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Withcat 猫と飼い主の絆について

【まとめ】虹の橋の猫(第1章:銀の鈴)~愛と絆と永遠の物語~

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虹の橋の猫 ~第1章:銀の鈴~

虹の橋の猫_扉

Review
カテゴリー:童話
作者:水玉猫
『虹の橋の猫』第1章(1話~7話)は、2017年11月21日にWithcatで連載が始まりました。
物語は、猫と飼い主のおかあさんの、いつまでも消えない心の絆を、猫の視点から情感たっぷりに描いています。
愛猫、愛犬を亡くした、多くの飼い主さんたちの共感を得た作品です。
第1章は 銀の鈴
雉白の猫が、虹の橋の街に旅立つストーリーが描かれます。大好きなおかあさんを思い出す雉白の猫。
愛情と絆と永遠のお話が始まります。

【目次】

 第1章|銀の鈴(全7話) 

1話|旅の始まりと、虹の橋への切符

ある日、猫に届いたのは、虹の橋行の切符だった――
そこから始まる、猫の旅立ちの物語。
悲しい話ではありません。やさしいお話。
語られるテーマは愛情と絆、そして永遠。
ペットとの別れを経験した方に、ぜひ読んでいただきたいです。
きっと別れって、ないんだと思う。
そう思わせるような作品です。

2話|旅渡し守の歌と、振り出した雨

猫が着いたのは船着き場。虹の橋行の船が出るところ。
沢山もってきた荷物の中から、1つだけ船に乗せる事が出来る。

うちの子の事を思いだす。あの子は何を持っていっただろう?
食いしん坊だったし、おやつだろうか?
それもいいな。あいつらしくて――

3話|雨の船出と、渡し船から見えたもの

渡し船から飼い主が見える。やさしかったおかあさんの姿――

うちの子は、どんな風に思ってくれただろうか?
持っていっておやつに、一生懸命だったんじゃないかな?
飼い主を想って泣いたりせずに、おやつ夢中で、気が付いたら向うにいたというのがいいな。
皆さんはどうかな?

4話|口ずさんだ歌、猫が好きだった歌

猫の気持ち、おかあさんの気持ち、どちらも切ないけれど暖かい。
目の前にいなくなっただけで、その子はいつも一緒にいる。
そんなことに気付かせてくれるお話です。

5話|鈴が歌う、母さんが歌う、猫も歌う

猫と飼い主との絆――
読む都度「うちの子はどう?」と自分のこととして考えてしまう。
うちの絆は、どうだったかな?
こっちは、強いつもりなんだがな。
お前の方は、どうなんだ?
――って。
小さな話だけれど、この作品、おかあさんを、ひらがなで書いてあるのがとてもいいなあ。

6話|新しい涙と、心に掛かる虹の橋

この話を読むごとに、うちの子のことを思い出す。
家族だった我が子を、見送ってからも、
いつでもその子は、側にいるような感覚。
そこにいなくなっただけ。ずっと一緒にいるという感覚。
ペットを飼うという行為は、ペットがいなくなってからもずっと続いている。
そんな感覚。
きっと、いつまでも一緒なんだよ。

7話|いつか見たおもちゃと、消えない絆

第1章の最終話です。
読むほどに猫に感情が移る話。
うちの子はどうしてるかと、その都度思う。
きっとうちの子は、あっちに行ってもあっけらかんと、ボールや棒を追いかけているんだろうなあ。
こちらのことなんて思い出さなくていいよ。楽しくやりなよ!

1章のおわりに
『虹の橋の猫』1章、いかがだったでしょうか?
筆者は、今はいないうちの愛犬を、思い出しました。
この話を読むと、毎回うちの子の顔が頭に浮かんできます。
「あいつは今頃、どうしているのかな?」
そう思うのですが、そこに悲しみなどはなく――
きっと向うで、楽しくしているだろうと思えて、それが嬉しくもあって――
皆さんは、どう感じましたか?

連載のはじまりに寄せて

※連載開始に先立つTwitterでの告知文

(虹の橋の猫|その1)
虹の橋をモチーフにした物語は多いが、なんだかセンチメンタルすぎて肌に合わない。ずっとそう感じていた。
どうも自分は、虹の橋とは縁遠いなあと思っていたら、良い話に出会った。
なんとこの話、冒頭でいきなり猫に、虹の橋行の切符が届く。

(虹の橋の猫|その2)
この話は、カテゴリーでいうとファンタジー、又は童話だ。
ネタバレになるので、内容には触れないけれど、暖かくてとても良い話だ。
ペットとの別れを経験した方に、ぜひ読んで欲しいと思った。
うちの子は、あちらでどうしているのだろうか?

(虹の橋の猫|その3)
うちは虹の橋では待ち合わせはしていない。道を間違えないで、天国に行けただろうか?
道草が好きな子だった。散歩に行くと、何にでも興味をもって匂いを嗅いだものだ。太い棒や、ボールも大好きだった。

おっと言い忘れたが、うちの子は猫ではなく、犬だ。

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 ――虹の橋の猫(第1章:銀の鈴)・2章につづく――

作:水玉猫
 ▶水玉猫:猫の作品
 
解説:高栖匡躬 

――第2章はこちらです――

 虹の橋、犬と猫は天国に行けるか

 

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