猫の話をしようか

なかなか聞けない猫の話。こっそりおしえる猫の話。

エッセイ

飼い主が、自分の猫に対する想いを、自由に思うままに語った話。猫と暮らすと、大変さなことも、不便なこともたくさんある。でもそんな現実がありながら、猫たちはそれを大きく上回る幸せがあるのだと教えてくれる。猫と暮らした事のない方に読んで欲しい話。‬ 猫を迎えるまでの葛藤『うちの子がうちにくるまで』や、子猫が歳をとり、飼い主を追い越してしまうちょっと切ない話。闘病が始まって見取りの時期が来て、別れがあり、思い出になっていく猫たち。 どれもみんな、愛おしい話ばかりです。

善いお風呂のお話をしましょうか ~私の空、マナ!|二人の出会いは突然に(9/10)~

私の空、マナ!撮影&文:あおい空 第1話でお話ししたことですが、私は生まれて初めての一人暮らしを始めて、ボンビー生活に突入しました。 ボンビー突入の前に、私の身の回りにあったものは、例えば50インチのTV、フランスベッド、ナツメ球がフワーの傘に…

フミフミチュチュって何だと思う? ~私の空、マナ!|二人の出会いは突然に(8/10)~

私の空、マナ!撮影&文:あおい空 今日はマナの特長である、フミフミチュチュのお話をしようと思います。え、それ初耳ですって? それは、フミフミしながらチュチュする仕草のことです。フミフミ+チュチュてフミフミチュチュです。 ――え、それでも分からな…

【無垢な心】恐怖? 誰もがマナに心を開く。そして人生を語るネコ ~私の空、マナ!|二人の出会いは突然に(7/10)~

私の空、マナ!撮影&文:あおい空 ひとり暮らしを初めてから、ネコを飼うまでの間、私とご近所さんの関係は良好でした。テレビがなかった時のこと、前に書きましたね。 その当時聞こえる音と言えば、ベランダ越しの家の2階の窓で、おじさんがパタパタと何…

【毎朝ドキドキ】これから一緒に作っていこう、信頼の物語 ~私の空、マナ!|二人の出会いは突然に(6/10)~

私の空、マナ!撮影&文:あおい空 さて第3話で、私が仕事から帰ると、マナが留守番をしていたにも関わらず、家の中のもの全てが1ミリも動いていないこと。そしてトイレをした後もないことを書きました。覚えていますか? この事実が何を意味しているか?そ…

【災害時のペット/自宅火災の体験】愛猫、愛犬を守る誓い ~311、あの日、私と愛猫は(その4)~

撮影&文:miao 東日本大震災から8年がたちました。 2011年3月11日、あの日我が家では―― あの頃、我が家は決して平穏とはいえない災いが続いてました。 2009年は火災、2010年には母が脳腫瘍で倒れ、手術前の造影検査中の脳梗塞、退院後も年明けに後遺症によ…

【リンパ腫/闘病記を読むということ】ソーニャ・ロスになるかも! ~見つけた! 私の、生きようず!!~

飼い主にとって、愛猫や愛犬の闘病は、とても辛くて長いトンネルのようなものだ。 いつまでも子供のようで、ずっと一緒に居てくれると思っていた存在が、病気であることが判明したとたんに、実はとても脆く、儚い存在でであることに我々は気づく。 そして限…

【保護/名言】猫は寄り添うもの ~私の空、マナ!|二人の出会いは突然に(5/10)~

私の空、マナ!撮影&文:あおい空 子ネコを拾った翌日は、歩くと足に筋肉痛を感じました。原因はあの竹藪です。行く手をふさぐ先が見えないほどの藪のなか、手で蔦をどけて、地面に絡まる木切れを踏みながら進んだことでの疲労は、相当なものでした。 慣れ…

【天使?/悪魔?】はじめは犬を飼うつもりでした ~ソーニャがうちの子になったのは~

撮影&文:miyakonokaori ~うちの子がうちにくるまで No.7~ ”うちの子がうちにくるまで”とは愛猫を家に迎えるまでの葛藤を、飼い主自身が、自分の言葉で綴ったエッセイのシリーズです。 ● 我が家が猫さんをお迎えしたのは、2006年のことです。ペット可の部…

【保護活動/多頭飼い】突然、風(ふう)がやってきた ~猫宅のお話をしましょう(その8)風と麦、小麦、風子~

今回のお話に入る前に、空の子供たちがどうなったかについて触れておきます。 空の子は次の4匹です。 真っ白でオッドアイの子が、真白 毛がふわふわした三毛猫が、みっけ 頭のてっぺんに少しだけ黒い模様があった子が、てっぺい 目の回りが黒いハチワレの子…

