「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)
日本を深い悲しみに沈ませた東日本大震災から、今日で三年。
亡くなった方の魂が安らかでありますよう、心よりお祈りいたします。
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先月末から、いつどうなってもおかしくない状態の猫さんが、
また今日という日を迎えてくれました。
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夜中に嘔吐し、朝方は失禁もしましたが、昨日の今頃よりは状態は安定しています。
呼吸のときの声も、昨夜より少し小さくなりました。
昨日、とてもとても頑張って、輸血に耐えてくれたから、ほんのひとときかもしれませんが、猫さんに休息のプレゼントを神様がくださったのでしょう。
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「3月11日のおちょら(お空)だよー」
いつものように、そう声をかけて、カーテンを開けました。
今は酸素室にいますので、はっきりと空は見えませんが、朝の光を感じてもらいました。
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あと2時間半、待ってみて、今の状態が続いているようなら、今日は少し離れた分院へ行き、いつもの点滴に加え、オゾン療法をお願いしようと思います。
願わくば、もう少し、呼吸の音が小さくなってくれていたらいいのですが……。
今日はいつもより移動の負担が大きいので、不安もありますが、頑張ってくれると信じています。
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三年前に、たくさんの命を奪った、この日――
どうか今日は、生きとし生けるもの、すべてに祝福が降り注ぎますように……。
――【リンパ腫】緩和(10/14)・つづく――
文:miyakonokaori
――次話――
その日がくるまで生きようず!107話
「できることはやろう」
そう思い、猫さんを病院に。
少し楽になったのかな?
僅かでも眠ってくれているのが何よりうれしい。
あと何日かで猫さんの誕生日。
あと2時間と少しで、また明日が来る。
今は、この子といられる一日一日を大切に
――前話――
その日がくるまで生きようず!105話
猫さんはリスクを覚悟で、輸血を敢行。
無事それを乗り越えて、うちに帰ってきました。
これで楽になるかな、猫さん?
正直に言うと、状態は良くない。
呼吸も荒くて。
でも、今はただ祈るだけ。
どうか、明日が今日に変わりますように。
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
――この連載の1話目です――
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――出典――
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。