「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです)
三回目の抗がん剤を終えた猫さん。
飼い主は、今回も「さあ、くるぞ」「そろそろ副作用、くるぞ」とビクビクしているのですが、当の猫さんは、いたって穏やかにしています。
「寝子」と書いて「ねこ」だYo!!
穏やかでいてくれるのはなによりです。
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ただ、食べないし飲まないので、トイレに行く回数がものすごく少なくなってしまいました。
24時間、なにもしないことも。
先生にも「脱水に注意してください」と言われているので、
そろそろ水分もシリンジであげるようにしなきゃな…
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おしっこをしないというのは、腎臓への負担も気になるところ。
一度、腎臓を悪くしてしまったら、猫の場合、二度と回復しないというし…
そう思っていたときに、同じ猫飼いであるお友達からサプリの情報が。
長年、がんと闘っている猫ちゃんの飼い主さんから教えてもらったサプリで、
彼女の飼っている腎臓を悪くしていた猫も、これを飲んで元気になったということ。
飼い主さんから直接「良い」と聞いたものにまさる情報はありませんので、
早速、注文してみました。
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それが、これ「キラキラ水素」です。
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はじめは、ウエットに混ぜてみましたが、いやー、
まったく食べようとしなかった(笑)
匂いが、なんつーか、硫黄っぽい?ので、しまいにはザッザッと砂かけのしぐさを…
嫌がるものは与えたくないな、としばらく様子を見ていたんですが、
猫さん、相変わらずお水を飲まないし、どうせシリンジで水分を与えるのなら、
これを溶かした水にしようぜ、と思い立ち、それからは朝の投薬のあと、飲ませるようにしました。
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それからすぐにおしっこをちゃんとするようになり、ペットチニックとDフラクションだけだった頃より、猫さん、明らかに調子が良くなってきました。
冷蔵庫の上に飛び乗るなんて、もう二度と見られないと思っていたのに…やってくれたよ!
「むむっ、これはいいかもしれん」
そう感じて以来、朝と夜、両方の投薬後に7~8mlのお水に溶いて飲ませるようにしています。
かなり嫌がるけれど、調子の良さには変えられん!
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というわけで、飲ませたあとは、抱っこして
「おいしかったねー、お利口だったねー」とめいっぱい褒めます。
そうしているうちに、猫さん目を閉じて「うん、おいしかった…ような気がする」という顔になり、数秒後に「ゲフッ」と硫黄臭いゲップをします(笑)
これが無事に、サプリが胃腸に届いた証拠です。
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その後、ペットチニックとDフラクションをまぜたスープタイプのウエットを小皿に用意して、
「はーい、お待ちかねのお弁当だよー!!!」
と、テンション高く、ベッドにいる猫さんのもとへ持って行って、その場で食べさせます。
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この「お弁当だよー!!」には、猫さんいい反応を示してくれます(笑)
薬のあとにはおいしい「お弁当」が食べられるんだ、という気持ちになって、
薬を飲むことも、ごはんを食べることも、両方いやじゃなくなってもらいたいのですが、今のところ、大丈夫みたいです。
醤油入れぐらいの小さなお皿に入れるので、完食してくれるのですが、
そのときは、そりゃもうめいっぱい褒めますw
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猫さんの気分がよくなったとこで、さりげなく
「あられだよー」と、先生にもらったカリカリをあげると、
まんまとそれも食べてくれたりします。
飼い主の気分は猫に移るんだなー。
一喜一憂の日々だけど、猫の前ではずっと笑っていよう。
――【リンパ腫】1クール目(補足1)・つづく――
文:miyakonokaori
――次話――
――前話――
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
――この連載の1話目です――
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――出典――
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。