2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧
文:奥村來未 猫のタロウはいつも、どこを歩いてきているのだろうか。子供時代、度々疑問を抱いていた。 散歩したいとき、玄関戸の前で鳴き、帰ってくると玄関戸の前で鳴く。「どこへ行ってきたの?」タロウに聞いても、横目で私を見るだけで、「教えない」…
いよいよ本話で最終回です。 雉白の猫が虹の橋に行く途中。大切にしていた、おかあさんのお思い出のおもちゃをあげた仔猫。あの仔猫はどうしているの? ――どうでしたか? 愛と絆の物語。 それはきっと――、永遠の物語。
灰色の仔猫の上にも、美しい虹が架かりました。 そして猫たちは、いつの間にか自分が、重荷から解放されていることに気が付きます。 私たちは旅だった子たちと、しっかりと心で繋がっている。 別れは、猫たちと同じように、重荷を下すときでもありますね。
泣き疲れて眠る、灰色の仔猫―― 地上で悲しい思いをした猫に、救いはあるのでしょうか? 死は全ての生き物に、平等に訪れます。 それは、すべてを奪うもの? それとも、すべてを癒すもの? 死は終わりではなくて、始まりなんだと思いたいですね。
黒い仔猫と白い仔猫は、とても大切なものを持って来てたことに気付きました。2匹の鈴からは、懐かしい声が聞こえてきます。 しかし――、灰色の仔猫はそうではないようです。 泣き続ける灰色の仔猫。 地上では一体、何があったのでしょうか?
虹の橋に来た猫たち。 何も持って来ていないと思っていたのに――、実はとても大切なものを持って来ていました。 それは一体何? 猫たちが持っていったものは、実は猫たちが、飼い主に残していったものでもありますね。 とても大切なもの――、それは何?
船の乗り場で猫たちは、沢山の大切なものを置いて船にのります。 みんな置いて来たとはずの雉白の猫は、やさしいお母さんの”声”を持ってきていました。 他の猫たちは、何を持ってきたのでしょうか?
虹の橋にきた猫たちは、地上が恋しくて泣きはじめます。 しかし、やがてそこには、心に掛かる虹の橋が―― 飼い主を置いていってしまった子たちは、こちらを恋しがるのかなあ? 恋しがって欲しい気もするけれど――、もう楽しくやってくれよとも思う。
虹の橋の街に、雨が降る。虹の橋を架けるために。 ――うちの子には別れ際、「虹の橋で、待ってなくていいぞ」と言ってやった。 先に天国にいって、楽しくやっていればいいと思ったからだ。 待っていないとは思うのだが、こんな話ならば待っていてもいいな。
虹の橋の船着き場には、また新しい猫たちがやってきます。 新しい猫がここに来るのは、地上に別れを告げたということ。 悲しいことなのに、視点を変えると初々しい思いに溢れています。 私が天国にいったら、うちの子が、色々教えてくれるのだろうか?
猫がお母さんとうたう歌が、とても気になる。 どんなふうに、お母さんと歌うんだろう? お母さんの歌に合わせて、ミャーミャーと鳴くのだろうか? 想像すると、楽しくなってくる。 そういえば、うちの子(犬)も時々歌ったな。 クーン、クーンと歌った。
今日から、後半の第8話です。 『虹の橋の猫』は、旅だった猫とおかあさんのお話。 悲しい話ではなく、愛情と絆と永遠の物語です。 ペットとの別れを経験した方に、ぜひ読んでいただきたいです。 別れって何だろう?
