「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)
二度目の月命日を前に、ソーニャの思い出を綴ってみようと思います。
時間が経てば、寂しさや悲しみは薄れるのかと思いきや、全然そうではなく、四十九日の法要で一区切りつけたとはいえ、ふとした瞬間に猫さんのことを思い出しては涙する……今も変わらず、そんな日々です。
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昨日は、窓のサンを掃除していて、そこにたくさんの猫さんの毛、おヒゲも残っていたのを見て、「ああ、ほんとに窓辺が好きな子だったよなぁ」と、また号泣。
でも、天使になったあの子は、残された飼い主がいつまでも悲しんでいるのを望んでいないということはわかっています。
なので、毛もおヒゲも、ベランダに置きました。
「満足したら、お空へ帰るんだよ」と言って。
しばらくおヒゲだけが残っていましたが、夕方見ると、なくなっていました。
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満足……したんだね
うん。この旅行トランクもらっちゃったよー
いいよ。ちょうどいいサイズかもね(笑)
今日はねー、いつもきみが寝ていた、ふかふかマットを捨てようと思ったけど、
頑張ってた姿を思い出して、どうしてもできなかったよ…。
これはもう少し、そばに置かせてね。
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思えば、猫さんをお迎えしたのは、8年前のちょうど今ごろでした。
ペット可の部屋に引っ越したのを機に、ペットを飼おうと決めたのです。
最初は犬を飼うつもりで、近所のペットショップを訪れたのです。
それが猫さんとの出会いでした。
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この時のことは、以下の記事に書いてあります。
どうぞご覧ください。
ぬいぐるみとほぼ同じ大きさだったソーニャは、ぬいぐるみよりはるかに大きくなって7年10ヶ月を生き、そして今は、姿を変えて、ぬいぐるみといっしょにいます。
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いるじぇーい♪
じぇーい♪
もう遊ぶ年齢でもないかもしれないけど、
気が向いたらそれで遊ぶんだよ。
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次にお迎えするニュー猫ちゃんには、ソーニャが使っていたものを基本的に使わせるつもりですが、このぬいぐるみはソーニャのものなので、ニュー猫ちゃんにも貸さないつもりです。
って、もし使ってしまったら、それはソーニャが「使っていいよ」と譲ってくれたってことだな。
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うちに来たばかりの頃は、取り替え疑惑、野良猫疑惑まで出た猫さんですが、いっしょに生活してしまったら、猫種など関係なかったです(笑)
取り換え疑惑が本当で、たとえ最初に見た子とは違う子がうちに来ていたとしても、これが縁というもの。
いっしょに暮らせたのが、ソーニャで良かったです。
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フー…まだぜんっぜん泣けるな(笑)
出会ってからお迎えするまでのドタバタも、昨日のことのように思い出せるのに、もういないなんてねぇ…
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実は写真もたくさん撮ったのに、データが見つからないのです。
パソコン、何度も替えたり修理もしたから、なくなっちゃったのかな…
いつか出てきてくれるといいなぁ。
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変な写真が出てきたら、こうやって消しちゃる♪
そうそう。
猫さんは、しょっちゅうデータを消してくれました(笑)
あと、勝手にメールを送ったりね(笑)
あれは先方に相当驚かれたYo!
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ソーニャのことを思い出すのは、つらいけれど、楽しい気持ちにもなります。
また、書きたくなったら書こうと思います。
しばしおつきあいください(ペコリ)
――【看取り/送り】天使の章(7/8)・つづく――
文:miyakonokaori
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
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――出典――
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。