、
この数日で一気に骨っぽくなっちゃったもんね…

病院の血液検査では、もう脚から採血ができなくて、首の血管から採ってもらいました。脚には筋肉がないから、注射針が痛くて暴れてしまったのでしょう。
飼い主(たち)の贅肉を少しでもわけてあげられたらいいのにね。
先生に「輸血じゃなくて、輸肉ってできますか?」って訊いてみようか。

贅肉なんかいらんわ! 断固拒否!!
f:id:masami_takasu:20181213085919j:plain
だったら自分でお肉をつくらないといけないYo!

ちなみに体重は2.54キロ。
I先生は一瞬「あれ? 意外と減ってないかも」とホッとした顔をされましたが、
私が「たぶんおなかの腫瘍が大きくなって、その分の重さもあると思います」と言うと、ハッとした顔になり、じっくりとおなかを触診。
「ああ…大きくなっていますね。触れます」とガッカリとした顔に。
わかりやすいなー(笑)
だから信用できるんだけどね。

超音波でおなかを診てもらったところ、
腫瘍は大きくなったのではなく、数か所に分裂していました。
確認できただけでも4か所。
先週の抗がん剤は、もう効いていないということです。

そしてこちらが本日の血液検査の結果。
(カッコ)内は猫の基準値です。

PCV【赤血球率】  22 (32~45)
WBC【白血球数】 266 (55~195)
RBC【赤血球数】 454 (550~1000)
ヘモグロビン    7.0 (8~14)
血小板数     69.5 (30~80)
総蛋白      4.2 (5.4~7.8)

分葉核好中球  21989 (2500~12500)
リンパ球    3369 (1500~7000)

貧血が進んでしまっているだろうというのは覚悟していたので、
予想していたよりは、ショックな数値ではなかったな。
とはいえ、ハードルを下げすぎていたので、悪いことは悪いんですが。
白血球が多いのは、リンパ球ではなく、好中球が増えたから。
小さな体の中で、懸命に消化管の腫瘍の炎症と闘っているということです。
頑張れ、猫さんの白血球!!!

その白血球の頑張りを応援するために、
今回また造血ホルモン「ダルベポエチン」を入れることになりました。
腎臓の機能と肝臓の機能は問題なし。
相変わらず、ここだけはほんっと助かるねえ。

 

f:id:masami_takasu:20181213090156j:plain

今回の抗がん剤は「ロムスチン」です。
これは副作用がかなり出るといわれているそうで、ただでさえ弱っている猫さんは要注意。こちらは飲み薬で6週間の効果があるのだそう。
大きなカプセルを、猫さん、頑張って飲みました。
そして抗生剤とステロイド剤、最後に点滴で水分補給もして、診察終了。

● 

この日のお会計は、

診察料、血液検査、超音波検査、注射各種、抗がん剤投与、内服薬など、
あわせて、¥26,261円でした。

帰宅してしばらくは落ち着いていたのですが、
日付が変わり2/19の1時頃、猫さん、嘔吐しました。
吐き終わって落ち着いたので、ついさきほど制吐剤を飲ませました。

たぶんもう残された時間は、多くはないと思います。
ロムスチンが効いてくれたら、誕生日を迎えられるかもしれないけれど…
現状、かなり厳しいかもしれません。

一昨日のことです。
何度猫さんの口元へ近づけてもフェロビタを舐めてくれませんでした。
栄養剤のカケシアをシリンジで飲ませようとしたのですが、これも暴れて飲んでくれません。痩せ細っていく体を前に、あまりにも飼い主は無力でした。

私はすっかり疲れ切ってしまって、久しぶりに猫さんの前で涙を流してしまいました。
弱い飼い主で、ほんとに申し訳ないです。

謝りながら、猫さんに語りかけました。
あなたがうちの子になるまでの経緯、うちに来てからこの7年間、春夏秋冬それぞれの印象的な思い出話、笑い話――

あなたがうちの子になってくれて、私たちはどれほど楽しくて、どれほど充実した時を過ごさせてもらったか、あなたが生まれて来てくれたこと、そして今ここにいることにどれほど感謝しているか、そしてあなたのことがどれほど大切か、そんなことを、たくさんたくさん伝えました。

猫さんは何度も目を細めて、私を見つめていましたが、やがてよろよろと立ち上がったと思うと、
私の指に残っていたフェロビタを、ペロペロと舐めてくれました。
もう少しこの不甲斐ない飼い主といっしょにいてやらんとダメだコリャ、と
思ってくれたのかもしれないです。
「ありがとう、いい子だねー、ありがとう、ほんとに世界一いい子だねー」
もうそれしか言えませんでした。
ほんとに、世界一いい子です。

もう少し、粘ってみます。
明日、容体が落ち着かないようなら、病院へ連れて行きます。

しばらく心身ともに余裕がなさそうなので、コメントへの返信が遅くなるかもしれません。ですが飼い主は大丈夫です。

じたばたしてます!

 

――【リンパ腫】レスキュー2回目(9/26)・つづく――

文:miyakonokaori

――次話――

――前話――

まとめ読み|抗がん剤治療 ⑫-レスキュー2回目(2/4)
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この章の1話目です――

――この連載の1話目です――

――おすすめの記事です――

――出典――

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。