【猫版】ハナちゃんの動物病院 (1話~8話)
Review
カテゴリー:診察記、闘病記
作者:ハナちゃんママ
――ハナちゃんからのご挨拶――
ハナちゃんの動物病院。犬版に続いて猫版もはじまります。
ハナのママは、動物病院の先生なんだよ。すごいでしょ。
だから私は、ママの病院の看板犬ってことになるわけ。
これから始まる『ハナちゃんの動物病院』では、私のママが、犬や猫の色々な病気について説明していくよ。病気の話だからって心配しないでね。分かりやすく、楽しめるように説明するからね。
健康に役に立つ情報をお届けするので、おうちの愛犬が病気でない飼い主さんも、どうか読んでくださいね。
あ、私には妹のコポーもいるの。コポーのこともよろしくね。
――今回は――
第1話の疥癬をはじめとした、8話の診察記です。目次
1話 ~ 8話
1話|【疥癬/ヒゼンダニの寄生】
カイカイはイヤイヤ
今日の内容は『疥癬』。原因となるヒゼンダニは、猫、犬共通の寄生虫です。
痒さでは最大級で、そればかりでなく、人にも感染します。
痒いのって、いやですね。
教えて! ハナちゃんママ!
●
2話|【子宮蓄膿症】【避妊】【堕胎】
できればやりたくない手術
今日は子宮の病気がテーマ。
子宮蓄膿症と避妊と堕胎が、同時に行なわれた事例です。
動物が好きで獣医さんになったハナちゃんママは語ります。
――何より新しく芽生えた命を消してしまう、とても重い罪です。
できればこんな手術は、やりたくないですね。と――
●
3話|【プラズマ細胞性肢端皮膚炎】
意外に知らない肉球の病気
皆さんは、肉球は好きですか?
――聞くまでもありませんね。きっと皆さん大好きでしょう。
今日取り上げるのは何と、愛すべき肉球の病気です。
その名も、”プラズマ細胞性肢端皮膚炎”
やっかいなことに、原因不明だそうです。
肉球を、守らなければ!
●
4話|【猫バンバン】
重症の猫ちゃんかと思ったら、なんと
動物病院に突然の電話!
エンジンルームに潜り込んだ猫の診察依頼!
電話の声は、
「なんとか生きている」と――
――これは重傷!
人工呼吸と、手術の準備。
重度の火傷の処置、点滴などの準備。
やってきた、猫は!!
――猫バンバンのススメ――
●
5話|【子宮蓄膿症】
猫の場合は、なかなか気づかないことも
今日の話題は子宮蓄膿症。
妊娠と間違って来院し、発見された例です。
猫はこの病気、気付きにくいのだそうです。見つかって良かったですね。
ホルモン剤(発情抑制)のメリット/デメリットを交えて。
●
6話|【閉尿】【尿石症】
オシッコガ詰まったら大変だあ
今日の話題は閉尿です。
オシッコが詰まってしまう病気。
――ですが、正確には病名でなくて、症状のこと。膀胱炎などで、こうなってしまいます。
今日の症例は、意外に良く聞く尿石症から。
閉尿になると命に係わるので、早めの対処を。
●
7話|【低血糖】
低血糖は、至急の対応が必要ですよ
今日は低血糖のお話。
ぐったっりした子猫が病院に――
淡々と治療の様子が書かれていますが、これだけ手際よくやるのは、すごいなあと思います。
――いつもながら。
ほ~ら、こんなに元気になりました。
よかったね、先生の腕が良いからだよ。
●
8話|【疥癬】2回目です
カイセンでカイカイ
今日は疥癬(かいせん)のお話。2度目ですね。
疥癬は写真のように、野生動物から感染することが多い皮膚病。
最高度の搔痒(そうよう)を伴います。
搔痒って言葉、知っていました?
痒(かゆ)いってこと。
カイカイはイヤイヤ!
●
――1話~8話|つづく――
作:ハナちゃんママ
▶ハナちゃんママ:犬 の診察記のご紹介
▶ハナちゃんママ:猫 の診察記のご紹介
解説:高栖匡躬
――ハナちゃんの動物病院・次のまとめ読み――
――ハナちゃんの動物病院・犬版のまとめ読み――
●
闘病中の飼い主さんへ
ペットの闘病、獣医さん任せになっていないでしょうか?
すこし考え方を変えれば、闘病の仕方は変わるものなのです。
●
他の飼い主さんが書いた闘病記は、実はとても役にたつものです。その理由と、闘病記の活用の仕方を考えたのが、このシリーズ記事です(全2話)
●
ペットの病気は、ペットが自分で治せるものではありません。
また、獣医師任せになっていると、大切な治療の機会を失うこともあります。
飼い主が積極的に治療に参加することで、それまでと違うチャンスが得られることも。
実体験を交えて書きました。(全3話)