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【捜索】迷子の猫を探す6つの方法 ~効果的な捜索手順で、早く見つけてあげること~

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効果的な捜索手順で、早く見つけてあげること
迷子の猫を探す6つの方法

文|三毛ランジェロ
 
こんな方に
猫が脱走してしまった|探したけれど見つからない|まだ数日しかたっていない

 

大阪北部地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)と、ごく最近も自然災害が続く日本。では、被害に遭われた方は多く、今もなお被害の爪痕が残ります。そして、これらの災害の被害者は人間だけではありません。
飼い猫や飼い犬も家を失って放浪したり、驚いて逃げ出してしまい、まだ見つからない子も多いそうです。

普段はあまりこのような情報を出すことはありませんが、今回はいなくなった猫を見つけてあげる方法をご紹介したいと思います。保護活動の中で得た経験をもとにしたものです。

【目次】

 はじめに

動物にはそれぞれその行動に特徴があり、その特性に合わせて捜索するのが効率的(=効果的)です。飼い主とその家族、知人など、全てを動員できたとしても、捜索に掛けられる人数はそう多くはありません。

闇雲に広範囲を探しても、偶然に発見できる可能性は低いでしょう。
時間が経てば経つほど、動物は餌を求めて遠くにいってしまいます。早期に効率的に捜索を行なうことが再会への近道だと思います。

 迷子の猫を探す6つの方法

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方法1
家の周りに餌を撒いておく

まず猫の場合は、そう遠くまで行かない可能性が高いので、ご自分の家の周りにいつもあげている餌を出来るだけたくさん撒いて下さい。

遠くへ行ってしまうのは、餌を探しながらの移動が多いのです。
餌の匂いを嗅ぎつけてなんとか無事に戻ってくれるといいのですが。

 

方法2
1日の移動範囲は数百メートル

猫が1日の間に移動する範囲は、数百メートルです。これは外で暮らす家のない猫と同じくらいの距離になります。
いなくなってから1週間ほどで見つかる場合も大体2km圏内なので、さほど遠くまでは行かないことが多いと考えてください。

殆どの場合、猫は犬のように知らない場所を堂々と移動することはありません。近くに隠れていることが多いのです。

 

方法3
チラシを貼るのなら最低100枚

猫を探しているというチラシを貼るなら、100枚は貼りましょう。
そして、そのチラシに、剥がす期限は2週間ぐらいだと記載しておいて下さい。
(その場合必ず2週間後は剥がしてください)

貼り紙は、10枚程度では全く意味を持たないと考えましょう。
連絡先を記載するのが嫌な場合は、警察や保健所と連携して、連絡先として記載させてもらうようにしましょう。

 

方法4
チラシを貼った場所に撒餌を

猫を探すチラシを貼る場合、貼った電柱の下から15cm程度のところに、剥がしやすいテープなどで、普段猫が食べているカリカリを5粒ほど貼っておいてください。

これをよその犬が食べてしまうこともありますが、猫が通る場所なのか通らない場所なのかがわかる目安になります。

この置き餌は、長くても2日で必ず回収してください。

 

方法5
猫の目線で、見えにくいところを探す

一度逃げてしまった猫は、本能からなのか身を隠します。
探しながら「◯◯ちゃん、出てきて」と呼びかけている場合がありますが、隠れている猫は出てきません。明るいうちに、堂々と道路を歩いたり塀の上を歩いたりすることはほとんどないのです。

猫の目線になって床下など見えにくい場所を探してみてください。

 

方法6
暗くなってから、懐中電灯で探す

お家の中で長い間飼われていた猫は、外が怖くて仕方がありません。そのため、昼間の移動は少なくなります。

飼い主さんは、明るい日中のうちに、猫が入れそうな床下なのどをチェックしたり、置き餌の場所を覚えておいて、暗くなってから懐中電灯を持って、光る目がないかどうか探してみてください。

 まとめ(一覧できるカードにしました)

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● ● ●

家族同然の猫がいなくなってしまうのは、飼い主さんにとっては辛いことでしょう。少しでも早く見つけてあげるための対策として、お役に立てれば幸いです。  

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文:三毛ランジェロ
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週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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