コラム
考えなければならないのは、不幸な猫を増やさないこと Reviewカテゴリー:コラム作者:三毛ランジェロ 猫の保護活動の中には、野良猫や飼育放棄、多頭飼い崩壊した猫を救うことだけでなく、不幸な猫を増やさないと言う考え方があります。 本コラムは保護活動…
知っていますか? 保護活動は捕獲の後も続くのです Reviewカテゴリー:コラム作者:三毛ランジェロ 保護活動と聞くと、ついつい野良猫や多頭崩壊の現場での捕獲(確保)と、譲渡(および譲渡会)のことを考えがちですね。 しかし良く考えてみると、捕獲して…
子猫を拾っちゃった 飼育経験なし、はじめての猫、でも…… Reviewカテゴリー:テーマ・セレクション作者:オムニバス 『猫を拾った』をテーマにした、エッセイのセレクションです。 猫を飼うノウハウ、ハウツーをまとめた記事はネット上に沢山あるのですが、…
産業獣医師と公務員獣医師について知ろう Reviewカテゴリー:コラム作者:高栖匡躬 犬猫の飼い主の目線で見た、加計学園問題・まとめ読みの続きです。前回の小動物診療獣医師(街の動物病院)につづいて、加計学園問題の本質である、産業獣医師と公務員獣医…
猫のFIPについて思う事構成:高栖匡躬、解説:木佐貫敬(獣医師) 猫のFIP(猫伝染性腹膜炎)に関する連載の2回目です。今回は臨床現場の獣医師の見解を記事にしました。 お話を伺ったのは、木佐貫敬先生。(プロフィールは巻末に記載してあります) ● 今回…
猫ちゃん同士のケンカは良くありますが、特に咬み傷は、化膿してしまうので要注意です。 歯が刺さった表面の傷は、治っても皮膚の下で菌が繁殖すると赤く腫れてきて、膿が溜まり、皮膚が破れます。 この写真ちょっと分かりにくいでしょうけれど、猫ちゃんの…
尿閉(尿づまり)の猫ちゃんが入院しました。 入院までの経過としては、血尿がでたり、オシッコの出口をなめていたり、膀胱炎らしい症状があったようです。 元気も食欲もあったので、様子をみていたそうです。 そして、数日後に尿閉(オシッコが詰まってしま…
今日は、個人の方が保護(捕獲)した猫ちゃんが、避妊手術のためにやってきました。なんとこの方は、ご自分で捕獲器を買って、ご自分で保護をしたのだそうです。 個人で捕獲器まで買って、野良猫ちゃんの手術を希望されるなんてすごいです。
今日は、観光客のご夫婦に保護された猫のお話。 ふらふら道を歩いていて、車に轢かれそうでした。 ハナちゃんママが診察すると、酷い猫風邪で、目が開きません。 さっそく治療を―― こんなときに、先日ご紹介した募金箱が使われます。
今日は病気の話題ではなくて、募金箱のお話。 動物病院には良く募金箱がありますね。盲導犬とかの。 ハナちゃんママの病院では、保護された犬猫のために置かれているそうです。 恵まれない犬・猫などを減らすため。 やさしいですね。
足の怪我で病院にやってきた猫ちゃん しかしその怪我は想像した以上にひどくて―― 猫も犬も、体の機能が失われても、必ずそれに順応しますよね。 くよくよしないで、あるがままを受け入れてしっかりと生きる。 きっとこの子もそうだと思います。
Withcatで老猫アルバムの企画を始めてから、思ったことがあります。 「猫の時間は共通なんだな」ということです。 犬には小型犬、中型犬、大型犬で、別々の人間年齢年齢換算表があり、場合によれば超小型犬と超大型犬も別の換算表があります。しかし猫にそれ…
カイカイの元になるあいつが。 寄生虫はダニだけでなく、ノミ・マダニ・フィラリア・消化管内寄生虫など色々。 恐ろしい病気を媒介することもあるので、予防は必ずしてくださいね。
文:高栖匡躬 さて、この連載ですが、ようやく最終回です。 一口に産業獣医師と言っても、それが産業動物を診療する獣医師だけを指す場合と、防疫や食の安全を担う公務員獣医師も含んでいる場合があって、そう簡単に書くことが出来ません。 実は、簡単に書け…
今回は毛の丸刈りのお話。 来院した猫には、大きな毛玉が幾つもあって―― どうにもならず。 結局、なんと羊みたいに丸刈りに…… 驚いた。こんなのもあるのかー 刈る姿も珍しいけれど、 刈った後の写真は必見。 まるで別の動物。これ猫?
