猫の話をしようか

なかなか聞けない猫の話。こっそりおしえる猫の話。

【糖尿病】初めて猫に注射を打つことに ~糖尿病の猫さんと暮らすために(2/6)~

猫が糖尿病になってしまったら
f:id:masami_takasu:20171130211138j:plain撮影&文:panicia

医師から糖尿病を告げられた時は、「なぜうちの猫が糖尿病に?」と思いましたが、今思えば、仔猫の頃から彼は甘いものが好きでしたよ……

私がプリンやアイス、あんこなどを食べていると「くれくれ」と言って手を出してくるので、ほんの少しならとついついあげてしまっていたのです。もしかしたら人間にとってはほんの一口でも、猫にとっては長年かけて「糖分とりすぎ」になってしまっていたのかもしれないと猛烈に反省しきり…

いくら可愛くても、いや可愛いからこそやはり、猫には猫のためになる食べ物をあげるべきだなと思い知ったのでした。

初めて猫に注射を打つことに...自分にできるのか不安 

「12時間おきにインスリン注射が必要になります。今から注射の仕方を少し練習しましょう。ここのあたりをつまんで三角の真ん中に打つんですよ」
先生はそう言って生理食塩水と注射器を取り出し、シアンの背中の皮を上手につまんでスイッと刺しました。

シアンは微動だにせず、声もあげません。彼は今まで定期検診の時に注射されても、声をあげることもなく、何かを悟ったようにおとなしく、いつもされるがままになっている子なのでした。

「はい、じゃあやってみましょうか。はじめは難しいと思うのでここ、剃っておきますね」

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剃られた背中が痛々しい……

私はやっとの想いで、背中の毛を10センチ四方に剃られたシアンの皮膚をつまみ、恐る恐る針を刺そうとするのですが、怖くてなかなか刺すことができません。
私の動揺と恐怖心が伝わるのか、シアンも怖がって逃げようとします。
余計に焦って空回りする私に先生は、
「大丈夫、ゆっくりでいいですよ。」と穏やかに声をかけます。

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今は注射も手早くできるようになりました!

何とか注射をすることに成功して、疲れ果てた私は帰宅するなりグッタリしていました。しかし一方で散々な目にあったシアンは、思いの外ケロッとしているように見えました。
やっと我が家に帰ってこられてホッとしたのでしょう。

「この先ずっとインスリン注射生活なのか…毎日この子に2回も針を刺すのか…」
闘病生活は長期戦です。糖尿病は上手に付き合えば寿命を全うできると言ってもらえました。

もちろんシアンの健康が最優先で、できる限りのことを最大限にしてあげたいのはやまやまなのですが、動物は当然保険診療は効きません。場合によってはかなりのお金がかかるようです。

愕然と肩を落とし落ち込んで惚けている私に、いつもと同じように目を細めてスリスリしてくるシアンは、「どうしたの?大丈夫だよ。僕、注射頑張るからママも頑張ろうよ」と言っているように思えました。

「先生は糖尿病でも長生きは出来ると言ったんだ、そうだよね、頑張ろう。やるしかないんだから。私がシアンを守るんだ」

インスリン投与の記録と病院通い

それから私は、しばらくの間毎日インスリン投与の記録をつけていました。
インスリン投与は12時間おきが基本ですが、会社勤めをしている私はキッチリ12時間おきということが難しい日もあり、先生に相談したところ、1時間遅れるくらいならなんとか問題ないということでした。

一番怖い(死に至る可能性が高いのは)高血糖より低血糖状態になることだと言います。当然インスリンを打つ時間の間隔が12時間より短くなってはいけないということだったので、もし規定の時間に次の注射が打てない状況なら、1回空けて(お休みにして)打つ方がいいですと言われました。

※ ※ ※ご注意 ※ ※ ※

このブログに書いている、動物病院の先生の「猫の糖尿病」への見解等は、あくまでシアンの病状等様々な要因や環境を鑑みての発言ですので、すべての他の猫さんに当てはまるとは限りません。

もし猫さんに糖尿病の疑いがあったりすでに発病してしまった際は、素人判断でインスリン量を調整したり、投与回数や時間を変更してしまうことは大変危険ですので、十分に担当の獣医さんへご相談ください。

 

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毎日「何単位(量)打ったか」「何時に打ったか」「どんなご飯を与えたか」を記録していました。
(人様にお見せするとは思わなかったので、荒れた字で書きなぐってありお恥ずかしいのですが)

その後、動物病院への通院頻度は初めの1ヶ月ほどは週2、半年ほどでは月4、1年半経過した今は月1程度に減りました。会社勤めの私にとっては、初めの1ヶ月が様々な面で大変でした。

病院は19時には終わってしまうので、なんとか仕事を片付けて帰宅し5キロのシアンをキャリーに入れて自転車の前かごに乗せ(斜めになって窮屈そうでしたね。。。私より彼の方が大変だったはずです)、自宅から30分ほどの距離を(なぜか坂の上の動物病院を選んでしまったのだな…)せっせと漕いで通ったのでした。

あの時は必死で、どうなることか五里霧中な感じでしたが、血糖値が安定して特に問題なく生活できるようになった今、変わらずシアンがいてくれることに幸せを感じるのでした。
もしもあなたの愛猫が糖尿病になってしまっても、慌てずに冷静に、あなたが今できる最善のことを猫さんにしてあげられますよう、このブログが多少でもお役に立てればいいなと願っています。

次回のブログでは「シアンが糖尿病になった時〜血糖値が安定して通常の生活ができるようになるまで」に役に立ったこと、参考にさせていただいたサイトさん、また今後「猫を病気にしない、猫が健康でいられるために」と私が気をつけていることをここに書いておこうと思います。

 

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これはシアンが糖尿病になったその日から、我が家の冷蔵庫に貼ってあるメモです。これもネットから見つけた情報で、もうお守りのようなものです。

 

――糖尿病の猫さんと暮らすために(2/6)つづく――

文:panicia

――次話――

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まとめ読み|糖尿病の猫さんと暮らすために
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週刊Withdog&Withcat
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※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログ元に再構成されたものです。