「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)
抗がん剤の翌日は毎度落ち着いているのですが、今日の猫さんも穏やかでいてくれています。
がしかし、今までの抗がん剤と違うのは、
これまでの薬剤は、だいたい三日目から副作用が出るのに比べ、
今回の「Lアスパラギナーゼ」で最も注意したいのがアレルギー症状、
すなわち、アナフィラキシーショックで、それは即日なのです。
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猫さんはというと、カリカリを食べたり、サプリ入りスープを飲んだり、
大好きなふかふかマットで、すごい寝相になって寝ていたり、と穏やかでしたが、
ビビリの飼い主は、結局朝まで眠れず、なんやかんやでAちゃんと交代の形で眠りました。
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爆睡なう!!
寝ている間に、抗がん剤が、
がん細胞をやっつけてくれるといいね。
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うとうとしはじめた9時頃、Aちゃんがトイレを片づけている音に気づいて飛び起き、
「どうだった!!!」と訊くと、
「下痢じゃないよー。固まったー」という返事。
下痢止めのお薬が効いたようです。
ものすごくホッとして、そのまま泥のように眠ってしまった飼い主。
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と、12時半頃、携帯がバイブしました。
「はい、もしも…し…」
超ボケボケで出ると、相手はEペットクリニックのI先生。
I先生、猫さんの様子はどうかとわざわざ電話をくださったのでした。
なんていい先生だ!
副作用もなく、下痢も治まったことを伝えると(寝ぼけていたのでちゃんと言えてたかなー)、「よかったですぅー」と、ほんとうに嬉しそうな声でおっしゃったI先生…
やはり癒し系。
ついでに、今回処方された薬に、吐き気止めと腸を動かすお薬がなかったのはなぜかと訊くと、「腸を動かすことで下痢が続く心配があったので、一週間やめることにしたんです。もし嘔吐することがあれば、連絡ください」とのこと。
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というわけで、今週のお薬は、朝・ステロイド1/4錠と食欲増進剤・ペリアクチン半錠。
夜は食欲増進剤のみです。
下痢止めは今日まで飲んで、明日からは様子見。
しかし前回、効きすぎて三日間便秘したことを考えると、今日も飲ませるのは夜だけでいいか。
むしろ、今日から様子見でもいいかもしれないな。
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癒し系I先生の癒しボイスにとことん癒された飼い主は、そのまま二度寝。
その間も猫さん、穏やかにしていたようです。
13時に飼い主は起き、ピュアスープクリーム味にサプリを入れて与え、
15時30分にコルディMをシリンジで飲ませました。
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モンプチピュアスープは、サプリをしっかり飲ませるのには、たいへんなすぐれもの。
50gを三回にわけて与え、その都度、ペットチニック0.7mlとDフラクション4滴を入れますが、きれーーーーーに、全部飲み干してくれます。
ちなみに、このままではなく、ちょっと水で薄め、
レンジでほんのりと温めてからサプリを入れて、与えるようにしています。
特にうちの猫さんはお水を飲まないので、水分もちゃんと摂れるのがありがたい。
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ああ、そんなすぐれもの、
わが家にはもう一袋しか在庫がないのだ…
これ好きー。飲むー!!
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今日も探したのだけど、どこにも売ってないのよね。トホホ
すぐ見つかるかと思って、通販で5袋しか注文しなかったのが悔やまれる…
今日は特に冷え込み、関東でも夜は雪の予報。
なので、猫さんのためにもエアコンをつけました。
今はよく眠っています。
このまま穏やかな夜を過ごせますように…。
――【リンパ腫】レスキュー(2/7)・つづく――
文:miyakonokaori
――次話――
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この記事は、下記のまとめ読みでも読むことが出来ます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この連載の1話目です――
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――出典――
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。