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【まとめ】猫宅・44の物語 ④ ~猫たちとの出会いと別れ~

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猫たちとの出会いと別れ
猫宅のお話

Review
カテゴリー:エッセイ
作者:女神

猫宅の話は、一言で言うと、沢山猫を飼っている愛猫家の話である。
少々普通と違うのが、その数が少し我々の予想を超えていて、44匹もの数になっていることだ。

44匹ともなると、普通の一匹や二匹、或いは10匹くらいの多頭飼いの話とは趣が違う。とにかくスケールが大きいのである。
ちょっと考えてみればわかるだろう。普通の猫を飼っている家庭の一か月半分のフードを、猫宅は1日で消費してしまうのだから。

飼い主さんの”女神さん”はそれを、大河ドラマと称したが、まさにその通りだ。それは群像劇の趣で、群雄割拠の戦国時代ものとか、三国志のような印象を受ける。
もちろん、領土の取り合いなどはしないのだが、44匹の棲む猫宅では、きっと夜な夜なそれに似たような、猫同士の駆け引きがあるのではないだろうか?
そう想像するだけで、結構楽しめたりする。

女神さんは、きっとそれどころではないのだろうけれど

――本まとめ読みの概要――

これまで猫宅の物語になんどか登場した、ポリスとくまのお話が登場します。猫宅には猫宅の外とのつながりもあるのです。外猫は気楽さと同時に厳しさを抱えています。その無常感が魅力であったりもします。そして猫宅を出ていく猫もいれば、一度出て戻ってくる猫もいます。今回は出会いと別れのお話。

 16話 ~ 22話 

16話|お別れを言いにきたボス猫、ポリス

44の物語、今回は外猫ポリスのお話。
ポリスは地域のボス猫でした。
あちらこちらで喧嘩をするようで、いつも身体中怪我だらけ。
やがて、ライバル猫の”くま”が現れて縄張り争い。
外猫には外猫たちの世界で生存競争があって――
やがてポリスともお別れの日が来ます。 

▶ここまでの猫宅の住人(43匹)

とら、茶々、華、雪、天、月、あずき、空、みっけ、てっぺい、真白、ぱんだ、麦、小麦、風子、キキ、ララ、ムー 、四月、ミント、 オレオ、ラテ、モカ、ココア、チョコ、いちご、五月、キング、こぱん、バニラ、うさぎ、空(そら)、ポッキー、六月(ムック)、カール、チェリー、ナッツ、みかん、あんず、きなこ、かんな、やさい、いろは

※今回は外猫のお話なので、増減はありません。

● 

17話|ようこそ鈴、さよならムー

猫達のお世話に追われる毎日。
『この子が最後』『もう、増やさない』
と心に誓う作者ですが、この日もまた野良猫を見てしまうのでした。
そして猫宅には出会いだけでなく、別れもやってきます。

▶ここまでの猫宅の住人(43匹)
とら、茶々、華、雪、天、月、あずき、空、みっけ、てっぺい、真白、ぱんだ、麦、小麦、風子、キキ、ララ、四月、ミント、 オレオ、ラテ、モカ、ココア、チョコ、いちご、五月、キング、こぱん、バニラ、うさぎ、空(そら)、ポッキー、六月(ムック)、カール・チェリー・ナッツ・みかん・あんず・きなこ、かんな、やさい、いろは、鈴。

※鈴が去り、ムーが増えました。

● 

18話|いちごとの別れ

いちごが体調を崩した様子は、母猫のムーやその母の彼女に似ていました。
腎不全かも――
もしもそうなら、嫌がることはやめよう。
そう決めたとき、抱っこが嫌いないちごが抱かせてくれました。
彼女とムーの最期のときのように。

▶ここまでの猫宅の住人(42匹)

とら、茶々、華、雪、天、月、あずき、空、みっけ、てっぺい、真白、ぱんだ、麦、小麦、風子、キキ、ララ、四月、ミント、 オレオ、ラテ、モカ、ココア、チョコ、五月、キング、こぱん、バニラ、うさぎ、空(そら)、ポッキー、六月(ムック)、カール・チェリー・ナッツ・みかん・あんず・きなこ、かんな、やさい、いろは、鈴。

猫宅は43ニャンから、42ニャンになりました。
※いちごとの別れがありました。

● 

19話|血栓栓塞症・キングの闘病

ある日、キングが前足をぶらぶらさせていました。
爪の感染症かな?
しかし、病院で告げられた病名は――
『心筋症、血栓栓塞症』
余命は「今にも」と……
震えあがる作者。
それが闘病生活の始まりでした。

▶ここまでの猫宅の住人(41匹)

とら、茶々、華、雪、天、月、あずき、空、みっけ、てっぺい、真白、ぱんだ、麦、小麦、風子、キキ、ララ、四月、ミント、 オレオ、ラテ、モカ、ココア、チョコ、五月、こぱん、バニラ、うさぎ、空(そら)、ポッキー、六月(ムック)、カール・チェリー・ナッツ・みかん・あんず・きなこ、かんな、やさい、いろは、鈴。

