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【腎不全|闘病記】生きると言うこと・ボスの復活劇 ~ボスの旅立ち(3/10)~【看取りまで】

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ボスの旅立ち 
~深刻な病状。生きるということ~
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撮影&文:ボスのかあちゃん
 

退院した日、私は主人と一緒に、ボスの病院へ行きました。
そこで初めて先生から、主人とボスとの二人三脚の頑張りの事を、聞かされましたました。
『俺は絶対、ボス君は母さんが退院するまで頑張るのは 無理だと思った』
そして、
『でもボス君は父さんと二人三脚で頑張った。父さんも本当、よく頑張ったよ。なかなかここまでやる父さんいないよ』と。

それを聞いた私は、病院で大泣きしてしまいました。

先生からは改めて、ボスの病状について教えてもらいました。
かなり深刻な状態でした。

私は冷静に聞こうと頑張りましたが 、涙が止まりません。

「ボスがいなくなる?」
この時初めてそう思いました。
もう、頭がパニックでした 。

 

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退院してからの2週間は、毎日外出することもなく、私は付きっ切りでボスの看病に専念しました。
自分の身体もキツかったのですが、自分の体なんてどうでもよかった。

「ボスが、ボスが助かってくれれば」
その一心でした。

そんな私の気持ちに応えるように、ボスは日に日に元気を 取り戻していきました。

 

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ボスは毎日私にべったりで、まるで赤ちゃんの頃のようでした。

毎日ご飯を食べさせて――
毎日薬を飲ませて――

体重も 2.4kg から2.6kg まで増えました。

 

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『母さんは 最高の薬だね』
先生からは、そう言われました。

「ボスは大丈夫!」
「まだまだ 一緒にいられる」
私は思いました。

週2回の点滴と薬、それで頑張れる。
そう信じていたのです……

この時のボスは、ほんとすごかった。
生きるということはこういうことなんだと、身をもって私に見せてくれました。

盗み食いするボス
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お昼寝するボス
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そして遂にボスは――
自分では上がれなくなっていたソファーにも乗れるように!

それが、扉の写真です。

 

――ボスの旅立ち(3/10)つづく――

文:ボスのかあちゃん
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まとめ読み|ボスの旅立ち ①
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週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

 

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