「その日」がくるまで生きようず!
文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)
猫さんはおかげさまで今日も穏やかです。
とはいえ、やはりリンパ腫の子なので「元気」とはいえないのですが、
「穏やかです」と言えることが、今はとてもありがたいです。
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あ・ま・え・た♪
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手をのばすと、あまえたモードのときの猫さんは、
こうして、私の手のひらに、ひょいっと頭をのせてきます。
そして、こちらをじっと見て、何度も目を細めてきます。
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猫が目を細める=「あなたのことが好きですよ」というサインなのだとか。
そういうとき、人間も同じように目を細めて見つめると、
猫にも思いが伝わるのだそうです。
「世界一かわいいよー」「大好きだよー」
と、声をかけると、猫さん、満足そうに顔を手のひらにスリスリとこすりつけてきます。
うん、きっと伝わってる…かな?
猫さんの右の喉の腫瘍は、かなり小さくなったように思うのですが、
前もこんな感じに小さくなり、またすぐに大きくなったんで、喜んでばかりはいられません。
それに前は腫瘍は小さくなったのに、血液検査の結果のほうはイマイチだったし…。
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今週はとても穏やかに過ごせましたが、昨日・今日はちょっとだるそうかなー。
やや熱が高い気がしますし、猫さんもヒーター前ではなく、
ブランケットを入れたキャリーの中にいる時間のほうが長いです。
自分なりに体力の温存のために調節しているのでしょう。
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明日の病院での血液の結果は、
もしかしたらあまり良くない方向に出てしまうかもしれない…と覚悟もしています。
でも、猫さん本人には
「小さくなってるよー。すごいねー、きみはほんとに強い子だねー」
と、褒めまくっています。
猫さんの気力を奪わないように、マイナスのことは言わないし、顔にも出しません。
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まだまだ頑張れるYo!
うん。
まだまだいっしょにいようね。
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明日は猫さんの様子を見て、
どの抗がん剤を入れるか、あるいは抗がん剤を一週お休みするか、決まります。
前回の「ビンクリスチン」が効いていれば、
UW25・4クール目通りの「シクロフォスファミド」になるでしょうし、
効いていないと判断されたなら「Lアスパラギナーゼ」になると思います。
血液中の好中球の数が低ければ、抗がん剤は打てません。
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とにかく一日でも長く、「穏やかです」と言える日が続くよう、
猫さんともども頑張っていこうと思います。
さて、これから夜のお薬とサプリじゃー。
明日も良い日でありますように。
――【リンパ腫】4クール目(6/12)・つづく――
文:miyakonokaori
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