二人に舞い降りたものは何?(2/2):16話~21話
カテゴリー:エッセイ
作者:あおい空
――本まとめ読みの内容は――
第2章(全11話)~二人に舞い降りたものは何?~ その後半です。
愛猫マナの避妊手術を、当面延期した作者。そこまでは決めたけれど、そこから先は何も決まっていない。
悩みを抱えながらも、マナとの暮らしは楽しくて――
そうやって、少しずつマナとの絆を深めていく作者でした。
さて、どうなる? マナと同居人。
――作品の概要――
はじめて一人暮らしをはじめた作者。節約のために見つけた物件は、長屋風の作りのオンボロアパートでした。テレビも洗濯機も無い生活がスタートするのですが、作者はその場所がいたく気に入ります。
まるでボンビー(貧乏)生活を楽しんでいるかのような、いや間違いなく楽しんでいる作者。しかし、2年が過ぎると、一人暮らしの寂しさは頂点に。
そんなときに、作者は子猫と出会うのです。
人生のパートナーとも言える運命の子、マナと。
本作はマナと、自らをマナの同居人と称する作者との触れ合いを描く実話エッセイです。
【目次】
2章 二人に舞い降りたものは何?
16話|2章(6/11)|聞きなさい。知りなさい。そして理解しなさい。
マナの避妊手術をどうするか?
考えた末に、延期を決めました。
それから調べました。
もしも発症した場合のことを。
感染しても発症するとは限らない。それが救いです。
そして、父の言葉を思い出しました。
困難に直面したときに指針にしている言葉を――
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17話|2章(7/11)|飼い主の手は、傷が絶えないよ
今日は、猫の爪切りのお話をしましょう。
私はマナと暮らすようになって、手の傷が絶えません。
マナの毎日フミフミで、イタタタタってなって――
でも、切ってあげようとしたらもう大変。
1本切るだけで「ふうっ~」という感じ。
今も続く、爪切り問題――
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18話|2章(8/11)|猫は鳴くものだと思ってました
猫って、鳴かないもの?
ご飯の催促でも、トイレのお知らせでも鳴かないマナ。
無口な人に接するとき、気を使ってこちらが一方的に話したりしますよね。
だから同じように、私はマナに気を遣うのです。
「マナ~!マナにゃ~ん!マにゃ~!」
と――
でもマナは、呼ぶと返事をしてくれます。
「ふにゃん」
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19話|2章(9/11)|冬の備えと、記録的大雪の日々
マナの、初めての冬のお話。
マナを拾った頃から、防寒対策は考えました。
目玉は、動物用のホットヒーター。
ブランケットの風よけも。
そこで、私の帰宅を待つマナ
その冬は記録的な大雪。バスが来ず、歩いて通勤の日々。
事前の準備が功を奏しました。
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20話|2章(10/11)|おままごとと、ベランダに慣れたマナ
季節は春めき、爽やかな日々。
外に出かけたい私。でもマナを置いてはいけません。
そこで名案!
ベランダでピクニックをしました。
マナはその日から、次第に”外”の世界を感じるようになりました。
でも、ある日のこと。
マナはベランダの外に飛び降りてしまいました。
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21話|2章(11/11)|もう外にいっちゃ駄目だよ
本章の最終話。
外に出てしまったマナ。油断をしていました。
探しても姿は見えません。
「どうしよう……」
わたしはなす術もなく、外で待つことにしました。
でも、少しは自信のようなものがありました。
マナは遠くにはいかないという。
さて、マナは――
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――二人に舞い降りたものは何?・まとめよみ(2/2)・おしまい――
――第3章につづきます――
作:あおい空
▶あおい空:猫の記事のご紹介
コメント:高栖匡躬
――次のまとめ読み|次は3章です――
作者と愛猫マナとの信頼関係は深まりました。
『マナが自分で、私と暮らすことを選んでいる!』
と、確信するほどに。
一方マナは、FIV感染ではない可能性が僅かに残っていました。
再検査――
さて、どうなる? マナと同居人
――前のまとめ読み――
愛猫マナの病気(FIV:猫エイズ)の発覚と、作者の心境が描かれます。
避妊手術前の血液検査で告知された、FIV陽性。
結果に動揺し、涙する飼い主。
さて、どうなる? マナと同居人
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