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Withcat 猫と飼い主の絆について

【思い出/ペットロス】5月12日  二度目の月命日 ―そして、最終回― ~天使の章(8/8)~

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「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20190218014617j:plain文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)

今日は猫さんの二度目の月命日でした。

あの日から二ヵ月経つのか…
あっという間だったんですが、なんだかもっと前のような気もします。

このソファもなくなっちゃったもんね
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そうなのです。
猫さんがいなくなってから、体を壊しまくった飼い主は、「これじゃいかん」と折を見て、お部屋の模様替えをしていまして、このソファも、思い切って処分したのです。

いやー、これもねー、カバーとってビックリっすよ!
「こんなとこにもシッコしとったか!!」と。
隅っこに、輪っかのシミができていました(笑)
模様替えに伴って、部屋を大掃除してみたら、
猫さんの悪党っぷりが出るわ出るわ(笑)
もう、毎日、泣き笑いで過ごしていました。

大きな本棚を3つも入れることにしたので、いろいろ処分しないと追いつかないのに乗じて、思い切って、ガンガン捨てていったのですが、どうしても捨てられずにいるものが、猫さんが闘病中にくつろいでいたふかふかマット。

買った当時は、
Amazonで680円だったんだよNe♪
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そうそう。ふたつめも買ったけどさー、
人気出ちゃって、
売り上げランキングずーっと1位だったから強気になって、
倍ぐらいの値段になりよって!!

今もまだ怒りがこみあげている執念深い人

いや、そんなことはどうでもいいのだ。
「捨てよう」と意を決しても、頭をちょこんとのっけて頑張っていた姿を思い出して、どうしても、ゴミ袋に向かって手を離すことができなかったのです。

最後の方は、
だいたいこの姿勢でいたんだよね

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そうだったね…
うう、泣かせないでくれー、もー

こんなちっこい体で、闘志の塊みたいな根性を見せていたので、闘病中に使っていたものは、すべてに猫さんの頑張りが浮かんできてしまって、どうしても捨てられないのです。

四十九日の法要のとき、住職さんが
「主を失った食器やおもちゃなどは、無理して捨てることはありません」
と言っていたので、手放す時が来たら手放そうという気持ちでいます。

四十九日が終わり、二度目の月命日を終え、それでもまだ立ち直れないでいる飼い主のことを猫さんは「こりゃいかん!」と思ったのでしょうか。
しばらくはとてもそんな気持ちにはなれないと思っていましたが、なんとなんと! 来週、新しい家族をお迎えすることになりそうです。

はじめは猫さんと同じ誕生日・同じ種類・同じ女の子に惹かれていました。
でも、もしこの子を迎えたとしたら、猫さんの代わりとしか考えられなかったと思います。
「それは、ひとつの命として生まれてきた子に対して失礼だ!」
と言わんばかりに、猫さんが、自分とは全然違う子をひょいと紹介してくれました。

子猫のいる、わやくちゃな日々は、きっと私たちに心の余裕をもたらしてくれる、そんな気がしています。
そしてそんな飼い主を、猫さんも望んでいると思います。
明るく、そして穏やかになった我が家に、いつか生まれ変わった猫さんが来てくれると信じ、めいっぱいニュー猫ちゃんに愛情を注ぐつもりでいます。

違う子なんだとわかっていても……やっぱり思いますね。

あの子みたいに膝に乗ってくれる子だといいな。
あの子みたいに抱っこが好きな子だといいな。
あの子みたいに布団でいっしょに寝てくれる子だといいな。
あの子みたいにお風呂について来てくれる子だといいな。
あの子みたいにかわいい声で「ウニャ」とお返事してくれる子だといいな。
あの子みたいに病院でもおとなしくいい子でいてくれる子だといいな。

あの子みたいに…
あの子みたいに……

思いは尽きません。

やれやれ。
ほんとにあたちのことが好きだったようだNe
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そりゃもう、大好きだったYo
容姿は全然違うけど、
性格と行動は全部きみに似ていたらいいのに、と思うよ。

あ、でも、パソコンの前に陣取って、
飼い主がキーボード叩くとキレるとこは、
ニュー猫ちゃん、似ないでほしいかな。

さて、新しい子をお迎えするということで、
猫さんの闘病記としての性格を持つブログは今回でおしまいです。
これからどうしようかな…うーん…

ソーニャはとても愉快な子だったので、面白エピソードもたくさんあります。
折を見て紹介していきましょうかね。
今はニュー猫ちゃんを、しっかりと育ててあげることが優先になりますが。

さて、飼い主は今日も頑張って生きるのだー。 

 

――【看取り/送り】天使の章(8/8)・おしまい――

 
ありがとうございました

「その日」が来るまで生きようず! は今回で終了
――ではありますが、飼い主のその後を綴る2話をこの後で用意しています。

それは別編といたします。

約1年の長期連載となりました。
皆さん、ご愛読ありがとうございました。

――編集者:高栖匡躬――

 

文:miyakonokaori
 ▶miyakonokaori:記事の一覧

――次話――

次回は、思い出を綴る『その後の章』です。

――前話――

まとめ読み|「その日」がくるまで生きようず!⑱
-天使の章・それからの章(2/2)

この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この章の1話目です――

――この連載の1話目です――

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――出典――

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

 

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