猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

【リンパ腫】2月27日 すごい子だな… ~レスキュー2回目(18/26)~

「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20181215162354j:plain文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)

ほんとに…すごいと思います。
なんでこんなに頑張ってくれるんだろう。

「もう頑張らなくていいよ」と思うこともあります。
でも、命が消えてしまいそうになると、飼い主が諦めきれなくて、「もう少しいてくれる?」とお願いしてしまい、そうすると猫さんも帰ってきてくれる…そんな日々です。

昨日は吐き気で苦しそうで、病院に「何ができるか」を訊くために電話をしました。
すぐにI先生が出てくれました。

「もう何もできないんでしょうか。せめて気持ち悪いのをおさえてあげられないでしょうか」

今の猫さんの状況を泣きながら話している、その間も猫さん気持ち悪そうにうずくまっています。
病院へ連れていきたいけれど、今の状態では連れていくだけでどうなるかわからないので、とにかく家で飼い主がしてあげられることがないか、訊くつもりだったのです。

私は薬を病院までとりにいくつもりでいましたが、I先生が
「終わったあとになりますが、僕がお薬を届けます」
と言ってくださいました。

さすがに申し訳ないと思ったので、「私がうかがいます」と言いましたが、
「いえ。そういう状態で目を離すのは心配でしょう。僕が行きます」と。

なんていい先生だ……。
もう少し私が若かったら、「結婚してください」と言っていたかもしれん。

 

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その後、先生がうちのマンションまでお薬と注射のセットなどを届けてくださり、
それだけでもありがたかったのですが、弱り切っている飼い主を見るに見かねて、少しでも安心させようとしてくれたのか、猫さんも診てくれることになりました。

といっても往診なしの病院なので、先生のほうが気を遣って部屋へ上がることはなく、
エントランスロビーででしたが、すでにキャリーに入っていた猫さんをサッとエレベーターでおろすだけだったので、猫さんノーストレス。

「頑張ってるなぁー。いい子だー」

I先生の癒し系ボイスに、キャリーの中の猫さんもすっかり安心しきっています。
先生は猫さんを触診して、「お母さまの言うとおり、おなかの腫瘍は小さくなってます。食べられないのは癌のせいではないのかも…」と、言いました。

体力が落ちているところへ強く副作用が出て、意識混濁にまでなってしまったのだとしたら、逆に副作用の時期を超え、体力を落とさなければ、乗り越えられるかもしれません、と。

先生はがんが大きくなって、消化管を細くしてしまったから食べられなくなったと考えていたようで、もしものために新しい抗がん剤も取り寄せていてくださいましたが、
「今は必要ないですね」そう言うと「ここでやっちゃいましょう」と、私に渡していた紙袋から、キッドを取り出し、「頑張れよ、頑張ってくれよ」と、猫さんに声をかけながら、その場で、吐き気止めの注射と皮下補液をしてくれました。

なんていい人だ……。
I先生には誰よりも幸せになってほしい……。

感謝の涙で先生を見送り、猫さんを部屋へ。
猫さん、しゃんと座ってヒーター前で暖をとりはじめました。


ぽかぽかー
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おかげで、また一日いっしょに過ごすことができ、
2月最後の日を迎えられそうです。

朝方、私が投薬に失敗して、パニックになりましたが、今は落ち着いています。
流動食はほんとに少ししかあげられていませんが、気持ち悪そうにするものの、吐いてはいないです。
意識はしっかりしています。

今は目が合うと「かわいいね」「大好きだよ」「ありがとう」と声をかけ、頭を撫でています。

吐き気止めの薬は、5日間まで連続投与できますが、それ以上はNG。
どちらにしても、もう手元には注射しかないので、ビビりな飼い主はできないんですが…。

でもいざとなったら、打つしかないな。
気持ち悪いのがおさまっているときは熟睡もできているようなので、ビビッている場合ではないな。

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気持ち悪くないときは,
こんなんなって寝てることも…

どうしたらいちばん苦しいのを抑えてあげられるのか…今はそれが最優先事項です。

 

――【リンパ腫】レスキュー2回目(18/26)・つづく――

文:miyakonokaori

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まとめ読み|抗がん剤治療 ⑬-レスキュー2回目(3/4)
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週刊Withdog&Withcat
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※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。