猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

【リンパ腫|闘病記】夢中で読んだ闘病記 ~リンパ腫と判明するまで(3/4)~

「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20171212122806j:plain文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです)

私はこのとき、超をつけてもいいほどの急ぎの案件を抱えていましたが、
「リンパ腫」という病名が頭の中を渦巻いて、どうしても集中できませんでした。

もうこういうときは開き直って検索じゃ!

そう決めてから、「リンパ腫」「リンパ腫 猫」「リンパ腫 猫 余命」と、ひとつずつ言葉を増やして検索していきました。
検索してヒットした記事を読むたびに、胸に重苦しいものが広がっていきます。

「完治はない」
「寛解しても確実に再発する」
「抗がん剤で酷い副作用に苦しむ」

などという文字を目にするたびに、涙が浮かんできました。

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【愛猫の思い出】出会いと別れはワンセット ~別れは実は、はじまりかもね~

f:id:masami_takasu:20180113002657j:plain撮影&文:miao

「どうして、始まりには終わりがあるのだろう? ずっと続けばいいのに」
大切なものをなくした時、誰もがそんな風に思うはず。

悲しみに凍えそうな、ある夜のことだった――
本当に、不意の出来事――
窓の向こうのお月さまを見ていたら、ふと私の脳裏に、”それ”が降りてきた。
それはまるで私の大切なalexが、こっそりと教えてくれた、おまじないのように思えた。

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【リンパ腫|闘病記】告知された可能性 ~リンパ腫と判明するまで(2/4)~

「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20171211171140j:plain文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです

病院に入るとロビーにはジャズが流れ、床もソファも清潔感いっぱい。

すぐに診察室に通され、先生と対面。
I先生は優しい人柄が全身からにじみ出ているような人で、話し方も穏やか。
それにその説明はとても丁寧で、わかりやすかった。

中でもいちばん安心できたのは、
これからどんな検査をするのか、その結果何がわかるのか、など、話しているときも、
先生の手はずっと猫さんを落ち着かせるように触れていたこと。

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【初めての本格的な飼育】愛を求めて旅立った猫 ~猫を拾うということ(その3)~

f:id:masami_takasu:20171226190405j:plain文:はくたく

さて。
ふてぶてしき虎猫・『とりま』の次に俺が出会ったのは、生後二ヶ月ほどの子猫であった。

『とりま』が去って数ヶ月。
事故で重傷を負った俺の体もずいぶん回復してきて、飯も普通に食えるようになっていた頃のことだ。

ある日曜の朝。俺は何の気なしに部屋のドアを開けて外を見た。
ふと、予感がしたのだ。声でもなく、音でもなく……気配としか言いようのない、何かが外に来ている感じだった。 

周囲を見渡しても、誰もいない。気のせいかとドアを閉めようと下を見たら、そいつがいた。

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【リンパ腫|闘病記】乳腺種? 手に触れたのは、いくつもの小さな塊でした ~リンパ腫と判明するまで(1/4)~

「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20171211170657j:plain文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです)

2013年の夏は、まさに酷暑と呼べるもの。

これまでも猫さんは、夏になると家の中で最も涼しいところを探しあて、そこでごろりと寝転がっていました。

今年もお気に入りは寝室のベッドと窓辺の隙間。
クーラーは嫌いなので、風には当たりたくないのです。

いつもと変わらない夏の猫さんでした。
と言っても、私はしばらく実家にいましたので、その間、猫さんといっしょにいてくれたのは、同居人・Aちゃんでした。

私もAちゃんも、家での仕事をしています。
つまり、どちらかは必ず猫さんのそばにいるという状態でしたが、
そんな私たちでさえ、この夏の猫さんの変化については
「毛玉を吐く回数が増えたかな」「食欲も少し落ちているかな」程度にしか考えていませんでした。

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【リンパ腫|闘病記】わたしが、闘病の記録を残そうとおもった理由は ~はじめに~

「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20171230202336j:plain文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです)

うちの猫さんは2006年3月15日、兵庫県生まれのロシアンブルーの女の子です。
うちに来る直前にトラブルがあったものの、それ以降はすこぶる元気で、
この7年、病気らしい病気とは無縁の生活を送ってきました。

扉の写真は、うちにきたばかりの頃。マジ天使! 世界一かわいい! ←飼い主バカ

ですが、今、猫さんは「多中心型リンパ腫」と闘っています。
低分化型、おそらくステージはⅤ。末期です。

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2月14日 Withcat は再スタートします。

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編集体制の整備のため、しばらくお休みをいただいていましたWithcat『猫の話をしようか』ですが、 2月14日のバレンタインデーに合わせて再開いたします。

どうぞお楽しみに!

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【猫版】病気別闘病記リスト ~2018年1月29日現在~

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闘病記について(下記はWithdog《犬版》に書いた文章です)

皆さんは、愛犬家の闘病記について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
きっと愛犬が健康なうちは、あまり気にも留めないものだと思います。我が家でもそうでした。

愛犬が病気になり、しかもそれが深刻なものと分かると、飼い主は必死で情報を集め始めます。そしてそこで気付きます。我が家の愛犬の病気に関する有用な情報は、ほとんどないことに――

(以上、闘病記を読むメリットから引用)

Withcatでは、飼い主さん自身が書かれた闘病記を、病気別で連載をしています。

なぜならば、闘病の際に最も役に立つのは、獣医師や動物医療の専門家の書いた論文や、医学資料などではなく、医療には素人であるはずの、飼い主さんが残した闘病記であると考えるからです。

本記事では、Withcatでご紹介させていただいた闘病記、および病気の情報の一覧(2018年1月29日現在)をまとめました。

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