猫宅は42ニャンから、41ニャンになりました。
※キングとの別れがありました。

20話|一見乱暴者、くまの生き様

44の物語、今回は外猫くまのお話。
ある日玄関先に現れた、まるで熊みたいな風貌の猫。
くまはボス猫ポリスに、対抗心をむき出しにしました。
何度も繰り返させる死闘。勝利したのはくま。
しかし一見乱暴者のくまは、人にはすりよって来る甘え上手でした

▶ここまでの猫宅の住人(43匹)

とら、茶々、華、雪、天、月、あずき、空、みっけ、てっぺい、真白、ぱんだ、麦、小麦、風子、キキ、ララ、ムー 、四月、ミント、 オレオ、ラテ、モカ、ココア、チョコ、いちご、五月、キング、こぱん、バニラ、うさぎ、空(そら)、ポッキー、六月(ムック)、カール、チェリー、ナッツ、みかん、あんず、きなこ
そして――、かんな、やさい、いろは

※彼女が去って、かんなとやさい、いろはが増えました

21話|外猫三人衆、くま、キジ、しろっくろっ

今回は外猫3匹のお話。
猫宅の外側には、外猫たちの社会もあります。
突然現れた”キジ”も、その後にやってきた”しろっくろ”も、ボス猫の”くま”も、元は飼われていた猫でした。
縁あって猫宅の周りに住む子たち。
仲良くやって欲しいものです。

▶ここまでの猫宅の住人(43匹)

とら、茶々、華、雪、天、月、あずき、空、みっけ、てっぺい、真白、ぱんだ、麦、小麦、風子、キキ、ララ、ムー 、四月、ミント、 オレオ、ラテ、モカ、ココア、チョコ、いちご、五月、キング、こぱん、バニラ、うさぎ、空(そら)、ポッキー、六月(ムック)、カール、チェリー、ナッツ、みかん、あんず、きなこ
そして――、かんな、やさい、いろは

※彼女が去って、かんなとやさい、いろはが増えました

22話|いちごの生まれ変わり、チーズ

44の物語、今回は新入りのチーズのお話。
突如自宅に現れた白い子猫。
ものおじせず、外猫くまの周りをちょろちょろし始めて、くまのご飯を横から食べてしまいました。
黙ってご飯を譲るボス猫くま。驚きでした!
その子猫が――
次は猫宅に現れたのでした。

▶ここまでの猫宅の住人(42匹)

とら、茶々、華、雪、天、月、あずき、空、みっけ、てっぺい、真白、ぱんだ、麦、小麦、風子、キキ、ララ、四月、ミント、 オレオ、ラテ、モカ、ココア、チョコ、五月、こぱん、バニラ、うさぎ、空(そら)、ポッキー、六月(ムック)、カール・チェリー・ナッツ・みかん・あんず・きなこ、かんな、やさい、いろは、鈴。

そして、チーズ。

※チーズは加わりました。

保護はしているけれど、保護活動のつもりではない

このエッセイを書くときに、女神さんとはなんどかやりとりをした。

筆者は最初、保護活動家の話を書くものだと思っていた。しかし女神さんにはそんな意識はないようだ。

『猫宅』に猫が増える過程では、野良の子を保護してそれがだんだんと増えていくのだが、それはただ、捨て置けない子が目の前にいて、それを養える空間がたまたまあった。そして養える自分がいたということらしい。

記事を書きながら話を聞いていくと、確かにそれは保護活動ではなかった。
保護はしているが、保護活動ではないのだ。保護した猫をたくさん飼っているというだけのことだ。

おもしろいなあと思った。
話を聞けば聞くほど、興味と疑問が湧いてきた。
だから、記事はまだまだ続いていく。

――高栖匡躬――

――猫宅・44の物語④・おしまい――

作:女神
コメント:高栖匡躬 
 ▶女神:全作品のご案内
  

 

――前のまとめ読み――

『猫宅』のまとめよみ、その3

初話はまず、脱走の常習犯、月が起こした大事件。
月はなんと、女の子だけを集めた部屋の扉を開けてしまいます。
結果は3匹が妊娠。
猫宅は予期せぬ出産ラッシュに突入していきます。
21匹だった猫は、最終15話で倍近い41匹に。

Withcatは猫宅の主催者、女神さんを応援しています。
アマゾンの欲しいものリストから、猫宅にフードやシートを贈れますよ。
※送り先は、『猫の秘密基地』をご指定下さい。 
猫宅

――猫宅のまとめ読み、初回です――

44匹の猫が住む家がある。それが『猫宅』
それを始めたのが女神さん。
「保護活動ですか?」と訊ねたら、「そんなつもりはないんです」と返ってきた。
お話を聞き始めたら、確かに保護活動ではない。保護はしているけれど。
そこに横たわるのは大きな物語だった。
猫たちの大河ドラマをお楽しみください。

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