猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

高栖 匡躬

【FIP:猫伝染性腹膜炎】誤診/自然寛解、どのようなことも起こりうる ~FIPの完治は可能なのか?(2/2)~

猫のFIPについて思う事構成:高栖匡躬、解説:木佐貫敬(獣医師) 猫のFIP(猫伝染性腹膜炎)に関する連載の2回目です。今回は臨床現場の獣医師の見解を記事にしました。 お話を伺ったのは、木佐貫敬先生。(プロフィールは巻末に記載してあります) ● 今回…

【FIP:猫伝染性腹膜炎】病理と検査、診断について考えてみよう ~FIPの完治は可能なのか?~

猫のFIPについて思うこと構成:高栖匡躬、解説:オタ福 皆さんは猫のFIPという病気をご存知ですか?猫伝染性腹膜炎の英文表記(Feline Infectious Peritonitis)の、頭文字をとったもので、発症すると”ほぼ”100%死んでしまうといわれています。”ほぼ”と書…

【新型伝染病/適正数】未知の脅威に誰が立ち向かうのか? ~犬猫の飼い主が見た、加計学園問題(その9)~

文:高栖匡躬 さて、この連載ですが、ようやく最終回です。 一口に産業獣医師と言っても、それが産業動物を診療する獣医師だけを指す場合と、防疫や食の安全を担う公務員獣医師も含んでいる場合があって、そう簡単に書くことが出来ません。 実は、簡単に書け…

公務員獣医師の重要な役割を知ろう ~犬猫の飼い主が見た、加計学園問題(その8)~

文:高栖匡躬 ずいぶんと長い時間を掛けたこの連載記事ですが、ようやく終わりが見えてきました。今回は公務員獣医師について掘り下げてみたいと思います。 一口に獣医師と言っても、馴染みの深い小動物診療医と産業獣医で大きな違いがあり、更に今回触れる…

【誰のために働くのか?】産業獣医師と動物病院の獣医師を較べてみる ~犬猫の飼い主が見た、加計学園問題(その7)~

文:高栖匡躬 少々、連載の時間が開いてしまいました。産業獣医師って何? 公務員獣医師って何? そして――、足りていないって本当なの?そんなことを、飼い主目線で、ネット上で拾える情報から追いかけてみるのが、本シリーズです。 前回の記事は、産業獣医…

【ハワイに野良猫はいないんだ】見つけたのは、わたしの故郷 ~野良猫のアイデンティティ(後編)~

文:高栖匡躬 一乗寺は無人の小さな駅。ホームの端は階段になっていて、ゲートなど何も無く、直接通りに繋がっている。駅と言うよりも、長い屋根のついたバスストップという印象だ。 わたしはバックパックから、折りたたんだ地図を取り出した。そこには目的…

【ニホンゴガ・ワカリマセン】私が日本にやって来た理由 ~野良猫のアイデンティティ(前編)~

文:高栖匡躬 バックパックを背負ってホテルを出ると、正面から差す朝日が眩しかった。目を細めながら、深く息を吸い込むわたし。日本の空気は、生まれ故郷のハワイとは違う。すこし湿っていて、すこしだけ若葉の匂いが混じっているような感じ――そして――、ち…

【猫の毛は、干した布団の匂いがする】太陽の匂いと通い猫 ~匂いについて話をしようか~

文:高栖匡躬 都内から、郊外の古い借家に移り住んで、3か月が過ぎた。少し前まで、私は電子出版で少しは名の知れたIT企業にいて、マネージャーを務めていた。しかしM&Aを機に外資から迎えられた新社長と、どうにもそりが悪くて、辞表を出した。つまり…

産業獣医師の仕事を掘り下げてみる ~犬猫の飼い主が見た、加計学園問題(その6)~

文:高栖匡躬 前回は少し回り道で、産業獣医師と公務員獣医師の言葉の定義を行いました。 【前回の定義】・本記事では産業動物臨床獣医師を、産業獣医師と称することにします。 (因みに、街の動物病院は、小動物臨床獣医師です)・産業動物臨床獣医師の約半…