二人の未来を紡いでいこう:22話~26話
カテゴリー:エッセイ
作者:あおい空
――本まとめ読みの内容は――
第3章(全9話)~二人の未来を紡いでいこう~ その前半です。
第2章で、一度外に出てしまったマナですが、戻って来てからは次第に信頼関係が確かなものになっていきます。作者はマナのその姿を見て、自分の気持ちを理解するようになったと考えるようになります。
恐る恐るマナの気持ちを確かめる作者。
そして『マナが自分で、私と暮らすことを選んでいる!』と、確信するように――
一方でマナには、FIVに感染していないという可能性が僅かに残っていました。
再検査によってそれは明らかになるはずです。
さて、どうなる? マナと同居人。
――作品の概要――
はじめて一人暮らしをはじめた作者。節約のために見つけた物件は、長屋風の作りのオンボロアパートでした。テレビも洗濯機も無い生活がスタートするのですが、作者はその場所がいたく気に入ります。
まるでボンビー(貧乏)生活を楽しんでいるかのような、いや間違いなく楽しんでいる作者。しかし、2年が過ぎると、一人暮らしの寂しさは頂点に。
そんなときに、作者は子猫と出会うのです。
人生のパートナーとも言える運命の子、マナと。
本作はマナと、自らをマナの同居人と称する作者との触れ合いを描く実話エッセイです。
【目次】
3章 二人の未来を紡いでいこう
22話|3章(1/9)|信頼は時間をかけて育むもの
新章のはじまりです。
マナがもう外にいかないように、わたしは窓の網戸を締めました。
「危ないよマナ、車来るよ」
網戸越しに外を見るマナに、囁き続けた1カ月。
マナは何かが変わったようでした。
私は確信しました。
マナが理解をしてくれたのだと――
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23話|3章(2/9)|マナとの楽しい食卓
マナとの楽しき食卓のお話です。
マナとは一緒に食卓を囲むのですが、小さい頃のマナは何にでも興味津々。人間の食べ物にも。
私はうんと薄味で料理を作るようにして、食べても良いものといけないものを、1つずつ教えていきました。
まるで、母猫のように。
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24話|3章(3/9)|マナのフード事情
今日はマナのフード事情。
子猫だった頃、マナは定番の子猫用フードしか食べず、調達が大変でした。
往復1時間かけて買いにいって。
成長してからも、なかなかお気に入りが見つからず。
高ければ良いというわけでなく。
マナは食が細くて、臆病だったからです。
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25話|3章(4/9)|猫は自分の意思を持つ生き物
網戸を閉めたまま「マナ危ないよ、車来るよ」と言い続けた日々。
やがて、マナの反応が変わってきました。
「気持ちを理解するようになった?」
私は、マナを試すことにしました。
私には自信があったのです。
さて、マナと私の信頼関係は?――
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26話|3章(5/9)|まるで『1本の蜘蛛の糸』のよう
マナはFIVと診断されたけれど、マナへの気持ちは変わりません。
『マナは運命の子、私はいつもマナと一緒』
マナには1つだけ、FIVではない可能性が残されていました。
陽性だった結果が、陰性に変わる可能性――
「もう一度検査を」
私は、夏の暑い日射しの中、病院への道を歩いたのでした。
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――二人の未来を紡いでいこう(1/2)・おしまい――
作:あおい空
▶あおい空:猫の記事のご紹介
コメント:高栖匡躬
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――次のまとめ読み――
本作品の最終回を含むまとめ読み。
マナの避妊手術をどうするか――
悩み続けた作者に、結論は出たのか?
マナの病気を知り、段々と変わっていった作者。
それは『マナと暮らす幸せ』を実感したから。
そして変わったのは作者だけではありませんでした。
――前のまとめ読み――
第2章のまとめ読み、後半です。
愛猫マナの避妊手術をすべきかどうか、悩み続けた作者。
結局、手術は延期をすることに。
マナとの二人暮らしを楽しもうと、心に決めたものの……
さて、どうなる? マナと同居人
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――私の空、マナ|最初のまとめ読み――
初めての一人暮らし。
淋しさが頂点のときに出会ったのが、運命の子、マナでした。
猫を飼ったことのない私と、マナとの2人暮らし。
「本当に飼えるのか?本当に育てられるのか?」
葛藤はいつもあったけれど、それはとても楽しいものでした。
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おすすめのまとめ読みです
リンパ腫の猫、ソーニャの看取り後
ソーニャを看取ってからのこと。
やり切った充実感はあるものの、喪失感は拭えません。
ペットロスを実感する作者。
しかし、思うのです。
どんなペットにも必ず「その日」はくる。
そのことから、決して目をそらさないでほしいと。
ようこそペットロス
ペットロスに悩む方は多いでようです。
誰もが経験することですが、”別れ”をどう捉えるかで、それは重かったり、軽かったりするように思います。
ペットロスは、必要以上に嫌うこともないように思います。
そんなコラムやエッセイをまとめました。