「その日」がくるまで生きようず!
文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)
今日3月15日は、猫さんの8回目のお誕生日です。
生きている間には迎えられなかったけれど……
でも、苦しみから解放されて、去年と同じように、ご機嫌でいてくれているかもしれません。
いえ、きっと、ご機嫌さんなはずです。
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毎日、猫さんは夢に出てきてくれます。
今日はいっしょに、パイを食べました。
猫さんは人間の食べものは一切、口にしなかったのですが、おやつだけは、ほんのちょっとだけ、いっしょに食べたがりました。
あのふわふわつるつるの毛並みを撫でさせてくれて、私の横で、うまうまとパイのかけらを食べていました。
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今日は骨箱を抱いて(といっても、いつも抱いてますが 《笑》)、バルコニーへ出ました。この骨箱、抱くと、ほんとに猫さんを抱いていたときのように思えるんですよね。
慰められます。
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「3月15日のおちょら(お空)だよー」
と、闘病中と変わらぬ言葉をかけたあと、
「お誕生日おめでとう」
と言いました。
そのとき、ふわっとあたたかな春の風が吹いて、私の頬を撫でました。
きっと思いが伝わって、お返事をしてくれたんだな、と思いました。
そして――
また涙が止まらなくなりました。
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幸せだったなぁ…
楽しかったなぁ…
また、会えるかな…
会いたいな…
でも、今はちゃんと天国にいることを祝福しなくては。
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3月15日
天使猫・ソーニャ8歳のお誕生日
あの子のいる空は、
雲一つない、素晴らしいお天気です!
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おかーさんは今日も生きていくよ。
見守っていてね。
――【リンパ腫】天使の章(2/8)・つづく――
文:miyakonokaori
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――出典――
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。