「その日」がくるまで生きようず!
文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)
飼い主、本日は貧血に加え、下血までやってしまい、心身ともにフラフラです。
先方のお気遣いで〆切も延ばしていただいたので、寝室で休んでいました。
寝室へ行く前に、猫さんのおなかをさすり、
「苦しいのは私にちょうだい。私は人間だからなんとでも耐えられるからね」
と声をかけ、ベッドへ。
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Aちゃんの話では、
私が寝室へ行ってしばらくしてから、
意識朦朧の猫さんが、ごはんスペースへ行ったとのこと。
なので、「ひとくちだけ、流動食とお水をあげたよ」と。
こんなに弱り切っているのに、それでも猫さん、暴れたらしいけれど。
それを聞いて、
私ももうなにもしないつもりでしたが、ほんの少し、ほんとうに少しだけですが、
流動食とお水を与えました。
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昨日の朝、病院へ行ったのですが、超音波検査で見ると、おなかの腫瘍は小さくなっていたのです。
なので抗がん剤・ロムスチンは効いてくれているということ。
そのかわり、この抗がん剤は「最後の砦」であり、副作用が出たら命にかかわることも…
実際、それで多臓器不全で亡くなっている子がたくさんいます。
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きっと今、猫さんは強い副作用と闘っているのだと思います。
今までほとんど副作用なしにきたけれど、最後のヤツは強敵だった。
そして、おそらくこれからもっと強くなるはずで…。
ロムスチンは1週間から10日後ぐらいに、強い骨髄抑制がかかってくるのです。
そうなると貧血、免疫力低下に伴う感染症などが起こり、臓器がそれに耐えられなくなるのです。
体力が残っていない猫さんが、その波を超えるのは、おそらく難しいでしょう。
ここは、病気が判明したときから「その日」を見つめた闘病ブログであり、
私が助けていただいた飼い主さんたちのように、私もしっかり命の記録を残す目的ではじめたものです。
なので、逃げずに残します。
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この写真は、今日のうちの子です
世界一かわいい、うちの子です
――【リンパ腫】レスキュー2回目(14/26)・つづく――
文:miyakonokaori
――次話――
明明後日の配信予定です。
(変更される場合があります)
――前話――
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
――この連載の1話目です――
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――出典――
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。