リンパ腫の猫・ソーニャの闘病/看取り:
緩和(2/2)103話~110話
カテゴリー:闘病記
作者:miyakonokaori
脚本家・波多野都さんの愛猫ソーニャの、リンパ腫闘病記。
抗がん剤治療のレスキュー2回目終了後の、緩和治療(全14話)のまとめ読み(2/2)です。本章では愛猫の臨終までを記録しています。
本記事は、本章7話~14話のまとめ読みです。
――概要――
2回目のレスキュープロトコールが終わりました。
延命と言う意味でも、打つ手が尽きたということに等しい状態。そこから飼い主として、これまでとはまた違う葛藤が始まります。
「その日」は何度も覚悟をしてきたけれど、現実にそれが近づいてくるとまた違う。
別れの時は、出会いの時と同じくらいに大切ですね。
動物と飼い主の心の絆が、感じられる。
見えなかったものが、はっきりと見えてくる時でもあります。
飼い主の気持ちを、どうか感じ取ってみてください。
【目次】
- リンパ腫の猫・ソーニャの闘病/看取り:緩和(2/2)103話~110話
- 3月10日 朝~3月12日 午後
- 103話(7/14)| 3月10日 朝 6:50|また新しい今日
- 104話(8/14)| 3月10日 昼 11:39|病院へ行きました
- 105話(9/14)| 3月10日 夜 20:27|病院から帰りました
- 106話(10/14)| 3月11日 朝 6:59|いつものように
- 107話(11/14)| 3月11日 夜 21:50|二度目のオゾン療法
- 108話(12/14)| 3月12日 朝 7:54|朝を迎えることができました
- 109話(13/14)| 3月12日 昼 10:18|永眠しました
- 110話(14/14)| 3月12日 午後 13:51|その日が来たのでさようなら
- また会おうず、ソーニャ
- 「その日」がくるまで生きようず! 各章の1話目で振り返ります
- おすすめのまとめ読みです テーマ:闘病と別れ
3月10日 朝~3月12日 午後
103話(7/14)| 3月10日 朝 6:50|また新しい今日
たくさんたくさん、頑張ってきた猫さん。
「これ以上望むのは酷かもしれないね」
でもね、猫さん。
今はどうしても頑張ってほしい。
私のためにではなく、あなたを慈しんだもう一人の親のために。
お願い猫さん。
頑張れ、頑張れ、頑張れ
●
104話(8/14)| 3月10日 昼 11:39|病院へ行きました
諦めの悪い飼い主。今日も病院に――
少しでも楽になってほしい。輸血はできるかな?
リスクはある。
それ自体が命を奪うことだってある。
猫さんは「ここで頑張る」という目。
もしものことがあっても、それは猫さんの運命だ。
そう決めた。
●
105話(9/14)| 3月10日 夜 20:27|病院から帰りました
猫さんはリスクを覚悟で、輸血を敢行。
無事それを乗り越えてうちに帰ってきました。
これで楽になるかな、猫さん?
正直にいうと、状態は良くない。
呼吸も荒くて。
でも、今はただ祈るだけ。
どうか、明日が今日に変わりますように。
●
106話(10/14)| 3月11日 朝 6:59|いつものように
震災の日です。
猫さん、また今日という日を迎えてくれました。
「3月11日のお空だよー」
窓から朝の光が――
猫さんは、昨日の今頃よりは安定しています。
ほんのひとときかもしれませんが、神様が下さった休息かな。
さあ、今日も病院へ――
●
107話(11/14)| 3月11日 夜 21:50|二度目のオゾン療法
「できることはやろう」
そう思い、猫さんを病院に。
少し楽になったのかな?
僅かでも眠ってくれているのが何よりうれしい。
あと何日かで猫さんの誕生日。
あと2時間と少しで、また明日が来る。
今は、この子といられる一日一日を大切に
●
108話(12/14)| 3月12日 朝 7:54|朝を迎えることができました
0時過ぎ、猫さんはAちゃんに甘えて一緒にお風呂場へ。
それからよろよろと、寝室に来てくれました。
いっしょに寝るって、どれぐらいぶりだろう?
そのまま新しい朝。
腕の中で、穏やかな顔。
きっと、思うところがあるのかな、猫さん。
●
109話(13/14)| 3月12日 昼 10:18|永眠しました
3月12日10時12分
ソーニャ「そのとき」を迎えました。
――とても短い1話。
「後悔はない」と作者は語ります。
「その日」をどう迎えるのかは、飼い主が選択できるのです。
そんなことを教えられる闘病記。
あと1話、続きます――
●
110話(14/14)| 3月12日 午後 13:51|その日が来たのでさようなら
愛猫ソーニャ、永眠。
「その日」は3月12日でした
「そのとき」は午前10時12分
こんなにきっちりと孝行して、旅立っていくとは!
あっぱれ!な最期でした
出会えてよかった
この子がうちに来てくれてよかった
ありがとう、ソーニャ
また会おうね
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また会おうず、ソーニャ
5年前の昨日、ソーニャは天国に。
その闘病記を見つけたのは、樫村慧さんで、
波多野さんに掲載のお願いをしたのは、1年前のことでした。
闘病記の中でソーニャは生きていて、一緒に喜んだりハラハラしたり。
そんな風に続いた1年。
思い出を少し――
●
これまでの闘病の経過
病気の発覚から確定診断まで
2013年9月25日~
第1クール
2013年9月29日~10月29日
第2クール
2013年11月5日~11月26日
第3クール
2013年12月24日~2014年1月13日
レスキュー1回目
2014年1月14日~2014年1月20日
第4クール
2014年1月21日~2015年2月3日
レスキュー2回目
2014年2月4日~3月5日
緩和
2014年3月7日~3月12日
――緩和・まとめよみ(2/2)・おわり――
――天使の章に続きます――
作:miyakonokaori(波多野都)
▶miyakonokaori:記事の一覧
コメント:高栖匡躬
――次のまとめ読み――
――前のまとめ読み――
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「その日」がくるまで生きようず!
各章の1話目で振り返ります
はじめに
第1章|リンパ腫と判明するまで
第2章|UW25 1クール目
第3章|UW25 2クール目
第4話|UW25 3クール目
第5話|UW25 一回目のレスキュー
第6話|UW25 4クール目
第7話|UW25 二回目のレスキュー
おすすめのまとめ読みです
テーマ:闘病と別れ