「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです)
食欲があまりない&おしっこ・うんちがあまり出ない以外は、穏やかな様子でいる猫さん。
なにかできることは…と思いたった飼い主は、
おしっこが出やすくなるツボや便秘に効くツボというのをサイトで調べ、
猫さんにマッサージをはじめました。
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背骨の脇を、肩から尻尾まで二本の指で押しながら進め、
腰のあたりから、背骨の真ん中を上からちょんちょんちょんと三回、押します。
これが腎臓のツボ。
次におなかを「の」の字を描くようにマッサージ。
これが便秘に効果のあるマッサージだそうで。
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気持ちよさそうにしているし、いい感じ…と思いつつ、おなかを撫でていると、
「あれ? あんなにポコポコとあった腫瘍が、なくなってる…?」
えっ、嘘でしょう!?と、信じられなくて、わしわしと触れてしまい、
猫さん少々迷惑顔。
いいかげんにしてくれないかニャ
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うん、ごめんごめん。
でもね、確かになくなっている!!
薬剤の濃度を大きくしたことで、がんを叩くことができているのかも。
いまいち元気がないように見えるのは、抗がん剤が効いていて、闘ってくれているからかなー。
だったらいいなぁ。
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相変わらず、ごはんのときに歯ぎしりをするので、
マヌカハニーを溶かしたタヒボ茶は継続。
私も口内炎ができやすいことから、いっしょに飲んでいるんですが、
いかにも「効きそう」な感じですし、慣れてくれば味もそれなりにおいしく飲めます。
猫の口内炎は、人間のそれとは比較にならないほどたいへんな病気です。
基本的に治療法は抜歯しかないそうで…。
猫は歯がなくなっても、歯茎でカリカリを食べることはできるそうで。
でも、やっぱり不自由だろうなあ。
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なので、毎日の歯みがきの習慣、それが無理なら獣医さんで歯石をとることが肝要です。
でも、この歯石をとるのも全身麻酔をするのよね…
それで目覚めなかった、という子がいるのも、ブログで読んだな…。
飼い主がちゃんと歯みがきをしてあげるのが、いちばんいいんでしょう。
うちはもう遅いけれど(全身麻酔をする体力はありません)、
猫を飼っている飼い主さん、愛猫の歯の健康をしっかり守ってあげてください。
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うちの猫さんは、口内炎の対処法として、今週から抗生剤を飲みはじめました。
もうそれぐらいしかできないそうで…
痛そうにはしていないんですが、ごはん食べないのも実は痛みがあるからなのかもしれないし。
うちの猫はよく喋るものの、残念ながらそれは猫語だから、
飼い主にはわからないんだよなぁ…。
マヌカハニーが効いてくれますように。
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Aちゃん不在のため、この数日は私が投薬も担当。
サプリを摂らせるだけでもしんどいのに、薬でも暴れ…もうヘトヘトです。
今夜もまたうまく薬を飲ませられずに、飼い主は落ち込みました。
特に今は口内炎の抗生剤もあるからね…
飲ませられなかったことで、悪化させてしまったら…と、やはり思うわけです。
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とにかくごはんだなー。
まったく食べてくれなくなることがいちばん怖い。
またちょっといろいろネットで探ってみよう。
食べることは楽しいことなんだ、と思い出してほしい。
こうやって調べることができるのは、猫さんが生きていてくれるから。
ありがたいことです。
――【リンパ腫】2クール目(3/7)・つづく――
文:miyakonokaori
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
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――出典――
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。