「その日」がくるまで生きようず!
文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)
2月半ば過ぎから、急激に状態が悪くなり、何度も本猫が力尽きそうになると、それを飼い主がI先生にお願いするなどして引き留め、飼い主が諦めかけると、本猫がものすごい生命力で頑張ってくれて、両方がガックリすると、Aちゃんが思わぬ方向から救ってくれて、いつどこでどうなってもおかしくなかった2月を越えて、3月を迎えてくれた、うちの猫さん。
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吐き気が治まったよ
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たった4mlの流動食すら受け付けなくなっていたのに、
昨日は吐くこともなく、流動食・お水を飲むことができました。
大量に胃液(なのかな)を吐いて、ぐったりしてしまった28日の朝は、
間違いなく今日が「この日」だ、と思いました。
写真でもおわかりいただけたと思いますが、骨と皮だけの状態ですし、
もう体力はまったく残っていないだろう……
そう思っていたのです。
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でも、猫さん、頑張りました。
気力が体力を上回ったんだと思います。
動物の生命力はすごいです。
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小さくたってパワーはあるんだYo!
いくらでも自慢してよし
あなたはすごい子です
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あれから2日しか経っていませんが、自分で食べようとごはんスペースへ向かったりしています。食べられてはいませんが、その気力が飼い主には、なんというか…信じられないんですよね。
こんなに頑張っているのに、飼い主が勝手に白旗をあげてはいかんだろう、と思い直し、流動食も再開しました。
まず、流動食を飲むときの抵抗の力が小さくなりました。
「食べたい」と思ってくれているんでしょうか。
それに、少しずつ飲ませて、合間にシリンジを口から離すと、いつもの目を細めてマズルをちょっぴり膨らませた「おいしかった」顔になってくれます。
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流動食を与えるのはかわいそう、そう思っていたときもありました。
でも、この子のほうがまだいっしょにいたいから頑張ってくれているのだと思い直しました。
だったら、その気力を支えたいです。
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あの家にも、この家にも、闘病中の猫ちゃんがいます。
何度もくじけそうになって、一度は完全に諦めた私が言うのもアレですが、
飼い主がいっしょにいたい気持ちと同じぐらい、ペットもいっしょにいたいんだと思います。
もしかしたら、我々が思う以上に、
この子たちは私たち飼い主といっしょにいたいのかもしれません。
だから……頑張りましょう。
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頭隠して尻隠さず
今の猫さんです。
こんな姿を見ると
「いや、そんなけなげなもんでもないかな…」
と思いますが(笑)
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今日は、朝イチで病院です。
昨日一日、猫さんが落ち着いていてくれたので、私も休んで熱を下げることができましたし、猫さん自身も病院へ行けるぐらいの体力は戻ったのではないかと思います。
あったかくして行かなきゃな。
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あ、今「ニャ」って小さく鳴いた!
かわいい声だ……ああもう、朝から泣かせないでくれー。
――【リンパ腫】レスキュー2回目(21/26)・つづく――
文:miyakonokaori
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。