「その日」がくるまで生きようず!
文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)
猫さん、3時の約4mlの強制給餌が消化しきれず、ずっと気持ち悪そうにしていましたが、眠ることもできず、気持ち悪くて動き回るばかり……
あまりにもつらそうで、これは吐かせてしまったほうがいい、と思い、水を飲ませました。
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吐きました。コップ2杯分ぐらいの水分状のものを。
ここまでを見てきて、飼い主はようやく「もういい」と思いました。
たった4mlの流動食すら消化できないのが、副作用のせいだけのはずがありません。
もう生命を維持するラインが途切れた、ということでしょう。
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だとしたら、無理して給餌しても苦しめるだけ。
もう強制給餌はやめます。
水分がなくなると苦しいらしいので、お水だけはなんとか補給してあげたいけれど…。
ほんとうに頑張ってくれました。
あとは神様が空へ呼ぶのを待つばかりです。
少し落ち着いた頃、カーテンを開けて空を見せました。
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お空、明るくてきれい
あっちに行くの?
そうだね。
あっちの世界にいったら、
またたくさん遊べるよ
おかーさんもいつか行くから、
そのときまでにちゃんと上手に
猫じゃらしを使えるようになっておくからね
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「遊んで」と、猫じゃらしを持ってきても、私はAちゃんみたいにうまくできなかったから、すぐにやめちゃってごめんね。
またお空で会えたら、そのときはあなたが飽きるまで、いっしょに遊ぶからね。
待っててね。
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何度も何度も何度も言ってきたけど、まだ言うよ。
大好きだよ、ソーニャ。
――【リンパ腫】レスキュー2回目(19/26)・つづく――
文:miyakonokaori
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。