猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

【保護/名言】猫は寄り添うもの ~私の空、マナ!|二人の出会いは突然に(5/10)~

私の空、マナ!f:id:masami_takasu:20190208153753j:plain撮影&文:あおい空

子ネコを拾った翌日は、歩くと足に筋肉痛を感じました。原因はあの竹藪です。
行く手をふさぐ先が見えないほどの藪のなか、手で蔦をどけて、地面に絡まる木切れを踏みながら進んだことでの疲労は、相当なものでした。

慣れない子ネコとの暮らしを、仕事との両立させなければと、気が張っていたのでしょうね。金曜日に高熱が出ました。

私は布団に寝ていなければいけない状態で、土曜日曜と薬を飲んで寝込んでいたのですが、そんな時に、子ネコのマナはどうしていたと思いますか?

マナは、私の枕元にずっと座っていたのです。それが扉の写真です。
たった400グラムしかない小さなマナは、何を思ってそうしていたのでしょう?

後日、ネコを飼っているリアル友達にその事を話すと「そうですよ、マナちゃんは貴女のことをわかっているんですよ」と話してくれました。しかし当時の私は、そんな話を素直に信じることができません。「そうなのかな」と半信半疑です。

だって私は、マナと一緒に暮らして僅かに1週間しかたっていない若葉マーク丸出しの、情けない飼い主。マナが私のことが心配で、付き切りで側にいてくれたなんて、信じられるわけがないじゃないですか。

後日になって、猫という生き物が、飼い主の状況を理解するのだということを知るのですが、それはまだまだ先のことです。

この写真も、私に付き添っているマナ
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かわいいでしょ?

そうそう、この時のマナ話をすると、いつも思い出すことがあります。
それはずっと前に、実家で飼っていた犬のことです。

私がふざけて「痛い、痛い!」と仮病を使って床に転がると、その子は必死で駆け寄ってきて、わんわん吠えて私の顔を舐め続けていたのです。

犬と猫は同じことを考えているんでしょうかね?
似ていますよね。

 

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さて、子ネコと新米飼い主の、必死の日々にお話しを戻しましょう。

マナは拾った翌日からスーパーでもらってきた段ボールに紙砂を入れたトイレできちんと用を足していました。それが上の写真です。

しっかりトイレは覚えてくれた。
そう思っていたのですが、それなのに~!

10日目を過ぎた頃の事です。帰宅して夕食を食べて布団を敷くのは、いつも夜11時頃です。やっと寝れると思ってホッとして布団に入ると、何やら布団が濡れています。

「あっら~!マナおしっこしたの?」
横になったばかりだというのに、起きて布団のシーツを洗濯しなければいけません。
洗濯機を回わし、布団を乾いたバスタオルで叩き拭きをしてから、赤ちゃん用のおしり拭きでマナを拭きます。

赤ちゃん用のお尻拭きは、いつもカバンにありました。
以前、赤ちゃんを連れた友達に会った時、その友達がこんなことを言ったのです。
『赤ちゃん用のお尻拭きって、添加物がなくて、害が少ないの。普通のウェットティッシュよりも使いやすいのよね。だから手を拭いたりするのにも使っているの』

この話を聞いて以来、飲み物をこぼした時などに便利なので、ずっと携帯するようになったというわけです。

この年の9月は天気に恵まれていましたので、ベランダの柵に布団をかけて、洗濯したカバーを物干し竿にかけました。

すべて終わってから時計を見ると、もう夜中の1時を回っていました。
おしっこの後始末に要したのは、約2時間ということになりますね。

実はそんな夜が、なんとそれから1ヶ月間続きました。

大変だったかって?
そう大変でした。でも、嫌ではありませんでした。
何故かというと、あの竹藪での一件があったからです。

「本当に飼えるのか?本当に育てられるのか?」
神様に試されたあの瞬間は、いつも私の心の中にありました。

あの時の思いに比べれば、「こんなこと大したことないや」と思えたのです。
あの試練は、本当に助けになりました。

これは粗相をしたときのマナ
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いつもこのポーズでした

でも皆さん、知ってますか? 子ネコのオシッコは臭くないということを。
あんまり知られていないみたいですね。私も知りませんでした。

とにかく臭くないのです。月齢推定1ヶ月半の小さなマナのオシッコは、有難いことに無臭だったのですよ 。

このことに限らず、ネコとの生活は、寛容な精神を持たなければいけないことだらけ。
教えられることばかりでした。

この後も、子ネコとの生活では、まだまだ不思議な出来事は続いていきます。
それはまたおいおいにお話をしていきましょう。

余談ですが…
現在マナと暮らして1年半の私が、この時の事を思いだして、名文句が浮かびました。
「猫は寄り添うもの」
誰か先に言った人がいるかな? 後で検索してみましょう。

さて、この言葉が名文句であるかどうかは別にして、猫が寄り添ってくれるは確かです。経験者が言うのですあら、間違いはありません。
そう実感している方も、大勢いらっしゃいますよね。

ああ、本当に実感できて良かった!
「ネコは寄り添うもの」
なのです。

 

――二人の出会いは突然に(5/10)つづく――

作:あおい空
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構成:高栖匡躬、樫村慧

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週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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