文:高栖匡躬 ずいぶんと長い時間を掛けたこの連載記事ですが、ようやく終わりが見えてきました。今回は公務員獣医師について掘り下げてみたいと思います。 一口に獣医師と言っても、馴染みの深い小動物診療医と産業獣医で大きな違いがあり、更に今回触れる…
文:高栖匡躬 少々、連載の時間が開いてしまいました。産業獣医師って何? 公務員獣医師って何? そして――、足りていないって本当なの?そんなことを、飼い主目線で、ネット上で拾える情報から追いかけてみるのが、本シリーズです。 前回の記事は、産業獣医…
今回は捨て猫のお話。 春と秋は猫の出産ラッシュ。動物病院には、保護された捨て猫もやってきます。 ミルクの飲ませ方や、うんち・オシッコの説明をしてと…… ハナちゃんママは多忙です。 もしも出産を望まないのであれば、是非、避妊、去勢手術を。
今日は肥満のお話。 犬猫共通の話題です。 太めの犬猫って、平和な感じ。 でも時々、遠目からも、顔の大きさとアンバランス子もいて、あれはちょっと。 肥満は病気だとハナちゃんママは語ります。 うちの場合(犬です)は、肋骨が浮かぶくらいが適正だって言…
効果的な捜索手順で、早く見つけてあげること 文|三毛ランジェロ こんな方に 猫が脱走してしまった|探したけれど見つからない|まだ数日しかたっていない 大阪北部地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)と、ごく最近も…
今日はひどい貧血のお話。 どれくらいひどいかというと、輸血が必要なほど。 輸血用の犬猫の話も、チラリと出てきます。 そういえば、動物病院の待合室で見たことがあります。 ボランティアで、定期的に供血に来ている犬猫。 ありがたいですね。
今日はまたまた膀胱炎のお話。 寒い時期に多い病気ですが、暑い時の脱水も切っ掛けに。 さらに―― 「大きい肥満の猫ちゃんで、結構暴れます」 とのことで、どうやら肥満もその一因にある模様。 人も猫も、肥満には気を付けないとね。
今日は重度の膀胱炎。 1年前にも治療した猫の再来院。 しかも悪化して、尿毒症まで起こして。 緊急手術で命は助かったものの―― さて、今後は? 慢性疾患だと飼い主は大変。うちもそうだった。 でも、守ってあげられるのは、飼い主だけ。
今日は断尾のお話。 猟犬やショードッグの断尾は、賛否が分かれますが、今回は猫。 そして怪我が原因です。 感覚の無くなった尻尾は、気になるのですね。自分で齧っちゃうみたい。 悪化しない為にとは言え、ちょっと可哀そうな症例です。
今日は半野良ちゃんの怪我の話。 ご近所で面倒を見ている方が、怪我をした猫を病院につれてきます。 しかし、家猫でないと困った問題が―― エリザベスカラーが使えないと、こんな時困りますね。 でも、ここまでやってもらえて良かったね。
動脈血栓栓塞症(どうみゃくけっせんせんそくしょう)、最後まで詰まらずに読めますか? 足への動脈に血栓が詰まり、血液が行かなくなる病気です。 心疾患の症状として出るもので、原因は心臓にあります。 予後が悪いので、そうなる前に、心疾患を見つけて上…
今日は疥癬(かいせん)のお話。2度目ですね。 疥癬は写真のように、野生動物から感染することが多い皮膚病。 最高度の搔痒(そうよう)を伴います。 搔痒って言葉、知っていました? 痒(かゆ)いってこと。 カイカイはイヤイヤ!
撮影&文:三毛ランジェロ 我々、保護活動をしている者の多くは、猫の完全室内飼いと同時に避妊去勢をお勧めしています。 もちろん、「そんなことをして可愛そう」とか、「家の中から出さないから大丈夫」という方もおられると思います。 しかし、避妊去勢を…
今日は低血糖のお話。 ぐったっりした子猫が病院に―― 淡々と治療の様子が書かれていますが、これだけ手際よくやるのは、すごいなあと思います。 ――いつもながら。 ほ~ら、こんなに元気になりました。 よかったね、先生の腕が良いからだよ。
文:高栖匡躬 前回は少し回り道で、産業獣医師と公務員獣医師の言葉の定義を行いました。 【前回の定義】・本記事では産業動物臨床獣医師を、産業獣医師と称することにします。 (因みに、街の動物病院は、小動物臨床獣医師です)・産業動物臨床獣医師の約半…