「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです)
うちの猫さんのプロトコール・1クール目は、
3種類の抗がん剤を種類を替えて、毎週火曜日に入れることになっています。
今日入れる「ビンクリスチン」は1クールで2度、入れることになります。
前回は副作用もなく頑張ってくれたので、今回も穏やかでいてほしいのですが、
抗がん剤は回数を入れると耐性ができてしまうので、初回よりも注意が必要です。
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さて、今回の成績発表(血液検査)はといいますと――
(カッコ)内は猫の基準値です。
WBC【白血球数】 315 (55~195)
RBC【赤血球数】 622 (550~1000)
ヘモグロビン 10.8 (8~14)
血小板数 67.9 (30~80)
総蛋白 5.8 (5.4~7.8)
分葉核好中球 16065 (2500~12500)
リンパ球 14805 (1500~7000)
前回より白血球もリンパ球も減ってくれないのは、悲しい…。
副作用がないということは、抗がん剤も効いていないんだろうか。
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あと、やはり食べる量が少ないので、体重も減ってしまった。
現在2.48キロ。
2.5キロは割りたくなかったなぁー…
ただ、ヘマトクリット(赤血球率)が、前回より2%上がっているのは嬉しかったです。
ううむ、やはりペットチニックが良いんだな。
先生も「ペットチニックはこれからも飲ませ続けてください」と太鼓判のサプリ。
これからもよろしくお願いしますよー。
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好中球の数は問題ないので、無事に抗がん剤の投与が決まりました。
※好中球に関しては以下。
血液は白血球・赤血球・血小板で構成されていますが、そのうち白血球は細菌、真菌(かび)、ウイルスなどの病原菌と戦い、体を守る働きをしています。白血球のうちもっとも多いのは好中球で、全白血球の60〜70%を占めます。抗がん剤の影響で好中球が減少すると、病原体と戦う身体の抵抗力が低下して細菌やウイルスが繁殖しやすくなり、感染症が発症します。
この白血球減少は、ほとんどの抗がん剤で出現する副作用です。
出典:国立がん研究センター がん情報サービス ※人間の情報です
血小板数=75,000/μL以上が原則である。
この日も、朝イチに病院へ行って、猫さんを預け、
半日じっくりと点滴してもらって、夜にお迎え。
抗がん剤はゆっくり入れると副作用も少なくすむと聞いたことがありますが、
この病院はまさにその方針で、時間をたっぷりかけてくれるので、
猫がこれまで穏やかでいられているのは、そのおかげかもしれません。
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お迎えのとき、
「これまで穏やかでいてくれているんですが、食べないので体力がいつまでもってくれるのか心配。体重をどうやって増やしたらいいのか…」
と、弱音を吐いたら、先生はいくつか高栄養カリカリのサンプルをくださいました。
ありがたやー♪
うちの猫さんはカリカリが大好きで、袋から開けたばかりのものは、たいてい喜んで食べてくれるので、これも期待できそう。
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そんなこんなでこの日のお会計。
あわせて、¥31,612円
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帰宅して、早速与えてみたところ、嬉しそうにカリカリ音を立てて数粒食べました。
「あられ、おいしいねー、おいしいねー」
とテンションをあげて声をかけると、さらにもう数粒。
カリッカリッ……
この音はどんな音楽にも勝るね…うん
よし、頑張ろう!
今回も副作用が出ず、穏やかに過ごせますように…
――【リンパ腫】1クール目(9/13)・つづく――
文:miyakonokaori
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――出典――
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。