【保護/猫用ミルク】ボンビーな私とマナ、タクシーに乗る ~私の空、マナ!|二人の出会いは突然に(4/10)~

私の空、マナ!撮影&文:あおい空 普通の会社員の私が子猫と暮らし始め、「1分でも早く家に帰らなければ~」という生活が始まりました。 マナという名前もつけて、その子はうちの子になりました。そして私は、その子のお母さんになりました。 お母さんが何…

【知ってる?】クイーンのフレディー・マーキュリーって猫好きだったんだぜ ~拾った猫はどこにいく?(3/10)~

「紫藤のことは、紫藤自身が決めることだ」 そう思ったところで、人差し指が止まった。 ▶『ボヘミアン・ラプソディ』クイーン 1975年にリリースされたの古い曲。そういえば、クイーンのボーカリスト、フレディ・マーキュリーは大の猫好きだったはずだ。 俺は…

【野良猫/保護】あなたの名前はマナよ ~私の空、マナ!|二人の出会いは突然に(3/10)~

私の空、マナ!撮影&文:あおい空 ネコさんを拾ってから五日後、私は彼女に名前を付けました。天からの贈り物マナです。 これには、ちょっとしたというか大変な出来事があります。ネコさんと出会った日に、時間を戻すことにします。

【野良猫/保護】え!どこから来たの? ~私の空、マナ!|二人の出会いは突然に(2/10)~

夏の終わりの夕暮れに、私の淋しさは頂点に達した―― というのは前回書いた通りです。それから数日後のことでした。 急に子ネコの鳴き声がする。思いっきり部屋の中まで聞こえてきます。 どうやら、アパートの後ろの家の塀の中です。 ここで暮らして二年がた…

【実話エッセイ】ボンビーな一人暮らしと、不思議なアパート ~私の空、マナ!|二人の出会いは突然に(1/10)~

初めまして。あおい空と申します。 これから私と、私の同居人である、愛猫のマナのお話をしたいと思います。 私と愛猫マナの出会いは、偶然でした。 でも偶然という言葉は、時に運命と言い換えられたりもしますよね。 ● 私とマナはあの日、偶然に出会っただ…

【殺処分数の推移】里親なんて、そう簡単にはみつかるわけがない ~拾った猫はどこにいく?(2/10)~

前回は友人の紫藤が、会社からの帰り道で、捨てられた子猫を引き取ったことを書いた。しかも紫藤はその子猫を、俺に押し付けようとしていた。 猫のことを知らないやつは、猫好きは簡単に猫を引き受けるものだと思っている節があるが、世の中そう甘くはない。…

【看取り】【腎不全】あっぱれの18歳! ~異食癖でケージ住まいだったけれど~

撮影&文:ゆきねー 我が家のノルウェージャン、チェリーが、先日亡くなってしまいました。今日はそのチェリーが旅立つ前の介護と、見取りのお話を書こうと思います。 どうかお付き合いください。

【多頭飼い/出産】ちび茶の子供たちがやってきた ~猫宅のお話をしましょう(その7)あずき、陸、海、空~

猫宅のお話をしましょう あずきと、陸、海、空撮影&文:女神 今回は前話からの続きで、ちゃー(本名:ちび茶)が産んだ5匹の子たちのお話をします。 子猫が離乳食を食べられる頃になると、5匹はちゃーの後をついて、ちょこちょこと我が家にやって来るように…

【捨猫の保護】猫未経験のくせに、子猫を拾ったやつがいる ~拾った猫はどこにいく?(1/10)~

この日は俺にとって、取り立ててなんということもない、いつも通りの日常だった。 俺は日記をつけるような殊勝な習慣はないが、もしもそれを書いていたとして、将来この日を振り返ったら、きっとこう書かれているだろう。 『朝会社に行って、仕事をして、夜…

【決めた、猫を飼おう!】【異食癖あり】ケージで暮らすノルウェージャン ~チェリーがうちの子になったのは~

我が家には、最近まで猫が4匹いましたーー いました、と過去形で言うのは、そのうちの1匹、ノルウェージャンのチェリーが、つい先日、お空に旅立ってしまったからです。 チェリーはちょっと変わった猫でした。というのも、異食癖をもっていたのです。 それも…

【保護活動】【多頭飼い】6代目の桃は、元野良ちゃん ~我が家の猫のお話をします(その5)桃~

福はうちに来た時には真菌という病気を持っていましたが、今では健康優良児。 その福ですが、幸が亡くなってからは以前にも増して、一段と甘えたさんになりました。初代の和を亡くした時の、二代目キムチと同じように、憔悴してる私を慰めてくれていたのかも…

