猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

【猫の怪我/化膿】半野良の猫ちゃんの怪我 ~エリザベスカラーが使えたら良かったのに~

ここは『ハナちゃんの動物病院』(猫版)です。

今日は病気では無くて、猫ちゃんの怪我のお話です。

怪我って舐めちゃうと治りにくいから、飼い主さんは工夫してあげてくださいね。
例えばエリザベスカラーとか。
(わたしの付けているエリザベスカラー、素敵でしょ?)

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撮影&文:ハナちゃんママ
 

1ケ月前に、半ノラ猫ちゃんが飛節部(かかと)の傷で来院しました。
連れて来たのは、ご近所でこの猫ちゃんの面倒を見てあげている方。

1cm未満の小さな穴があいていて。
洗浄と消毒、注射をして、内服薬を処方しました。

「エリザベスカラーは、ノラ猫だし可愛そう」
とのことだったので、
「何か舐めない工夫をしてあがて下さい」
とお願いしておきました。

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【ハワイに野良猫はいないんだ】見つけたのは、わたしの故郷 ~野良猫のアイデンティティ(後編)~

f:id:masami_takasu:20180325234943j:plain文:高栖匡躬 

一乗寺は無人の小さな駅。
ホームの端は階段になっていて、ゲートなど何も無く、直接通りに繋がっている。駅と言うよりも、長い屋根のついたバスストップという印象だ。

わたしはバックパックから、折りたたんだ地図を取り出した。
そこには目的の住所に丸がつけてあった。その場所――つまり祖母の生家――は、目の前の通りを右に折れたところにある。

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【リンパ腫】11月9日 グッズとか本とか(ブログ情報スゲー!) ~2クール目:補足・サプリ&グッズ(1)~

「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20180323091009j:plain文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです)

今週もおかげさまで、猫さんは副作用もなく穏やかでいてくれているのですが、
うーん…やっぱりおしっこの回数が少ないのが気になる。
おしっこはここのところ一日一回、うんちは三日に一度、というペース。

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【ニホンゴガ・ワカリマセン】私が日本にやって来た理由 ~野良猫のアイデンティティ(前編)~

f:id:masami_takasu:20180325232808j:plain文:高栖匡躬 

バックパックを背負ってホテルを出ると、正面から差す朝日が眩しかった。
目を細めながら、深く息を吸い込むわたし。
日本の空気は、生まれ故郷のハワイとは違う。
すこし湿っていて、すこしだけ若葉の匂いが混じっているような感じ――
そして――、ちょっと肌寒い。

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【リンパ腫/UW25プロトコール】11月5日 ビンクリスチン2-1 ~2クール目(1/7)~

「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20180323023821j:plain文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです)

おかげさまで、1クール目はこれといった副作用もなく終わり、
食欲があまりない以外は、以前とまったく変わらない様子でいる猫さん。

前回の血液の結果が良かったし、もしかしたらこのまま奇跡起きちゃうんじゃないの? と飼い主も上機嫌でいられた週でした。

特別に書くことがないという一日の、なんというありがたいことか。

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【動脈血栓栓塞症】心疾患に由来することが多い病気です ~足に血行障害と麻痺があったら要注意~

ここは『ハナちゃんの動物病院』(猫版)です。

今日は動脈血栓栓塞症(どうみゃくけっせんせんそくしょう)のお話。

早口言葉みたいだけど、ハナはすぐに言えたよ。みんなはどうかな?
どうみゃく→けっせん→せんそくしょう
どうみゃくけっせんせんそくしょう
動脈血栓栓塞症
――ふぅ、難しい。

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撮影&文:ハナちゃんママ
 

先日、後ろ片足が動かないという猫ちゃんが、来院しました。
外に出ない子なので、交通事故ではないし、室内で突然発症したということです。

まず、床の上で歩き方を見ようとしてキャリーケージから出してもらおうとしたとき、後ろ足の肉球の色が左右違っていることに気が付きました。
触ると片足だけ冷たくなっています。

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【猫版】病気別闘病記リスト ~2018年3月30日現在~

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闘病記について(下記冒頭部は、Withdog《犬版》と同じ文章です)

皆さんは、愛犬家の闘病記について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
きっと愛犬が健康なうちは、あまり気にも留めないものだと思います。我が家でもそうでした。 愛犬が病気になり、しかもそれが深刻なものと分かると、飼い主は必死で情報を集め始めます。そしてそこで気付きます。我が家の愛犬の病気に関する有用な情報は、ほとんどないことに――

(以上、闘病記を読むメリットから引用)

Withcatでは、飼い主さん自身が書かれた闘病記を、病気別で連載をしています。

なぜならば、闘病の際に最も役に立つのは、獣医師や動物医療の専門家の書いた論文や、医学資料などではなく、医療には素人であるはずの、飼い主さんが残した闘病記であると考えるからです。

本記事では、Withcatでご紹介させていただいた闘病記、および病気の情報の一覧(2018年1月29日現在)をまとめました。

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【なんで連れて行っちゃったの?】不思議な旅立ち。それは偶然なの? ~みみ子さんがうちの子になったのは(後編)~

f:id:masami_takasu:20180317110829j:plain撮影&文:ゆきねー

~うちの子がうちにくるまで No.2-2~

”うちの子がうちにくるまで”とは
愛猫を家に迎えるまでの葛藤を、飼い主自身が、自分の言葉で綴ったエッセイのシリーズです。

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――うちに来てからのこと――

ここからは、みみ子さんが、うちに来てからのことを書こうと思います。

前話に書いたように、みみ子さんはすぐにトイレを覚えてお利口な猫でした。
しかし、その一方では、とてもやんちゃな子。

カーテン登りが大好き。クリスマスツリーにもよじ登り倒してしまうので、それ以来我が家ではクリスマスツリーを飾らなくなりました。
やんちゃなみみ子さんは、すごく甘ったれで、いつもベッドに潜り込んでくるほどでした。

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