リンパ腫・抗がん剤治療:
1クール目 12話~19話
カテゴリー:闘病記
作者:miyakonokaori
脚本家・波多野都さんの愛猫ソーニャの、リンパ腫闘病記。
抗がん剤治療の第1クール目(全13話+α)を記した、後半8話です。
もの言わぬ愛猫の闘病は、飼い主にとって苦労の連続。
ついつい、弱音を吐く事も――
だけれど、苦しいだけかと言うとそうでもない。
嬉しいことだってある。
――曇り空に日が射すように。
そういうことは、闘病の中でだんだんと気が付く事なのですね。
【目次】
2013年10月14日 ~10月29日
12話|救世主あらわる!!その名は『フェロビタ』
闘病とご飯の悩みは、もうセットみたいなものですね。
当たり前にたべていたご飯が、食べられなくなる。
食べたら褒めてあげる――
そうそう、それがはじまりますね。うちもそうだった。
悩んでも仕方ないし、楽しまなきゃね。
頑張ろうず!
●
13話|抗がん剤 ビンクリスチン1-3
検査結果に一喜一憂は、ペットの闘病にはつきものですね。
そして抗がん剤のこと――
回数を重ねると耐性がついて、段々と効かなくなる。
副作用も心配――
カリッカリッ……
猫さんがフードを食べる音に、作者の心が和みます。
頑張ろうず!
●
14話|脱水対策と体調管理
闘病中は、食事のこと――
毎日のように考えますね。飼い主は。
食べた/食べない?
良いサプリは無いか?
「飼い主さんから直接『良い』と聞いたものにまさる情報はありません」
他の子の闘病記を読むメリットは、ここにもありますね。
本当、助かるず!
●
15話|食べない猫の体重を増やすには
闘病は、食欲不振との闘いででもある。
美味しいものは色々あるけれど、病気のことを考えると――
そんな時、良いものを見つけると、嬉しいんですよね。
元気な時の何十倍も嬉しい!
頑張ろう、うん、ばんがろー!
●
16話|抗がん剤 ドキソルビシン1-4
「ドキソルビシン」
リンパ腫に対して最も強力な抗癌剤
毒性も強く……
慄く飼い主――
そういえば、以前うちの子が別の病気で、ICUに入っことがありました。
隣のケージの小型犬が抗癌剤投与をしていて、
確か『危険:要注意』というような張り紙があった。
抗がん剤って強いんですね。
●
17話|あれ、今回も副作用、ないかも
「リンパ腫では」と言われてから、ちょうどひと月。
この日は、穏やかな日。
副作用もなさそうで――
ヒーターを出したら、猫まっしぐら。
でも、食欲の心配はつづく――
闘病をしていると、普通の日々が愛おしくなってくるんですよね。
●
18話|泣けてきた、飼い主の闘病疲れ
波多野都さんの闘病記で、最も心打たれる話の1つ。
――ぜひ、読んで欲しい。
飼い主の闘病疲れ――
綺麗ごとばかりじゃないよ。疲れるんだよ、心も体も――
”つい猫の前で涙をこぼしてしまった”
そりゃあそうだよねえ。
さあまた、頑張ろうず!
●
19話|1クールの終わり、抗がん剤お休みの週
治療の”1クール目”が終了。
もの言わぬ猫の闘病は、飼い主の心の在り様次第ですね。
難しいなぁー
穏やかにしていたのでつい忘れてしまいがちだけど、
リンパ腫はやっぱりものすごく難しい病気なんだよなぁー
”2クール目”も、頑張ろうず!
●
波多野都さんのTwitterより
~3月11日 命日のツイート~
四年前のこの時間はまだ生きていて、このベッドで寝ていてくれたんだよなぁと思う、そんな朝。ずっと人間といっしょに寝る子だったけど病気になってからはひとりでいたがったので、半年ぶりぐらいに来てくれた。思えばあれは旅立つ前のお別れをしてくれていたんだな。本当に良い子でした。
亡くなってしばらくは悲しくて寂しくて、あんな良い子はいなかったと思ってはまた泣いていたけど、時が経つと「いやいや、あやつは結構な悪党だったw」と笑って思い出せるようになった。パソコン前に陣取って飼い主の仕事の邪魔をする、テレビに乗って音量を最大に上げる、など悪戯しまくってたっけ。
8歳の誕生日を迎える3日前に空へ行ってしまった。ずっとお世話になっていた獣医さんに報告すると、電話の向こうで泣いてくれた。最後まで人間を信頼していた子だったから、飼い主だけでなく関わった人みんなに愛されたんだと思う。
なかなかの悪党だったけどw
だけど私にとっては世界一良い子。
――第2クール目に続きます――
作:miyakonokaori(波多野都)
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コメント:高栖匡躬
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