ここは『ハナちゃんの動物病院』(猫版)です。
今日のお話は肥満について。犬も猫も共通の話題です。
おうちの猫ちゃん、ワンちゃんがいくら可愛いからって、沢山ご飯やおやつをあげると逆効果。肥満になると、色んな病気に罹りやすくなるんです。動物にも成人病はあるんですよ。
それから、運動も大事。食べて寝てばかりじゃ、太る一方。
でも――、散歩が嫌いな私は、あんまり言えないんだけどね。
今日は、読者の方のリクエストで、肥満についてお話します。
コロコロしていてかわいい。
そう言って、なかなか痩せさせようとしない飼い主さんが多いので困ります。
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丸々と太って
コロコロだニャ
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肥満が進むと病気を引き起こしやすくなり、高齢になるとさらに悪化します。
飼い主さんが、その恐ろしさを自覚しなければ、痩せられません。
良く理解して欲しいです。
肥満が原因で起きやすくなる病気としては、関節の病気、糖尿病、心臓病、皮膚病、腫瘍、繁殖障害、免疫力の低下など、いろいろな弊害がでてきます。
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今、与えている食事の質や量が合っているか、食事以外のおやつが多すぎないか、運動量は適切なのか、もう一度確認してみて下さい。
成長期でないワンちゃんが、毎月、体重が増えていくとしたらカロリーオーバーか運動不足です。
食事量を減らすだけでは、おなかがすいてつまみ食いをしてしまいます。同じ量を食べてもカロリーの少ない減量用のフードがあります。是非、試してみて下さい。
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肥満の猫ちゃん、ワンちゃんは、気道が狭くなりいびきをかいたり、手術の際の危険性も高くなる傾向があります。
もしかして、
ちょっと、太ったかニャ?
結構、太ったワン!
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肥満は、病気です。
飼い主さんも心を鬼にして欲しがられても与えないよう頑張って下さい。
愛するペットが健康に長生きできるかは飼い主さんにかかっています。
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・・・やばい。。。
うちの子、いびきが凄いです。
しかも糖尿病は考えたことがありませんでした。
人間だけの病気かと思っていました。
気をつけます。
ありがとうございます。
病院に行った時に、体重を測定してもらい、先生に肥満かどうか確認してもらうといいですね。太らないように頑張って下さい。
うちの子は、最近太ってきたなぁって思ったらステロイドの副作用のせい?
で、痩せてきました。
健康第一ですね(^^;
健康が何よりです。
ちょっとの知識を持って接してあげるだけで
ワンちゃんたちの健康寿命は延びると思います。
お互いに、がんばりましょう!
で、ハナちゃんはどうなのかって? 私はママが管理してくれているから大丈夫。散歩はきらいだけどね。
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看板犬のハナは、雨も寒いのも暑いのも苦手、
喜んで散歩してくれる時は、少ないです。
歩きだすと、スーと私の車のドアの所へ行って、車に乗ろうとします。
無視して歩き始めても、途中でガンとして動かなくなります。
そんな時は、無理やり、ぐいぐい引っ張って歩くしかありません。
ハナが散歩を好きになる方法はないかしら?
明日は、楽しい散歩しようね!
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ハナちゃんママからアドバイス
痩せるのって本当に大変ですよね。自分もついつい食べちゃってなかなか痩せません。犬・猫ちゃんは、飼い主さんが与えるもので太っています。何よりも飼い主さんの意識を変えなくてはなりません。
かかりつけの獣医さんに相談して、フードを選択するなどして、ペットの状態に応じて頑張って下さい。
本記事担当者より:
うちの子(犬)は食いしん坊。いつもお腹を減らしていました。
お腹を膨らませてあげようと、おからを食べさせたのですが、下痢気味になるのでそれは断念。
結局、カロリー計算をした上で肥満犬用のフードを、1.5倍食べさせて落ち着きました。皆さんも工夫してみてくださいね。
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【Withcatより】ここでご紹介したものは、病気を疑ってみる初歩的な知識です。もしもご家庭のワンちゃん、ネコちゃんに該当する症状があったら、すぐに動物病院を受診なさってください。
▶ハナちゃんママ:犬 の診察記のご紹介
▶ハナちゃんママ:猫 の診察記のご紹介
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――次話――
――前話――
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この記事は、まとめ読みでも読むことが出来ます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――ハナちゃんの動物病院(猫)・初回の記事です――
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――出典――
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。