文:奥村來未 いつもは、愛犬Mackの思い出を綴っている私ですが、今回は私が幼稚園の頃に一緒に暮らしていた猫の「タロウ」の不思議なお話をさせていただきたいと思います。 タロウは、真っ白な美しい雄猫でした。私が幼稚園の頃、近くの公園でフリーマ…
撮影&文:三毛ランジェロ 今日は、ひざ乗り猫のお話です。 愛猫との距離を、もう少し縮めたいという飼い主さんは、ぜひこの”ひざ乗り猫”に、挑戦してみてください。 生後3ヶ月ぐらいまでに慣らすと簡単ですよ。もちろん、成猫でも成功した例は沢山あります…
文:はくたく 今は家族が猫嫌いで猫を飼っていないわけだが、これまで猫を飼ったことがないわけではない。それどころか、学生時代のある時期から十年ほどは、俺の生活に猫を欠かしたことはなかった。 最初に飼った? のは学生寮に出入りしていた成猫であった…
猫の糖尿病|その6-1 犬猫が重大な病気をわずらった時、セカンドオピニオン、サードオピニオンはとても役に立ちます。 獣医師によって診たてが異なり、治療方針が違うと知る事はとても良い事です。 それは、選択肢を増やすことであり、治る可能性を高めること…
闘病で大切なのは、病院選び。 人も動物も、病気の診断には問診が最重要。 しかし動物は口がきけず、その問診は飼い主に対して行われます。 獣医師と飼い主との相性が、治療の鍵を握るのです。 病院を選ぶのは当たり前のこと。悪いことではありません。
年が明け、救い出した3匹は次第に回復していきます。 猫本来の可愛い姿になった3匹は、人にも慣れ、やがて新しい家族のもとに。 冬は特に保護された猫と、そうでない子の運命が別れます。 幸運にも救われた命。 幸せになって欲しいですね。
年の瀬迫る2016年冬のこと。 「心配な仔猫がいる」と、急な連絡が入りました。 その場所に行くと、3匹の子猫が風邪をひいて酷い状態。 寒さの厳しい冬の時期は、一刻の猶予もありません。 早速、その子たちの確保が始まりました。
病気の時の食事は、選択肢が絞られていますから、飽きてしまうのは避けられないことです。 飼い主の食事の悩みは共通ですね。我が家も色々なものをトッピングしました。 今も大事と思うのは、簡単に大好物を使わないこと。連投しないことです。 大好物にはい…
糖尿病の闘病で大事なのは、食事への気遣い。 しかし、良いものには際限がありません。 我が家の愛犬は糖尿病ではありませんが、超低脂肪の療養食でした。 療養食あまり美味しくないようで、食べさせるのに工夫が必要だったのを思いだします。 闘病は長く続…
文:夏目潤一郎 白いマグカップ一杯にコーヒーを淹れた私は、ソファーに深く腰を下すと、TVのリモコンを手に取った。出勤前にワイドショーのはしごをするのが、私の日課だ。 若い頃は新聞を3紙とって、全紙を斜め読みをしていたものだが、だんだんと面倒…
文:はくたく 苦い経験がある。 ある年の台風の過ぎ去った早朝。俺は犬の散歩中に子猫を拾った。最初は猫だと分からなかった。白黒ブチのその子猫は、掌にすっぽり収まるくらいに小さく、色も形もまるで紙くずそっくりだったからだ。 道の真ん中にうずくまっ…
糖尿病というと、インスリン注射が必要なケースが多いですね。 友人は仕事が終わると、家に飛んで帰って、注射をうってあげていました。 投薬には苦労しますね。 うちの子は別の病気でしたが、8時間ごとに薬が必要でした。 飼い主は大変ですね。でも、大事な…
猫の闘病病は珍しいと聞いていましたが、最近ではそうでもないようです。 食生活の変化なのかもしれませんね。私の友人の愛猫2匹も、この病気に見舞われてしまいました。 今回ご紹介する闘病記は、実際にその友人が、闘病の参考にしたというブログを、作者の…
作:鈴江さち 二人して並んで歩くこの街の空はいつも通り――ちっぽけな一個の人間なんか、気に掛ける理由もなく、真っ青に晴れ渡っている。久しぶりに、何の理屈も言い訳もなく、ただデートをする俺たち。隣りを歩く沙耶香の横顔は、笑っている。 沙耶香はな…
文:三毛ランジェロ 甘噛み猫にしないためのトレーニング。後編です。 具体的に何をやるのかお知らせする前に、まずは猫社会の猫同士ではどうなのか、考えて見ましょう。 親や兄弟は、どうやってそれを子猫に教えるかと言うと、痛かった時には大きい声でギャ…
文:三毛ランジェロ 今日は、猫の甘噛みの直し方をお知らせしましょう。子猫の甘噛みは痛くもなく、可愛いものですが、ちゃんとトレーニングをしてあげないと、成猫になって問題行動に発展するかもしれません。
文:三毛ランジェロ 今回は、猫や犬の目薬のことを書きましょう。 10年を越える保護活動の中で、これまでにどれだけ目薬を買ったことでしょうか?沢山の目薬をためしてみて、はじめて有ることに気が付きました。 殆どの目薬には、硫酸とか塩酸とか怖い名前…
文:三毛ランジェロ 12月に入りました。 寒さが深まるこの時期でも、猫の出産は止まりません。この時期に生まれた小さな命は、一体どのようになるのでしょう? 冬に保護される猫は、夏と違って親猫と一緒にいる2~3匹だけです。 それは何故か?―― ● 5匹生まれ…