猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

【エンジンルームの危機】重傷の猫ちゃんかと思ったら、なんと ~猫バンバンは大切です~

【関連コンテンツ】

ここは『ハナちゃんの動物病院』(猫版)です。

猫バンバンって知っていましたか? これ大事なんです。

今日は、自動車のエンジンルームに入ってしまった猫ちゃんのお話。連絡を受けたママは、重傷だって大慌て。さてさて、猫ちゃんはどうなったかな?

f:id:masami_takasu:20171105145158g:plain

撮影&文:ハナちゃんママ
 

いつもお世話になっている車のディーラーさんからの電話。
お客さんの車のエンジンルームに潜り込んだ猫の診察依頼でした

「え!! どんな状態ですか?」
と尋ねると、
「なんとか生きてます!」
と、いう答えです。

これは重症に違いない・・・・

「すぐ向かう」
とのこと――

最悪を想定し、人工呼吸や傷の縫合のための手術の準備。
重度の火傷の処置、点滴などの準備。

時間外ということもあり、緊張しながら待っていました。

――到着――

そして、猫ちゃんを箱から出してみると――

f:id:masami_takasu:20180228211700j:plain
なんとビックリ!

中にいたのは、恐怖にひきつった表情の、雨と泥に汚れた猫ちゃんでした。

呼吸も意識も正常。
外傷もやけども、骨折などもないようです。

f:id:masami_takasu:20180228212102j:plain
どうやら大丈夫そう

ディーラーさんによると、エンジンルームの潜り込む場所によっては、大変なこともあるらしい。

ひどい火傷や――
シャフトに巻き込まれるとグチャグチャになることも――

f:id:masami_takasu:20180228212217j:plain
助かったニャ!

体の汚れをふき取って体を乾かし、
念のため様子を見るため、1晩入院することとなりました。

寒い時期には、猫のエンジンルームへの侵入が増えます。

エンジンをかける前にボンネットをたたく

『猫バンバン』

をやって下さいね。

看板犬のハナはというと

ハナがコポーのサークルに入り込んで
狭い中でじゃれ合っていたが、
コポーがハナの下腹部あたりに鼻先をあてて――

f:id:masami_takasu:20180228212708j:plain
えっ、おっぱいさがしてるの?

ハナも初めてのことでびっくり!

f:id:masami_takasu:20180228225646j:plain
コポーはお母さんが恋しいのかな?

ハナちゃんママからアドバイス

最近、うちの病院でもエンジンルームに潜り込んだ猫の診察を2件やりました。
どちらも怪我はなく、油・泥で汚れ怯えている状態でした。
機械に巻き込まれると、助けることはできません。

猫バンバンという簡単な行動で、猫ちゃんを守れますから是非やって下さい。

【Withcatより】ここでご紹介したものは、病気を疑ってみる初歩的な知識です。もしもご家庭のワンちゃん、ネコちゃんに該当する症状があったら、すぐに動物病院を受診なさってください。

――いつもやさしい、ハナちゃんママの動物病院はこちら――
f:id:masami_takasu:20171105145302j:plain
日光どうぶつ病院

 ▶ハナちゃんママ:犬 の診察記のご紹介
 ▶ハナちゃんママ:猫 の診察記のご紹介

――次話――

【子宮蓄膿症】
猫の場合は、なかなか気づかないことも

妊娠と間違って来院し、発見された例です。
猫はこの病気、気付きにくいのだそうです。見つかって良かったですね。
ホルモン剤(発情抑制)のメリット/デメリットを交えて。

――前話――

まとめ読み|【猫版】ハナちゃんの動物病院 ① など
この記事は、まとめ読みでも読むことが出来ます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――ハナちゃんの動物病院(猫)・初回の記事です――

――おすすめの記事です――

――出典――

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

© 2017 Peachy All rights reserved.