ちび茶と、ははのお話 ~猫宅のお話をしましょう(その6)ちび茶(ちゃー)、はは~

月を保護し、猫宅は合計6にゃん。ずいぶんと賑やかになりました。 さて、その頃我が家の周辺には外猫さんが沢山いました。 うちでは、その大勢の猫さんのお世話をすることはありませんでしたが、ある理由で、ちゃーにだけはご飯を上げていました。 ちゃーは…

【保護活動】【多頭飼い】私に幸福を運んでくれた2人 ~我が家の猫のお話をします(その4-2)福~

さて、福がやってきた我が家。 幸の反応は―― 最初に福を見た時の、幸の怖い顔は忘れられません。穏やかな幸が、牙を剥き出しです。私は、福と幸が一緒に生活できるのかとても不安になりました。 それからも幸は、ゲージ越しに福を威嚇しました。それはかなり…

【保護活動】【多頭飼い】私にとって、やはりアメショは特別でした ~我が家の猫のお話をします(その4-1)福~

先日は3代目の猫、幸(こう)との、突然の別れについて書きました。 実はこの別れの前に、我が家には5代目の福がやってきていました。 つまり、我が家は和とキムチの頃のように、幸と福の多頭飼いだったわけです。 今日は5代目の福について書こうと思うので…

【猫の保護/肺炎】信じることの難しさ、命の重みを知る ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をつなぐこと(10/10)~

犬派の僕が猫と暮らす理由撮影&文:紫藤 咲 ねこさんの状態がよくないこと。死ぬほうに賭けたほうがいいと言われたこと。それらをハットリくんに報告した。 なにせこの頃の彼は、先生に対する不信感が本当に強く、医療ミスだとか、後手後手すぎるだとかとた…

【猫の保護/肺炎】切り札投入、回復の兆しか? ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をつなぐこと(9/10)~

犬派の僕が猫と暮らす理由撮影&文:紫藤 咲 ねこさんが入院して四日目こと、ぼくはついに切り札を投入した。そう、ひなさんである。 実はひなさん自身もねこさんが入院してからは、少しばかり不安感が強くなってしまっていた。ねこさんと一緒のときには、出…

【猫の保護/肺炎】猫は愛情が深いんだ。犬よりもずっと ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をつなぐこと(8/10)~

犬派の僕が猫と暮らす理由撮影&文:紫藤 咲 ねこさんが入院した当日のことだ。ぼくはとても不思議な体験をした。ただ、自分でもとても信じられないことなのもたしかな話なのである。 なぜ、信じられないのか。それはぼくに霊感がないからだ。感知度マイナス…

【猫の保護/肺炎/入院中こそ】お気に入りのタオルに、ゴロゴロ ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をつなぐこと(7/10)~

犬派の僕が猫と暮らす理由撮影&文:紫藤 咲 ねこさんの入院の様子は逐一ハットリくんに報告していた。入院当日にずいぶんぼくらは言い争ってはいたが、それも互いにねこさんのことを心配してのことだ。 ぼくから彼の様子を聞いたハットリくんは少し安心した…

【猫の保護/肺炎/酸素室】不安な中の入院二日目、状態は変わらず ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をつなぐこと(6/10)~

犬派の僕が猫と暮らす理由撮影&文:紫藤 咲 ねこさんが入院して翌日の午前中は、なにかをする気にはとてもなれなかった。ご飯を食べなくちゃいけないとわかってはいても、物を食べる気にはどうしてもなれなかった。心配が大きかった。 ● いつ電話が掛かって…

【保護活動】【また1匹ふえちゃった】月のお話 ~猫宅のお話をしましょう(その5)月~

前話で触れた、「月」のお話をしたいと思います。 天が(恐らくは)雪との喧嘩で、怪我をした頃――、そうあれは確か、まだ残暑が残る時期だったと思います。 ある日の朝、私は娘を仕事に見送ってから、外猫のちゃーにご飯をあげるために外に出ました。 すると…

【猫の保護/肺炎/ネット情報】子猫、肺炎、死亡率、で検索をしてみた結果 ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をつなぐこと(5/10)~

ねこさんが入院してしまうと、ぼくはひどく暇になった。それまでどれくらい彼に時間を費やしていたのかを、本当に思い知らされることになったのだ。 あまりにもやることがなくなってしまって、あらためて彼の存在の大きさをひしひしと感じた。 はじめはそれ…